今回はドラムを初めて叩く初心者にもオススメできる、簡単な練習曲をいくつか紹介します。
ジャンルは邦楽はもちろん、洋楽も少し入っているので、好きなものを選んでみましょう。
練習曲の選び方も紹介しているので、気に入った曲がなくても自分で探せるようになると思いますよ!
それではさっそく解説していきます。
ドラム初心者にぴったりな曲の選び方
まずは楽曲の選び方について。
練習曲を選ぶときには以下の4つの項目に注目してみましょう。
- テンポが速すぎない曲
- 繰り返しが多い曲
- リズムが単純な曲
- 好きな曲
それぞれざっくりと解説していきます。
テンポが速すぎない曲
やっぱりテンポが速すぎる曲だと初心者はついていけません。
速い曲を最初にチャレンジしようとしてしまうと、最初の1曲を叩けるまでに1年くらいかかってしまうこともあります。
なるべく早く曲が叩けるなりたい場合は、テンポが速すぎない曲を選ぶのが無難です。
繰り返しが多い曲
早く1曲を仕上げたいのなら繰り返しが多い曲を選んでみましょう。
もともとドラムパターンは比較的繰り返しが多いので、例えば2小節のパターンが叩けるようになったら、曲のほとんどがクリアできる場合などがあります。
逆に、ドラムが変則的な動きをする曲などは覚えなければいけないパターンが多いので、その分初心者にとっては難しいでしょう。
1番と2番で曲調がガラッと変わる曲なども少し難しくなります。
リズムが単純な曲
これも当たり前ですが、リズムが複雑な曲よりも単純な曲のほうがマスターしやすいですよね。
最近の曲はリズムが単純なものと複雑なものに二極化してきているので、単純なものを選んでみる方が楽ですよ。
複雑なものを叩けるようになりたい場合は、徐々に難易度を上げていきましょう。
好きな曲
やっぱり上達をするには楽しんで練習できる曲を選ぶことが何よりも大切です。
今まで解説したことと相反してしまいますが、叩けるようになりたい思える好きな曲であれば、どんな曲であっても練習曲にはもってこいなんです。
簡単だけれどつまらない曲や好きではない曲を選んで飽きてしまうよりも、難しいけれど好きな曲を選んだほうがよっぽど長続きしますよ。
ドラム初心者におすすめの練習曲
さきほどの条件に基づいていくつかオススメの曲を選んでみました。
どれも人気の曲なので、まずは知っている曲から練習してみてくださいね。
あいみょん – マリーゴールド
2018年頃からブレイクし、今ではすっかり日本的アーティストといっても過言ではなくなった、あいみょん。
彼女の曲の中でも「マリーゴールド」はテンポがゆったりしているので、ドラム初心者でも叩きやすいでしょう。
フィルインの部分もシンプルで手数が少なめなので、最初の練習曲としてもぴったりです。
ドラムが分かりやすい動画はこちら
この動画では、あいみょん「マリーゴールド」のドラムカバーを初心者の人でも分かりやすいように譜面付きで叩いていてくれています。
音もドラムが中心なので、原曲よりも何をやっているのかが分かりやすいですよね。
米津玄師 – アイネクライネ
今のJ-POP音楽シーンで、あいみょんと双璧をなす存在とも言える米津玄師の楽曲「アイネクライネ」。
この曲もテンポがゆっくりめなので、ドラム初心者でもチャレンジしやすくなっています。
最近ではドラム教室などでもこの曲が人気なんだとか。
ドラムが分かりやすい動画はこちら
こちらの動画では「アイネクライネ」のドラムパートを譜面付きで叩いてくれています。
こうやって聴いてみると、実はドラムも細かいことをやっているのに気が付きますよね。
最初はざっくりでもいいので、真似しながら叩いてみましょう。
Official髭男dism – Pretender
ポップロックバンドとして大人気のOfficial髭男dismから「Pretender」です。
少し速めのテンポですが、大きなリズムで動いていて叩きやすいと思います。
とても爽やかな曲ですし、リズムもシンプルなので初心者でも楽しんで練習できるはず。
ドラムが分かりやすい動画はこちら
教則動画というわけではありませんが「Pretender」のドラムを叩いている動画を紹介します。
