ついにAbleton LiveがバージョンアップされてLive10になりましたね!
今までもかなり使いやすいDAWの1つだったんですが、今回のバージョンアップで、ますます使いやすくなっております。
そんなLive10を実際に数ヶ月使ってみたのでレビューを書きたいと思います。
さっそくいってみましょう!
Ableton Liveとは
Ableton LiveというのはDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)の1つで、簡単に言えば音楽制作ソフトです。
他にもさまざまなDAWがある中でAbleton Liveの特徴と言えば、
- EDMなどのダンスミュージックが作りやすい
- とにかく直感的に制作できる
- 安定性が高い
- その名の通りライブなどステージ上でも使いやすい
などでしょう。
もちろんダンスミュージック以外も作りやすい、非常に使い勝手の良いDAWだと思います。
(僕もメインで使っております)
今回の記事ではバージョンアップについてが中心ですので、Ableton Liveそのものについてを知りたい方は以下の記事を読んでみてください。
そんなLiveがバージョンアップ
そんなAbleton Liveですが、先日メジャーアップデートがされ、Live9からLive10になりました。
今まででもかなり使いやすかったのですが、今回のバージョンアップによってさらに使いやすくなっています。
バージョンアップで追加された新機能を簡単にご紹介します。
目玉機能
4つの新デバイス
Live10では以下の4つのデバイス(付属プラグイン)が新たに追加されました。
- Wavetable(ウェーブテーブルシンセ)
- Echo(ディレイ)
- Drum Buss(多機能コンプレッサー)
- Pedal(ギターエフェクターを再現したエフェクト)
これらが本当に素晴らしい。各所で話題になっています。
Live 10へのUPG費は38,500円と決して安くはない金額だが、新音源のWavetableとオーディオエフェクトのDrum Busはマジ素晴らしい出来なのでアップする価値は高いと思います🙌🏻
特に後者、太いキックが作れなくて悩んでる人には超絶お勧めしたい。— astrosonic (@hideot26) 2018年2月28日
Wavetableの出来は素晴らしいですね。
DTMを数年やっていればウェーブテーブルシンセの1つや2つを持っている人が多いですが、それが標準搭載されるということは、
初心者にとって本格的な制作にとりかかかるまでのハードルがますます下がったということではないでしょうか。
また、Drum Bussは個人的に最近良く使っています。
これは要するにドラムに最適化された汚し系の多機能コンプです。
別に、今までのようにコンプやEQ、エキサイター、テープシミュなどを使えば同じようなことはできるんですが、それが1つのプラグインで出来るって素晴らしくないですか?
時間短縮になりますし、そもそもこのエフェクトは滅茶苦茶軽いのでCPUの負担も減らしてくれます。
制作がよりスムーズに
Live10では制作時間が短縮できるような機能が多数追加されました。
- Capture
- 複数のMIDIクリップの編集
- アレンジメントビュー(横スクロール画面)の機能改善
その中でも特に素晴らしいのが「Capture」と呼ばれる機能。
これはレコーディングボタンを押さなくても、勝手にMIDIノートがレコーディングされる機能です。
なにがそんなに素晴らしいのかと言うと、例えば試し弾きをしていた中で良い出来のものがあれば、そのままトラックに復元されるんですよ。
さらに凄いのが、DAWが白紙の状態でCaptureを使うとBPMが勝手に設定されるんです。
これによって、楽曲制作のとっかかりがかなりスムーズになりました。
個人的に気に入っている新機能
上記以外にも実はかなり細かいアップデートがされています。
その中から特に私が気に入っている機能をご紹介したいと思います。
グループ機能の強化
Ableton Liveには「グループ機能」と呼ばれる、トラックをひとまとめにできる機能がありました。
この機能が強化され、Live10ではグループの中にグループが作れるようになったんです。
こうすることで、例えば「Aメロ」というグループの中に「ドラム」や「ギター」「ボーカル」などのグループを作ることで、トラックの管理がかなり楽になります。
付属イコライザーが超低域に対応
Liveに付属するイコライザーは「EQ8」と言うんですが、このEQ8 が超低音域に対応しました。
その対応音域がなんと10Hzから。
最近はダンスミュージック制作をすることが多くなったので超低音域がコントロールしやすくなるのはかなり素晴らしいですね。
コレクション機能
よく使うプラグインやサンプルなどをDAW内でひとまとめに出来るようになりました。
色をつけることもできるので、非常に便利です。
まとめ
いかがでしょうか。
思うにLive10では時間短縮に重点を置いてバージョンアップがされました。
そのおかげで、余計なことを考えずますます音楽を作ることのみに集中ができるようになったんじゃないでしょうか。
気になる方はぜひ導入してみてはいかがでしょう。
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