おすすめコーラス・エフェクター12選!【ギター歴15年が選ぶおすすめペダル】

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コーラスは音を美しく揺らしたり厚みを加える効果があるエフェクターです。

いわゆるモジュレーション系(揺らぎ系)エフェクターの中でも最もポピュラーな存在ということもあり、様々な楽曲でコーラスサウンドは耳にしますよね。

ギターでは、クリーントーンのアルペジオやカッティングはもちろん、ディストーションサウンドにかけても面白い効果が得られます。

今回は、そんなコーラスエフェクターの中でも特にオススメなものを、ギター歴15年の筆者が選んでみました!

冒頭でまず今回紹介する機種を列挙しておきますと、以下の通りです。

それぞれのサウンドもすぐ聴けるようになっているので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてくださいね。

それでは早速行っていきましょう!

ジャンプできる目次

Effects Bakery|Melon Pan Chorus

Effects Bakery(エフェクツ・ベーカリー)は、可愛らしいパンのキャラクターが描かれたさまざまな種類のエフェクターを出しているメーカー。

見た目が可愛いので、一見すると少しイロモノ感があるかもしれませんが、実際はサウンドのクオリティが高い上に低価格というコスパのいい製品で注目を集めています。

こちら「Melon Pan Chorus」は、そんなEffects Bakeryが出しているコーラスペダルで、「Melon Pan」という名前の通り、メロンパンのキャラクターがデザインされています。

(とても可愛らしくて、見ているだけでも癒やされてしまいますよね。笑)

このペダルは3500円程度と非常にお安いのですが、肝心のサウンドは「何の変哲もない普通のコーラスサウンド」という印象。

逆に言うと、一般的な価格のコーラスペダルに引けを取らないクオリティがこの価格で実現できているということなので、実は結構凄いことではないでしょうか。

コーラスに特に強いこだわりがなく普通の音でいいという場合は、これ以上ないコスパの良さだと思います。

サイズもコンパクトなので、エフェクトボードの軽量化・コンパクト化をしたい場合にもいいですね。

ノブは3つ搭載しており、それぞれのパラメーターは以下の通り。

3つのノブ
  • RATE
  • MIX
  • DEPTH

流石に高価なペダルと違い、弄れるパラメーターはそこまで多くないものの、必要十分ですね。

RATEやDEPTHを弄ると、結構エグめなサウンドを作ることもできます。

ただ、このペダルに関して1つだけ気になるところを挙げるならば、エフェクトをオンにすると若干音量が上がる点ですかね。

それ以外は特に問題がないだけに、それだけがちょっと惜しいなと思います。

とはいえ、そこまで気にならない人も多いでしょうし、ピッキングの強さやギター本体のボリュームなどで調節できなくもありません。

ちなみにEffects Bakeryはどの製品もかなりクオリティが高い上に低価格なので、他のエフェクターもこのメーカーで揃えて可愛いボードを組んでみてはいかがでしょうか。

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Electro-Harmonix|Neo Clone

ニルヴァーナのカート・コバーンが愛用されたことで知られるElectro-Harmonix Small Clone。

Small Cloneは「スモール」という名前の割にサイズが大きめなのが難点でしたが、こちら「Neo Clone」はSmall Cloneの音をそのままに、サイズをコンパクトにしたコーラスエフェクターです。