もともとは打ち込みドラムのところもあるんですが、うまくアコースティックドラム用にアレンジしていますよね。
どうやって叩こうか悩んでいた人は参考にしてみましょう。
ONE OK ROCK – Wasted Nights
ONE OK ROCKの曲はドラムが難しいことが多いんですが、初心者にオススメするなら「Wasted Nights」ですね。
ワンオクの中でも比較的リズムが簡単なので、ほかの曲に比べたら叩きやすいと思います。
もちろん、超簡単というわけではないのでしっかり練習しましょう。
ドラムが分かりやすい動画はこちら
こちらも教則動画ではないのですが、どうやって叩いているのか分かりやすいですよね。
シンプルにスネアを叩いているのかと思っていたところが実はロールだったりなど、思わぬ発見もあるんじゃないでしょうか。
MONGOL800 – 小さな恋のうた
学生のコピーバンドなどにも大人気、MONGOL800の「小さな恋のうた」です。
シンプルかつ王道なリズムパターンなので、叩けるようになると他の曲にも応用が効きます。
リズムは速めですが、しっかりと練習すれば1~2ヶ月くらいで形にはなるでしょう。
ドラムが分かりやすい動画はこちら
「小さな恋のうた」を初心者でも簡単に叩けるようにアレンジした動画です。
これでもちょっと難しいですが、原曲通りに叩くのが難しすぎる場合は、チャレンジしてみてください。
ヤバイTシャツ屋さん – あつまれ!パーティーピーポー
笑えるバンドとして大人気のヤバTこと、やばいヤバイTシャツ屋さん。
代表曲「あつまれ!パーティーピーポー」は軽音部や軽音サークルなどでも定番になっています。
ドラムアレンジが割と王道の邦楽ロックなので、覚えておいて損はありません。
ドラムが分かりやすい動画はこちら
テンポをゆっくりに落としてくれている叩いてみた動画です。
練習するときにもゆっくりのテンポから徐々に上げていくと上達しますよ。
WANIMA – やってみよう
WNAIMAも最近人気のロックバンドですよね。
WANIMAの曲はテンポが速いものばかりで、正直あまりオススメできないんですが、どうしてもWANIMAが叩きたいという人が結構いますよね。
そんな人には毎回この「やってみよう」を筆者はオススメしています。
ドラムが分かりやすい動画はこちら
スローテンポになることでかなり分かりやすくなっています。
もちろん自分で練習するときはこれよりももっとゆっくりから練習してみてくださいね。
ASIAN KUNG-FU GENERATION – リライト
アジカンことASIAN KUNG-FU GENERATIONの代表曲「リライト」です。
アジカンはシンプルなアレンジの曲が多く、リズムも王道のものばかり。
しっかりと基礎を身に付けるのに最適ですね。
ドラムが分かりやすい動画はこちら
「リライト」をゆっくりしたテンポで叩いてくれている動画です。
このくらいまでテンポが落ちていると初心者でも耳コピしやすいのではないでしょうか。
Nirvana – Smells Like Teen Spirit
グランジロックブームの火付け役としても知られる伝説的なロックバンドNirvanaの代表曲。
Nirvana自体は知らなくてもなぜかNirvanaのバンドTシャツを着ている人がいるほど有名なバンドです。
ドラムパートがめちゃくちゃカッコイイので、ぜひマスターしてみましょう。
ドラムが分かりやすい動画はこちら
この動画ではさきほどの「Smells Like Teen Spirit」を譜面付きで解説してくれています。
シリーズ動画ですので、気になった方は続編もどうぞ。
Queen – Bohemian Rhapsody
映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大ブレイクしたことで、再びブームになったこちらの楽曲。
難しいイメージがありますが、テンポはそこまで速くありません。
しっかりと基礎を練習するのにぴったりですね。
ドラムが分かりやすい動画はこちら
教則動画というわけではないですが、このくらいのテンポの曲なので、叩いてみた動画でも十分分かりやすいのではないでしょうか。
しっかりと目と耳を使ってコピーしてみましょう。