ドラムヘッドの種類と素材の違いについて!音が全然違います。

ドラムヘッドの種類と素材の違いについて!音が全然違います。

ドラムを始めたばかりの頃スタジオに置いてあるドラムセットを使っていた人でも、慣れて来ると自分の理想の音を追い求めて、マイスネアや場合によってはマイドラムセットを購入する人もいるでしょう。(うちは狭いのでセットを買っても叩く場所がありません。羨ましい笑)

 

そんな人が直面するのが、「ドラムヘッド、どうすればいいの」問題

ドラムヘッドにこだわっている人は見かけるけど、実際のところそんなに音って変わるの?と思ったことがある方もいると思います。

でも、折角マイドラムを手に入れたからには音にはこだわりたいところですよね。

今回の記事では、そんなドラムヘッドに関する疑問を解決していけたらな、と思います。

 

ヘッドによる音の比較

そもそも「ヘッドでそこまで音って変わるの?」って疑問に思う方もいるかもしれません。

そんな方に、ドラムヘッドによる音の違いがよく分かる動画を見つけてきました。

すべて同じREMO社のヘッドですが、独特のアタック音を放つものから、倍音が抑えられたもの、明るめの音がするものまで様々です。

 

 

こちらはタムヘッドの音の比較動画です。

 

 

どうでしょう、全然違いませんか?

同じメーカーで出ているヘッドなのに音が全くと言っていいほど変わるのがお分かりいただけたと思います。

では、どうしてこんな違いがあるのでしょうか。

 


音に影響を与える2つの要素

実はドラムヘッドにも色々な種類がありますが、ヘッドによって異なる部分がたくさんあります。

その中でも、音に与える影響が多いのが、

  1. ヘッドの厚さ
  2. 素材

大きく分けてこの2つの要素です!

 

ヘッドの厚み

各メーカー、それぞれ異なる3つの厚さが用意されているものが多いです。

Diplomat(ディプロマット)→Ambassador(アンバサダー)→Emperor(エンペラー)

の順でどんどん厚くなっていきます。

直訳すればそれぞれ「外交官」、「大使」、「皇帝」です。何でこんな名前になったんでしょうか。笑

 

それはさて置き、薄いヘッドほど音が繊細で細いサウンド、それに対して厚いヘッドほど大味で太いサウンドになる傾向があります。

Diplomat(ディプロマット)の特徴

  • 音色:明るい
  • サスティン:長い
  • レスポンス:速い
  • 耐久性:低い

繊細なコントロールがしやすいので、どちらかと言えばクラシックやジャズ向きですね。

Ambassador(アンバサダー)の特徴

  • 音色:中間
  • サスティン:普通
  • レスポンス:普通
  • 耐久性:普通

オールラウンドに幅広く使える厚さです。迷ったらこれを選んでおきましょう。

Emperor(エンペラー)の特徴

  • 音色:暗い
  • サスティン:短い
  • レスポンス:アタック感が強い
  • 耐久性:高い

音が太いのでロックやパンク向いています。

 

フィルムの枚数

そして、この3種類あるヘッドの厚さの中にも、

  • 1枚のフィルムで作られた1plyヘッド
  • 2枚のフィルムを重ね合わせて作られた2plyヘッド

があります。

この2つを比べたのが以下の表です。

1plyヘッド 2plyヘッド
倍音 多め 少なめ
サスティン 長め 短め
音の傾向 軽やか ふくよか

 

1plyは基準になるような音ですが、タイトなドラムを目指している方や、耐久性を求める方は2plyがオススメです。

また、あまり種類は多くありませんが、3plyのヘッドもあります。音は2plyの特徴をもっと顕著にした感じです。

 

素材の違い

ここからは、素材の違いによる音の特徴をご紹介していきます。

素材といってもほとんどはプラスチックですが、ヘッドによって表面の仕上げ方が異なっています。(昔は本皮のヘッドも多かったんですが、価格が高くなりがちで、コスパが悪いので今はほとんど出回ってません)

では見ていきましょう。

プレーンヘッド類

コーテッドヘッド

表面にザラザラしているコーティングを吹きかけた白いヘッドです。

  • 音色:暖かみがある
  • サスティン:短め
  • 倍音:多い
  • ブラシが使用できる
クリアヘッド

文字通り透明なヘッド。

  • 音色:輪郭、音程感がはっきりしている、明るめ
  • サスティン:長め
  • 倍音:少ない
  • 抜けの良い音

 

特殊加工ヘッド類

センタードット系ヘッド

真ん中にもう一つ丸いフィルム(ドット)を加えたものです。

アタックを強調したヘッドで、

  • スネア使用時:抜ける明るめの音が出る
  • タム使用時:輪郭がはっきりしたアタック音が出る
  • 耐久性:高い

といった特徴があります。80sハードロック/メタル系でよく使われていました。

例:REMO CS(Controlled Sound)シリーズ、EVANS POWER CENTERシリーズ

ダブルフィルム系ヘッド

2plyのエンペラーをベースに二重構造のフィルムで作られたヘッドです。

  • 高音の倍音が少ない
  • 音作りがしやすい
  • 耐久性が高い
  • 独特のアタック音

といった特徴が挙げられます。

例:REMO PINSTRIPEシリーズ、EVANS EC2シリーズ

 

 

スキン系ヘッド

本革ヘッドっぽい音が出るプラスチックヘッドのことです。

  • 暖かみのある落ち着いた音色
  • ジャズやクラシックに合う音色
  • バディリッチのような昔っぽいヴィンテージなサウンド

といった特徴があります。

例:REMOファイバースキン、REMOルネッサンス

 

 

【リングミュートを装着済みのヘッド】

 

このタイプのヘッドは

  • ミュートがかったタイトな音
  • 低音が強めの音

が特徴です。

バスドラムのヘッドはほとんどこのタイプが使われています。

例:REMO POWERSTROKEシリーズ、EVANS EMADシリーズ

 

 

主なドラムヘッドメーカー

主なドラムヘッドメーカーは以下です。

 

同じ厚さのヘッドでもメーカーによって微妙に音が変わってきますので、気になったものをYouTubeなどで聴き比べてみましょう。


おわりに

以上が主なドラムヘッドの違いによる音の特徴でした!

もちろん、この他にも様々なドラムヘッドが存在していて、オイルが入っているものから穴が開いているものまであります。

フープとの組み合わせによっても音は変わってきますので、ぜひご自身で色々なヘッドによる音の違いを研究してみてください。

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