ドラムスティックの種類と選び方。初心者にオススメのスティックも紹介!

ドラムを始める人が一番最初に買うものと言えば「ドラムスティック」でしょう。

しかしながら楽器屋さんに行ってみても種類が多すぎてどれを選んだらいいか分からない人も沢山いると思います。

実際に私がそうでした。

 

私は運良く周りにドラマーの知り合いがいたので一緒に選んでもらったから良かったものの、周りにドラマーがいない人は何を基準にしたらいいか分からないのではないでしょうか。

 

そんなあなたに朗報です。私が今から全部解説します!

さっそくいってみましょう!

ジャンプできる目次

スティックの材質

主に使われている木の種類には以下の3つがあります。

ヒッコリー(Hickory)

ドラムスティックの大半がこの材質で作られています。

固さ・重さ・弾力性・しなり具合が適度なため、多くのドラマーがヒッコリー材を使用しています。

白色の木目で暖かみのある音です。ジャンル問わず使用されています。

とにかく迷ったらヒッコリーのスティックを選ぶといいと思います。

 

少女漫画で言うところの学校で人気者の親切・色白王子。

オーク(Oak)

固くて重く、弾力性に欠けます。価格が安価なのでコスパが良いです。折れにくく、ヒッコリーより木目が黒いです。

音は、ヒッコリーに比べて暖かみがなく、無機質で冷淡な印象です

耐久性が高く、音量を出しやすいためロックやパワーが必要なジャンルで人気があります。練習用としてもよく使われます。

 

少女漫画で言うところの体育館裏でガニ股でタバコをふかしている金髪ヤンキー。

メープル(Maple)

固くて軽く、木目は白くて荒いです。

表面はつるつるとしてなめらかで非常に触り心地が良いです。

コントロールしやすく繊細なプレイに向いているため、ジャズやアコースティック、クラシックのジャンルで人気があります。

比較的折れやすいため、パワープレイには不向きです。

 

少女漫画で言うところの、お人形さんみたいで色白、華奢なヒロインの女の子。

 

基本的には上記3つですが、以下の素材も使われています。

レッドヒッコリー

ヒッコリーの中心部の密度の高い木で作られたもの。

老齢で耐久性と柔軟性が高いため、サイズを変えずにパワーや音量を増やしたい時におすすめです。

 

その他にもクラシックスネアで使われているローズウッド材や、カーボンファイバープラスチック金属などで作られているスティックもありますが、特別な場所でしか使われないため、気にしなくて大丈夫です。

スティックのチップ

スティックのチップの形状は以下のものに分類されます。初心者がスティックのチップを選ぶ際には、できるだけ音色の変化が少ない球型か四角型を使用するといいでしょう。音色の変化が大きいものは、コントロールするのが難しいので、慣れてきてから使用することをオススメします。

球型(ボール型)

歯切れの良い音が特徴で、どの角度から叩いても同じ音色の音が出しやすいため、初心者におすすめです。

四角・樽型(スクエア型)

球型よりも音量が大きく、粒の揃った音が出しやすいです。

卵型

叩く時に角度を変え、音に変化を加えやすいことが特徴です。涙滴型よりは音色のバラつきが少ないです。

涙滴型(ティアドロップ型)

卵型よりも叩く角度によって音色の変化をつけやすいです。

円錐型(トライアングル型)

叩く角度によって音色が大きく変わります。

ジャズプレイなどに向いています。

チップの材質

 

「チップ」はスティックの先端部分を指します。チップの材質は、基本的にウッドチップかナイロンチップです。

2つともそれぞれに良さがありますので、自分の好みに合わせてぜひ叩き比べてみてください!

ウッドチップ

暖かみのある音が出せます。ナイロンよりは耐久性が低いです。

リバウンドが変わってしまうため、欠けてしまったらすぐに交換した方が良いです。

ナイロンチップ

ウッドチップよりも輪郭のはっきりとした音が出せます。耐久性が高いです。(ですが、すっぽりとナイロンの部分が飛んで行ってしまった…!なんて話も聞いたことがあるので、一長一短ですね笑)

ショルダー

ショルダー部分とは、チップから柄(持ち手部分)に向かってだんだんと太くなっている中間の部分を指します。

この部分が長ければ長いほど重心が柄の部分(持ち手部分)に寄ってきます。

この部分が短いと重心がよりチップのほうにかかります。

ロックドラムや初心者には、ショルダーが長いものはおすすめしません。

スティックのサイズ

 

標準的なスティックのサイズは

直径 14mm~15mm

長さ 400mm~410mm

となっています。ので、選ぶ際には上記の範囲内のスティックを選ぶと、「太すぎる!長すぎる!(泣)」…という非常事態は避けられるかと思います笑(直径18mmだと極太です)

 

メーカーがそれぞれ標準と定めたサイズは「5A」として表記されていることが多いので、初心者の方は、5Aのものを購入するといいと思います。

ちなみに5Aより少し長く、直径も少し太いものを「5B」と言います。

5Aよりも少し細く短いものは7Aと言います。

初心者におすすめのスティック

結論として、こちらが初心者が選ぶべきおすすめのスティックまとめです。

 

サイズ:長さ400mm~410mm、直径14mm~15mm(5Aと書いてあれば5Aのもの)

材質:ヒッコリー材

チップ:丸形か四角型のウッドチップ

 

この3つを抑えたものなら大丈夫です。

スティックペアの選定方法

最後に、スティックのペアの選び方をご紹介します。(初心者の方は気にしなくてOKです)

 

  • 重さが出来るだけ同じものを選ぶ

楽器屋さんに行くと、はかりが置いてあると思うので、そこで重さが同じものを選ぶといいです。

 

  • スティックの音程が出来るだけ同じものを選ぶ

スティックで1本ずつ頭を軽く叩いてみると音程の違いが分かります。

 

  • 木目ができるだけまっすぐなものを選ぶ

木目は、横になっていたりすると折れやすいです。

ちなみに、転がしてみてスムーズに転がれば、スティックがまっすぐな証拠です。

おわりに

以上がスティックの種類と選び方でした!

ぜひスティックを購入する際は参考にしてみてください。

 

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
ジャンプできる目次