大学生になるのをきっかけに、ギターを始めようと思っている人も多いのではないでしょうか?
大学の軽音サークルなどに入ろうと思っている人もいるでしょう。
そんなときに気になってくるのが「大学生からギターを始めて間に合うのか」ということだと思います。
中学高校でギターを始めていて、すでにかなり上手くなっている人もいたりすると、大学から始めて追いつけるのか不安になりますよね。
今回は現在ギター歴10年以上で、実際に大学の軽音サークルに所属したこともある筆者が、その辺について詳しく解説しましょう!
大学生になってからギターを始めても全然OK
結論から言えば大学生からギターを始めても全然OK。興味を持ったその時が始め時です!
大学生からギターを始める人はたくさんいますし、大学生から楽器を始めてプロになる人もいます。
もちろん、中高生などもっと若い頃から始めた人の方が有利なのは当たり前な話ですよ。
でも、大学生から始めても遅すぎるということはありません。
ギターはサマになるまで年単位で練習が必要なので、おそらく大学進学のタイミングでギターを始めたとすると、2年生くらいでようやくまともに弾けるようになると思います。
中高生で始めている人たちは、既にある程度弾けるようになってから大学に入学してくるので、実力差が結構あるのは事実。
これを根拠に「大学生でギターを始めた人は、もっと早くに始めた人には勝てない」みたいなことを言う人もいますよね。
確かに、経験者との差を数年で埋めるのはかなり難しいでしょう。
ですが、もし仮に「大学生でギターを始めるのは遅い」と誰かが言ったとしても、あなたはすんなりと諦められますか?
実際にやってみて自分には無理だった、となったら心残り無くすぐに次のことに移れますが、やりたかったのにやらなかった事はずっと心に残り続けます。
そういう人は社会人生活が落ち着いてきた頃や、定年退職後になると「そういえば昔ギターをやろうとしてたな。今からでもやってみようかな」と思い出すわけです。
とはいえギターは早く始めた方が有利なのは事実。
将来、再びギターに興味が湧いたときに「どうして大学生のときに始めておかなかったんだ。早くに始めておけば今頃はもっと上手くなれていたのに……」と後悔しても遅いんです。
つまり、今始めるのがあなたのとって一番上手くなる可能性が高いということ。
興味を持ったその時が始め時というのはそういう意味です!
エレキギターかアコースティックギターか?好きに選べ!
ギター初心者から「エレキギター(エレキ)とアコースティックギター(アコギ)、どっちのほうがいいですか?」という質問をよく受けます。
実際、エレキとアコギだとどっちが初心者にとって良いのかというと、僕の答えは「どっちでもいいから好きな方を選べ」です。
よくエレキは弦が柔らかくてコードが押さえやすい、アコギは弦が硬くてコードが押さえにくいみたいな情報を目にしますよね。
それを根拠に「音が出しやすいからエレキのほうが初心者に適している」という人と「アコギで練習した方がエレキも押さえやすいので、初心者は最初にアコギで練習すべし」という人がいます。
この時点で既に人によって見解がバラバラなんですよね。笑
まあ、弦の硬さに関してはその通りですが、僕が言いたいのは「そもそもエレキとアコギって別の楽器だよ」ということ。
エレキとアコギでは出せる音も違いますし、音楽で求められる要素も全く違います。
もちろん、両方を上手に弾ける人もいますが、そういう人はそれぞれでしっかりと練習してきたからです。
なのでエレキばっかり弾いてきた人が初めてアコギを弾くときは下手ですし、逆にアコギばっかり弾いてきた人が初めてエレキを弾くと下手。
それに、ギターの難易度と弦の硬さってぶっちゃけあんまり関係ないですよ。
初心者のうちは「音が鳴るか鳴らないか」「握力が必要かどうか」みたいなことを気にしがちですが、練習すれば鳴るのが当たり前になりますし、力をほとんど入れずに長時間弾けるようになります。これはエレキ・アコギ問わずです。
考えてみてください、テレビなどで天才ギターキッズ特集をよくやってますよね。ギターが弾ける小さな女の子もたくさんいるわけですよ。
握力15kgくらいの小さな女の子がバリバリ弾いているのに対して、握力45kgでコードが鳴らせないギター初心者の成人男性もいるということは、握力の強い弱いはギターとほぼ関係ないということに他なりません。
「エレキギターが弾きたいのに、最初はアコギからやれって言われたからアコギで練習しよう」とか「アコギが弾きたいけど、難しいらしいからまずはエレキで慣れよう」とかいうのは全くの時間の無駄です。
弾きたい方を練習したほうがモチベーションも上がりますし、いい事だらけですよ!
サークルに入ると上手くなる
大学生からギターを始めるという人は、ぜひ軽音サークルなどの音楽系サークルに入ってみてください。
楽器の練習というのは目的がないとなかなか捗らず、一人っきりで練習して上手くなるのは相当楽器が好きな人だけです。
その点、練習の目的を作るのに軽音サークルはぴったり。
軽音サークルに所属すると定期的にライブに出演することになるので、強制的に練習せざるを得ない状況になります。
初心者同士でバンドを組めばモチベーション維持にも繋がりますし、経験者の同級生や先輩に演奏を教えてもらえたり、機材についての知識も増えます。
一人で練習するのもいいですが、同じような初心者の友達がいるというのはなかなか楽しいものですよ。
ぜひ自分にぴったりなサークルを見つけて練習を楽しんでみてくださいね。
それでは今回はこの辺で!