オリジナルのSmall Cloneと同等の効果を得るために、同じ回路と高品質なBBDチップを使用し、小型化されています。

2段階のDEPTHスイッチとRATEノブが搭載されており、爽やかで優しいかかり方からうねりの深いかかり方まで自由自在。

小型化されていますが、カート・コバーンのあの音がちゃんと出ます。

他の機種では出せない特徴的な音なので、ハマる人はかなりハマるペダルではないでしょうか。

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MXR|M-234 Analog Chorus

MXR M-234は定番のアナログコーラスペダルの中でも定番中の定番。

アナログならではの温かみがあり、かつ爽やかなかかり具合を楽しむことができるコーラスエフェクターです。

サウンドに関しては、アナログならではの温かみのあるトーンなので、バンドサウンドに馴染みやすい印象があります。

歪みにも馴染みやすいので、ディストーションさせたサウンドにこのペダルを組み合わせている人も結構多いです。

エグい音というよりはさらっと綺麗な音なので、いろいろな場面で活躍するペダルではないでしょうか。

本体には5種類のノブが搭載されています。

5つのノブ
  • LOW
  • HIGH
  • LEVEL
  • RATE
  • DEPTH

「LOW」「HIGH」はそれぞれEQのフィルターになっており、繊細な音作りが可能です。

かなりベストセラーなペダルなので、アナログコーラスを探している方はぜひチェックしてみてください。

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BOSS|CE-2W

BOSS CE-2Wは、世界初のコーラスペダルでもあるBOSSの名機「CE-2」のサウンドを再現したエフェクターです。

このペダルはメーカーによると「BBD(遅延素子)を採用し、当時の設計を再現したフルアナログ回路設計」を使っているということで、かなりのこだわりを感じられますよね。

CE-1、CE-2は現在生産終了なので、これらのヴィンテージ感溢れるアナログコーラスサウンドを求める人にはぜひチェックして欲しい一台です。

音に関しては、筆者はオリジナルのCE-1もCE-2も使ったことがないのですが、比較してもかなり再現度が高いとのこと。

また、オリジナルになったCE-2の再現というだけでなく、新しいモードを追加しているのも特徴と言えるでしょう。

モードは以下の三種類があり、中央部分に搭載されているスイッチで切り替えが可能です。

3種類のモード
  • スタンダード:CE-2を再現したサウンド
  • CE-1コーラス:CE-1を再現したサウンド
  • CE-1ビブラート:CE-1のビブラートを再現したサウンド

スタンダードは結構爽やかなサウンドですが、CE-1モードにすると結構エグめなかかり方をするので、色々な場面で使えるペダルだと思います。

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BOSS|CE-5

コーラスエフェクターといえばBOSSの「Chorus Ensemble」シリーズが一番最初と言われています。

こちら「CE-5」はそんなChorus Ensembleシリーズの現行モデル。

CE-1と同じ系統の深いコーラスがかかるエフェクターです。

ノブは以下の4種類を搭載しています。

4つのノブ
  • E.LEVEL
  • RATE
  • DEPTH
  • FILTER

FILTERノブを使うことで、特定の周波数をカット出来るようになっているのが、他のペダルにはない特徴といえるでしょう。

ちなみにFILTERノブは外側と内側で2種類のノブが1箇所にまとまっており、外側が低音域担当のフィルター、内側が高音域担当のフィルターになっています。

それぞれを使い分けることで、耳障りになりやすい高音域や、音がボヤけやすい低音域を自由にカットしながら音作りすることが可能です。

また、Chorus Ensembleシリーズの初期モデルはアナログエフェクターでしたが、CE-5はデジタルエフェクターになっており、ノイズにも強くなっています。

サウンドや操作性、価格といったさまざまな要素のバランスが非常にいいペダルなので、ぜひチェックしてみてください。

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BOSS|CH-1

Super Chorusシリーズは、Chorus Ensembleと対をなす存在のBOSSのコーラスエフェクター。

CE系統はモデルチェンジを繰り返していますが、CH系統はいまだに「CH-1」のままロングセラーになっているので、完成度の高さがうかがえますよね。

ノブは以下の4種類が搭載されています。

4つのノブ
  • E.LEVEL
  • EQ
  • RATE
  • DEPTH

EQノブは右に回すと高音域が強調され、左に回すと高音域がカットされるという効果です。

爽やかさが欲しいときは右に回してあげるといいでしょう。

また、肝心のサウンドに関して、BOSSのCEシリーズ(Chorus Ensemble)は深いうねりを特徴としていますが、こちらCH-1はより爽やかなかかり方が特徴です。

