今回は無料で使えるアコースティックピアノ音源、エレクトリックピアノ(エレピ)音源の紹介です!
お金をかけずとも良い音のピアノで楽曲を作りたい人はもちろん、ちょっとしたピアノの自宅練習をしたい人にもオススメしたいフリーソフトを揃えてみました。
今回紹介するソフトは本当に全て無料なので、とりあえず全てダウンロードしてみて、その中からお気に入りのものを見つけてみてはいかがでしょうか。
また、有料のピアノ音源については以下の記事にまとめてありますので、こちらもあわせてどうぞ!
それでは早速紹介していきましょう!
Komplete Start
Komplete Startは「Komplete」という製品でDTMerにはお馴染みの、Native Instrumentが出しているバンドル(複数のプラグインを集めた製品)です。
こちらはKompleteの無償版という位置付けなのですが、たくさんのプラグインが収録されいて、本当に無料だとは思えません…!
内容としては、エレピやオルガン、シンセサイザーなどの鍵盤楽器はもちろん、それ以外にもベースやドラムなど数多くの音源が付属しています。
残念がらアコースティックピアノ音源は付属しないのですが、「Hybrid Keys」というピアノやエレピ、シンセサイザーを混ぜた音が鳴らせる音源のフリー版が付属しているので、そちらをチェックしてみてください。
また、Komplete Startにはフリー音源のエンジンとしてよく使われている「Kontakt Player」という製品も付属しています。
無料でDTMを楽しみたい方は、遅かれ早かれKontakt Playerが必要になってくると思いますので、必ずダウンロードしておきましょう!
SampleTank Custom Shop
Sample Tank Customshopは「SampleTank」というマルチ音源のフリーバージョン。
無料でありながら約30種類もの音源を使うことができるので、非常にオススメです。
フリーでもグランドピアノの音源はもちろん、ストリングスやブラス・セクション音源まで入っているのでぜひ使ってみてください。
Spitfire Audio LABS Soft PIANO
Soft Pianoは「Chamber Strings」というストリングス音源などで有名な、Spitfire Audioというメーカーが出しているピアノ音源です。
Soft Pianoという名前の通り、かなり柔らかめの音がします。
使いどころを選ぶ柔らかさですが、音のクオリティは素晴らしいのでバチッとハマればかなり使えますよ。
雰囲気があるサウンドなので、劇伴系やLo-fi HipHopなどにもよさそうです。
Spitfire Audio LABS ELECTRIC PIANO
先程のSoft Pianoを作っているSpitfire Audioはこちらのエレピ音源も無料で配布しています。
デモ動画を聴いてもらえれば分かりますが、かなり音が良いです。
無料でこのレベルの音源が手に入るというのは素晴らしい時代になりました。
Chamber Orchestra 2 Community Edition
海外のソフトウェアフォーラムGitHub上で開発されているフリーのオーケストラ音源です。
ピアノ単体音源ではありませんが、もちろんピアノも入っています。
これが無料というのだから驚きですよね。
オーケストラ楽器の音をサンプリングしたデータをネット上で公開し、それを有志の人がVSTiにしたりKontakt音源にしたりしているようです。
以下リンクではページ真ん中あたりにさまざまフォーマットでのダウンロードリンクがあるので、お好きなものを選んでみてください。
Piano One
ヤマハのC7をシミュレートしたピアノ音源。
クラシックはもちろんですが、結構硬めの音なのでポップスにも使えると思います。
今の所32bitまでしか対応していないので注意です。
※2019年1月9日追記
最新版のPiano Oneは64bitに対応し、UIも新しくなりました。
かなり使いやすくなっていますのでぜひどうぞ!
Keyzone Classic
いろいろダウンロードするのが面倒という人には、いくつかの音がまとめて入っているこちらがオススメです。
YAMAHAやSteinwayといったグランドピアノ音源だけでなく、フェンダーローズやハモンドオルガン、アコーディオンなども入っています。
イジれるツマミが多いので、極端にエフェクトを掛けたり、バッサリとリリースを切ったりすればピアノ以外の音にもすることが可能です。
Piano in 162
Ivy Audioというメーカーが出しているフリーピアノ音源です。
Steinway(スタインウェイ)のピアノをサンプリングした音源で、Kontakt形式とSFZ形式で配布されています。
無料ではありますがKontaktバージョンの方は約6GB、SFZバージョンは約4.6GBと、かなり大容量。
サウンドのクオリティもかなり高く、有料音源に匹敵するレベルだと思います。
VS Upright 1
アップライトピアノをサンプリングした音源。
アップライト独特の軽めの響きが綺麗で、低音がボワボワしないのでクラシックよりもポップスなどにおすすめ。
サウンド的にジャズなどにも合いそうです。
RDGAudio free piano
動作が軽めなピアノ音源。
グランドピアノにしては音が結構軽めな感じですが、ポップスのオケに混ぜるくらいでしたらこのレベルでも十分かもしれません。
ちなみにストリングやパッドをレイヤーすることもできます。
CVPiano
マニアにはたまらない(?)ペラペラな音のピアノ音源。
ものすごく抜けがいいのでロックやAORによく合いそうですね。
逆にクラシックはあんまり向いてない音源です。
Creepy Piano
なんだかおどろおどろしいピアノ音源。
ハロウィンソングやホラー系の楽曲に合いそうな雰囲気のサウンドです。
ゴシック系の怪しげな曲を作っている人はぜひどうぞ。
Atmos
さっきのCreepy Pianoと同じメーカーが作っている音源です。
こちらもダークな雰囲気で最初からリバーブがかかりまくっています。
単体でかなり雰囲気がでるので映像のBGM制作などが捗りそうですね。
Iowa Piano
Steinwayをサンプリングしたピアノ音源。
凄くきれいな音が特徴で、クラシックにも十分対応可能かと思います。
ドライで録音されているのでジャズやポップスにも合うのではないでしょうか。
Sweetcase Vintage Electric Piano
無料でもしっかりとしたエレピ音源が欲しいのならこちらもおすすめです!
太めでスウィートなサウンドなので、ジャズやシティポップにはぜひ使って欲しい音源のひとつ。
有料音源にも引けをとらないクオリティです。
Wurly Premier G
ウーリッツァー音源。
ラインではなくウーリッツァー内蔵スピーカーをわざわざマイク撮りして作られているんだとか。
音もアナログチックな感じで、太さがあります。
4Front Piano
アップライトピアノ音源。
若干ホンキートンクっぽさがあるので、ラグタイムなどに合いそうですね。
もちろんポップスもばっちりOK。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
お気に入りのソフトを見つけてぜひ音楽ライフをエンジョイしてくださいね。
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