ギターソロのときに周りの音にかき消されないように音を大きくしたり、歪みの量を増やしたりするためにはブースターが必要になってきます。
もちろん、クリーントーンのときに音圧を稼ぐためにつけっぱなしにするのもブースターの定番の使い方です。
オーバードライブなどの歪みエフェクターをブースターとして使っている人も多いかもしれませんが、音質を変えずに持ち上げるにはクリーンブースターが必要になってきます。
このページでは、そんな一歩踏み込んだ音作りをするときに便利なブースターをいくつか紹介しましょう!
MXR / M133 Micro Amp
MXRの「M133 Mircro Amp」はクリーンブースターの中でも大定番。
オンにすると自然に音圧があがり、コシがあり前に出るサウンドに変化します。
もちろんクリーンブースターなので、原音の雰囲気を変えすぎてしまうということはありません。
プリアンプとしても優秀なので、常時かけっぱなしにしている人も多く、ベーシストにもオススメできます。
MXR CAE / MC401 Boost・Line Driver
こちらはMXR、そしてエフェクターメーカーのCAEがコラボしたクリーンブースターとして有名な「MC401」です。
ボリュームを変えるツマミが1つだけ、というかなりシンプルな構成ではありますが、実欲は十分。
通すだけで音が前に出て、艶やかさがアップします。
バッファーとしても支持されており、エフェクターの一番手前でつけっぱなしにするのも定番の使い方です。
Xotic / RC Booster V2
ハイクオリティな音楽機材を制作するメーカーとして知られるXoticのブースター。
RCブースターは原音をそのまま持ち上げてくれるようなクリーンブースターに、イコライザーの機能が付いているので、音作りがかなりしやすくなっています。
ペダルには2つのフットスイッチが搭載してあり、オン/オフの切り替えだけでなく、ゲインを2種類セッティングし切り替えることも可能です。
それによって、バッファーとしてつけっぱなしにするセッティングと、ブースターとして持ち上がるセッティングを一台で済ませることができるのもかなり便利ですよ。
Xotic / EP Booster
RCブースターが「原音をそのまま持ち上げてくれるブースター」なら、こちらのEPブースターは「太く持ち上げてくれるブースター」といえます。
どちらというとEPブースターのほうがギタリストからの人気が高く、コンパクトなサイズも相まって、とりあえずエフェクターボードに入れている人も多いんじゃないでしょうか。
通すだけでカッコイイ音になるので、つけっぱなしにする使い方も定番ですね。
ツマミがたったひとつなので簡単に音作りができますし、もうちょっと詰めた音作りがしたいときには内部のDIPスイッチを活用するといいでしょう。
Effects Bakery / Cream Pan Booster
とにかく安くブースターを手に入れたいという方にオススメなのがEffects Bakeryの「Cream Pan Booster」。
このメーカーは低価格なのにハイクオリティなエフェクターを作ることで人気です。
こちらは若干音が太くなるタイプのブースターなので、音抜けの良さを重視してる人におすすめ。
ボリュームノブだけでなく、Brightスイッチも搭載していて、オンにすると若干トーンが明るくなります。
t.c.electronic / Spark Mini Booster
プロ御用達の高品質なエフェクターを製造しているt.c.electronicから、お求めやすい価格のクリーンブースターが出ています。
非常にコンパクトにまとまっており、ノブもたったひとつですが、音自体は「さすがt.c.electronicだな」というクオリティです。
このエフェクターはフットスイッチにPrimeTimeという機能が搭載されており、
- 短く踏むと、通常のオン/オフ
- 長く踏むと踏んだときだけオン、離したときにオフ
という使い分けが可能になっています。
JHS Pedals / Prestige
近年、人気急上昇中のエフェクターメーカーJHS社から出ているエフェクター。
こちらは一台でバッファかブースター、エンハンサーまでこなせる多機能モデルになっています。
ツマミがたった一つという構成ですが、ツマミの位置によって機能が変わり、サウンドもガラッと変わるのが面白いエフェクターです。
目安としてはノブがゼロならバッファー、12時位まではクリーンブースター、12時以降は徐々に倍音が付加されるエンハンサー兼ブースターとして使用できます。
One Control / Granith Grey Booster
コンパクトなボディに高いクオリティのサウンドを秘めているOne Controlのブースターです。
徹底的なローノイズを追求しているクリーンブースターで、オーディオアンプと同等のS/Nに設計されています。
非常にクリーンでクセの無いサウンドなので、歪みのキャラクターを全く変えずに量だけ増やしたり、歪みの後に接続すれば、音質を全く変えることなく音量だけ持ち上げることが可能です。
1万円台というお求めやすい価格ではありますが、機能は十分で、見た目もアルミ削りだしで高級感がある優秀なエフェクターといえるでしょう。
One Control / Purple Humper
さきほどと同じくOne Controlから出ているブースター。
「Granith Grey Booster」が全く味付けのないクリーンブースターなら、こちらの「Purple Humper」は味付けをすることを使命としているブースターといえます。
オンにするとミドルが持ち上がり、サウンドの濃度が上がるような感覚を得ることができます。
ツマミは「BLEND」という1種類だけで、これを回して原音にブーストサウンドを付け加えていくことで音作りをするブースターです。
SUHR / Koko Boost Reloaded
こちらは高級ギター、エフェクターメーカーとして有名なSuhrのクリーンブースターです。
クリーンブーストとミッドブーストの両立をしているエフェクターで、ツマミによって、全体のブースト量とミドルのブースト量を変えることができます。
本体中央部の3Wayスイッチを切り替えることでブーストの周波数を変えることもでき、これ一台で多彩な音作りが可能になります。
もちろんかけっぱなしでも使えるかなり優秀なブースターです。
まとめ
以上がブースターの紹介でした!
自分にぴったりなものを見つけて、ギターソロなどにいかしてみてくださいね。
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