クリーントーンで爽やかさを演出するときにはもちろん使いやすいですし、歪みサウンドの厚みをちょっと増やしたいときにも重宝するのではないでしょうか。

非常に爽やかなサウンドなので、エレキだけではなくアコギにも使いやすいエフェクターだと思います。

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TC Electronic|Corona Chorus

ありとあらゆる音を一台で済ませたい人にオススメなのがTC Electronic Corona Chorusです。

こちらは非常に高機能なのが特徴で、爽やかで美しいコーラスから、ギュワンギュワンのエグいコーラスサウンドまで、幅広い音作りに対応できます。

サウンドのクオリティも高く、プロギタリストからの評価も高いペダルです。

コントロールノブは以下の4種類のパラメータが割り振られています。

4つのノブ
  • SPEED
  • DEPTH
  • FX LEVEL
  • TONE

「TONE」ノブが搭載されていることで、サウンドの明るさをコントロールできるコーラスペダルは結構珍しいですよね。

これがあることによって狙った音が作りやすいように感じます。

また、中央のトグルスイッチでは以下の3種類のモードを切り替えることが可能です。

3種類のモード
  • CHORUS:TC Electronicの名機と言われる「SCF」からインスピレーションを受けたスタンダードなコーラスサウンド
  • TONEPRINT:Tone Printを使うモード
  • TRI CHO:3種類のコーラスを混ぜ合わせた独特なサウンド

「Tone Print」というのは、パソコンやスマホから音作りをしたり、有名なプロギタリストが音作りしたサウンドデータをそのままロードすることができる機能のことです。

ちなみにこのペダルをコンパクトにした「Corona Mini」という機種も販売されています。

こちらはノブが少なくなっているものの、Tone Printを使えばかなり細かくセッティングを追い込めるので、音作り上のデメリットは特にありません。

ノブを実際に回して音作りをすることにこだわりがなければ、オリジナル版ではなくこちらのmini版でも十分かと思います。

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Maxon|CS-550 Stereo Chorus

Maxon CS-550は、日本を代表するギタリストであるChar氏が監修したことで知られる、アナログコーラスエフェクターです。

現在はオリジナルモデルをトゥルーバイパス仕様にした復刻版が販売されていますが、Char氏が監修したオリジナルモデルと同じコーラスユニットを搭載しています。

サウンドに関しては、アナログということもあり、デジタルコーラスよりも温かみのある音が特徴です。

他のコーラスよりも少しクセの強いかかり方をしますが、独特の明るさがあるように感じます。

ノブは以下の4種類を搭載しています。

4つのノブ
  • SPEED
  • DEPTH
  • D-TIME(ディレイタイム)
  • M-LEVEL(ミックスレベル)

ディレイタイムを操作できるのは珍しいですよね。

ディレイタイムを右に回していくほど音に広がりみたいなものが出てきますので、より立体的なサウンドにしたいときに役立つでしょう。

また、「M-LEVEL」のツマミは本体の上部ではなく、側面に搭載されています。

ちょっとボディが大きいのがマイナスポイントではありますが、サウンド自体はかなり良いので「サイズは大きくてもいいから温かみのあるアナログコーラスが欲しい」という方にはオススメです。

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strymon|Ola Chorus

strymon Olaは、高級エフェクターメーカーstrymonによるコーラス&ビブラートペダル。

非常に高機能でサウンドのクオリティも高いので、コーラスにこだわりがある人や音作りをとことん追い込みたい人におすすめです。

こちらはデジタルエフェクターではありますが、アナログコーラスの回路を内部で完全にシミュレートしているとのこと。

確かに音を聴いてみると、アナログっぽい温かみを感じます。

また、このペダルは「3種類のタイプ」と「3種類のモード」が用意されていて、上部にあるトグルスイッチで切り替えることが可能です。

3種類のタイプ
  • chorus:スタンダードなコーラスエフェクト
  • multi:3系統のdBucketディレイ・ラインを採用した3層コーラス
  • vibrato:ビブラートエフェクト
3種類のモード
  • norm:ノーマルモード
  • env:弾く強弱に合わせてエフェクトの強弱が変わる「envelope(エンベロープ)」モード
  • ramp:バイパス時にスイッチを踏んでいる間だけエフェクトがかかる「ramp(ランプ)」モード

envelopeモードのときはTYPEスイッチの動作が以下のように変化します。

envelopeモード時のTYPE
  • chorus:強く弾くほどコーラスが薄くかかる
  • multi:強く弾くほどコーラスが強くかかる
  • vibrato:強く弾くほどビブラートのスピードが速くなる

