【レビュー】オーディオテクニカATH-M50xって実際どうなの?

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日本ではモニターヘッドホンというと、SONYのMDR-CD900ST(通称:赤帯)を使っている人が多いですよね。

ですが、海外、特にアメリカではAudio-Technia(オーディオテクニカ)ATH-M50xというヘッドホンが大人気です。

何とアメリカのAmazonではレビュー件数が3000件を超えるなどの人気っぷり。

気になった筆者もATH-M50xを手に入れて、実際に1ヶ月半ほど使用してみました。

そこでわかったことを今回はレビューしてみたいと思います!

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概要

実際にレビューに移る前に、カタログスペックを記載しておきましょう。

スペックの概要については以下の通りです。(オーテクの公式サイトより引用してます)

型式:密閉ダイナミック型

ドライバー :φ45mm、CCAWボイスコイル

出力音圧レベル: 99dB/mW

再生周波数帯域 :15~28,000H

最大入力 :1,600mW

インピーダンス :38Ω

質量(コード除く): 285g

プラグ :φ6.3mm標準/φ3.5mmミニ 金メッキステレオ2ウェイ

コード: OFCリッツ線1.2mカールコード(伸長時約3m)、OFCリッツ線3mストレートコード、OFCリッツ線1.2mストレートコード

出典:Audio-Technica公式サイト

ATH-M50Xは密閉ダイナミック型なので、低音がしっかり出ます。

また、モニターヘッドホンではありますが、インピーダンス的に外部アンプなしでスマホにも使えますね。

デザイン・付属品

ATH-M50xは基本はブラックとホワイト、それ加えて期間限定カラーもいくつかあります。

今回筆者は、ホワイトバージョンを買いました。

ホワイトバージョンはイヤーパッドやコード類も白なので、写真映えしますね。

汚れが目立つかもしれませんが、筆者は自宅での利用がほとんどなので、汚れる心配はそこまでしていません。

ヘッドバンド部分には下の画像のようにaudio-technicaのロゴが印字されています。

ヘッドバンド部分は本革ではなく合皮だそうですが、手触りがとてもいいです。

使い込んでくるとこのヘッドバンドが劣化してくるそうですが、その際に本革を自分で縫って修理する人もいるんだとか。

ケーブルは着脱式で、以下の3種類が付属しています。

左から1.2mストレートコード3.0mストレートコード1.2mカールコード(伸長時3.0m)です。

3つともミニプラグですが、3.0mストレートコードとカールコードはねじ込み式の標準変換プラグが使えるので、オーディオインターフェイスなどを利用するときにはこちらを使いましょう。

筆者の場合は、通常の作業時にはカールコード、楽器演奏などのモニターなどには3.0mのストレートコード、外出時などには1.2mストレートコードと使い分けています。

また、持ち運びに便利なポーチも付属しているのも嬉しいですね。

ポーチにもaudio-technicaのロゴが描いてあります。

音質

さて気になる音質です。

ヘッドホン1つだけでレビューをするのは非常に難しいので、なにか比較対象を用意したいと思います。

ATH-M50xはモニターヘッドホンに位置づけられるので、今回は日本国内で最も使用者が多いモニターヘッドホンを言われるSONYのMDR CD900STと比較してみましょう。

(↓これです)

実際に1ヶ月半ほど聴き続けましたが、ATH-M50xはMDR CD900STと比べて、非常に低音が豊かに鳴るヘッドホンといえます。

もちろん、モニターヘッドホンなので、「低音だけ」が豊かに鳴るわけではなく、全体的なバランスをとりつつも、低音を若干強調しているように感じました。

逆に言うと、MDR CD900STに慣れすぎている人が初めてATH-M50xの音を聴いたときには、モコモコしていると感じるかもしれませんね。

また、ハイの強調はMDR CD900STに比べてゆるやかなので、ある程度ラウドに聴きたいときでも耳に音が刺さりにくいように感じました。

MDR CD900STは前面に張り付いたような音が特徴ですが、ATH-M50xは定位や奥行きなどの空間表現なども聞き取りやすくなっています。

音楽制作用ととしては、最近は邦楽でも低音を重視する風潮が高まっているので、ミックス用途ならATH-M50xのような低音が良く鳴るヘッドホンは重宝します。

特にクラブミュージックなどは50Hz以下のとても低い音が多いので、そのようなジャンルを作っている人はATH-M50xの方が作業がしやすくなるでしょう。

また、スピーカーを持っていても作業をするのに十分な低音を鳴らせない場合などにも、ATH-M50xがあると便利です。

個人的には、

  • 楽器演奏時のモニターなら、クリックやノイズが聞き取りやすいMDR CD900ST
  • ミックスやマスタリングなら帯域全体が聞き取りやすいATH-M50x

と使い分けています。

その他

ケーブルが着脱式ということで、敬遠している人もいるかもしれませんが、ATH-M50xはケーブルのロック機構を搭載しています。

なので、使用中にケーブルを踏んづけて抜けるということはほとんどありえません。

このように、プラグ部分がくぼんでいるので、穴に入れてから横に回すとロックがかかります。

また、このヘッドホンは折りたたみ機構があるのもオススメポイント。

持ち運びのときには非常にコンパクトになります。

さらに、イヤーパッド部分が180度回転する機能があり、、DJプレイをしているときにも便利です。

おわりに

個人的にはかなり大満足な買い物ができました。

モニターヘッドホンではありますが、聴いていて楽しい音なのでリスニングにも使っています。

音楽制作をしている人だけでなく、いろいろな人にオススメできるヘッドホンですね。

それではまた!

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