これ以外にもいくつかの機能があるのですが、ややこしいのでとりあえず「色んなことができるペダル」だと思っていただければと思います…!笑

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BOSS|DC-2W

「DC-2W」はヴィンテージエフェクターとして有名な、「DC-2」というディメンションコーラスを現代によみがえらせたペダルです。

ディメンションコーラスというのは原音を揺らさずに音を広げるというユニークな特徴をもったコーラスで、他のコーラスペダルにはない特徴的な音作りが可能になります。

また、通常のエフェクターはツマミでサウンドを変化させますが、DC-2Wは4つのスイッチを押して変化させるのが特徴です。

左から順番にコーラスが強くかかる仕様で、複数のスイッチを同時に押しして効果を組み合わせることも可能になっています。

サウンドとしては、基本的にかかりが薄めなので、爽やかなサウンドを演出したいときにオススメです。

スイッチを組み合わせることで少しエグめな音を作ることもできますが、ギュワンギュワンいうような強烈なコーラスサウンドを作るのは難しいと思います。

また、本体中央部のスイッチで2つのモードを切り替えることも可能です。

2つのモード
  • S(スタンダード):オリジナルのDC-2を再現したサウンド
  • SDD-320:SDD-320を再現したきらびやかなサウンド

ノブで音作りをするエフェクターのように細かく設定を追い込むことができないのがデメリットではありますが、逆に言うとスイッチを選ぶだけなので初心者でも簡単にそれっぽい音を作ることが可能です。

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TC Electronic|3rd Dimension Chorus

お手頃な価格でディメンションコーラスのサウンドを手に入れたいというあなたにオススメなのがTC Electronic 3rd Dimension Chorusです。

こちらは往年の名器で現在は生産終了になってしまっている、BOSS「DC-2」の回路を参考に作られているようで、コントロールもDC-2と同じく、4種類のスイッチを搭載。

サウンドも、ディメンションコーラスの「音の広がりはあるけど、音程は揺れない」という特徴を上手く再現してあります。

スイッチは複数を同時にオンにすることもでき、合計で16種類の音作りが可能です。

オリジナルのBOSS DC-2やその後継機種のDC-2Wにはできない「4つ同時押し」なんていうこともできます。

ボタンのオン/オフを切り替えるだけなので、音作りが苦手な人でも簡単ですね。

そしてなによりこのエフェクターの凄いところは価格ではないでしょうか。

5000円前後で買えるディメンションコーラスペダルはなかなかありません。

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One Control|Dimension Blue Monger

エフェクターボードの邪魔にならないコンパクトなディメンションコーラスを探しているならOne Controlの「Dimension Blue Monger」がイチオシです!

One Controlは著名エフェクタービルダーであるBJFことBjorn Juhlが参加しているエフェクターブランドで、小型でありながら高い操作性や音質を誇るエフェクターをたくさんリリースしています。

こちら「Dimension Blue Monger」は設計したBJFが「Watery」と表現したように、まさに水の中にいるような透明感があるサウンドが魅力。

かなり強く効かせることも可能ですが、どこまでいっても爽やかさを失わないサウンドです。

ノブは以下の3種類が搭載されています。

3つのノブ
  • COMPLEXITY
  • COLOUR
  • MIX

「COMPLEXITYって何?」と思ってしまいますが、メーカーによると「エフェクトの複雑さをコントロールする」らしいです。

詳細はわかりませんが、これを回すことで色んなパラメーターを一気に操作して、音の複雑さを変えているんだと思われます。

あと、やはりOne Controlの製品は非常にコンパクトなので、持ち運びがしやすく、ボードの隙間にもスポッと入れられるのも魅力ですね。

また、こちらはアルミ削り出しの筐体を使っていることもあり、お値段以上に高級感があるエフェクターといえるでしょう。

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まとめ

音に厚みを加えるコーラスエフェクターの紹介でした。

自分にぴったりなものを見つけて音作りにいかしてみてくださいね。

また、筆者は音楽関連の講座動画をYouTubeでたくさん公開しているので、よかったらチャンネル登録お願いします!

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