ソフト音源の中でもオーケストラ音源はなかなか手を出しにくいものではありますが、必要な人も多いでしょう。
今回はそんな、オーケストラ音源のなかでもおすすめのものを紹介したいと思います。
また、今回はソロ楽器ではなく、沢山の種類の楽器がバンドルされているソフトに絞って紹介します。
初心者向けのものからプロユースのものまで揃っていますので、自分の用途にあうものを選んでみてください。
それではいってみましょう。
1. UVI Orchestral Suite
Orchestral Suiteは60以上のクラシック楽器を1つにまとめた便利でお手ごろ価格を実 現したインストゥルメントパッケージです。
ストリングス、ブラス、ウッドウィンズ、パー カッション、フルコーラスはもちろんのこと、美しい教会オルガン、ハープシコード、チェ レスタ、クラシックギター、ハープなどの編入楽器も丹念に収録しました。
アンサンブル またはソロ楽器、異なる演奏スタイルの選択、楽器ごとに最適化したコントロールはリア ルさと表現力豊かな演奏をもたらします。Orchestral Suiteに含まれるすべての音色は詳 細な収録と丹念な編集によって自然な響きと演奏感が約束されています。
https://www.uvi.net/jp/orchestral-composer/orchestral-suite.html
とにかく安くフルオーケストラ音源を入手したい人におすすめなのが、このOrchestral Suiteです。
お値段は約2万円と、かなりリーズナブルでありがなら17000ものサンプルデータ、60種類以上の楽器を収録しているというコスパの良さ。
UVI独自の圧縮方法を採用していて、その容量は何と5GB以下。
オーケストラ音源が欲しい初心者や、音源を作り込むわけではなく譜面の確認をしたいだけのプロにもおすすめなオーケストラ音源です。
2. IK Multimedia Miroslav Philharmonik 2
壮大な弦楽器セクション、躍動する木管楽器セクション、咆哮する金管楽器セクション。
流麗なレガートから生き生きとしたピツィカートまで。
アグレッシブなスピッカートからエレガントなスタッカートまで。
弱々しいピアニッシモから意気揚々としたフォルテッシモまで。
触れた瞬間に感じられる、圧倒的なサウンドの美しさ。感情を揺さぶる力。
そして、音楽性。
それがMiroslav Philharmonik 2です。
https://www.ikmultimedia.com/jp/products/philharmonik2/
約6万円で販売されているIKのオーケストラ音源。
本格的な即戦力にはなるオーケストラ音源が欲しいけれど、超高級なものには手が出ない人にはおすすめの音源です。
同じ価格帯の中でもかなり音質が良く、奏法や楽器も充実していて、非常にコスパが良いですね。
また、収録音が既にホールで演奏されているような音なので、細かいEQやリバーブを操作する必要がなく、ミックスが苦手な人にもおすすめです。
3. EASTWEST QUANTUM LEAP HOLLYWOOD シリーズ
Hollywood Orchestraは、Doug Rogers、Nick Phoenix、Thomas Bergersenによってプロデュースされ、Shawn Murphy(アカデミー賞、C.A.S.米映画音響協会賞、BAFTA 英国映画テレビ芸術アカデミー賞、エミー賞受賞歴あるサウンドエンジニア)を迎えて制作された、最も緻密かつ総合的なバーチャル楽器音源コレクションです。
かつて前例がないほどの音質と楽器へのこだわりにより、すべての楽器にはマイク5基が設置されました。クオリティを求めるコンポーザーにとって必須の制作ツールとなっています。
https://h-resolution.com/product/hollywood-orchestra/
EASTWESTから出ている、プロ向けのフルオーケストラ音源シリーズ。
プロクオリティのオーケストラを自分で作りたい人にはオススメの音源です。
このシリーズからは4つのソフト音源が出ています。
- Hollywood Strings
- Hollywood Brass
- Hollywood Orchestral Woodwinds
- Hollywood Orchestral Percussion
全て最高バージョンで揃えた場合の容量は600GB以上。SSDが必須ですね。
アマチュアでもぎりぎり手が届く価格帯ですが、かなり重いので高スペックPCが必要です。
音質や奏法、楽器の種類は文句なしでしょう。
打ち込みは意外に簡単で、ベタ置きでもすぐにそれっぽくなります。
反面、どれも「EastWestの音」になってしまうので、同じ音源を持っている人と差が出にくいかもしれません。
4. Vienna Symphonic Library Spesial Edition シリーズ
『VIENNA SPECIAL EDITION VOL.1』は、オーケストラで最もよく使われるインストゥルメントとアーティキュレーションを収録した、基本的かつお手頃なオーケストラ総合音源です。
合計で28のインストゥルメント(アンサンブル形式も含む)を収録し、全てのストリングスとウィンズ(金管&木管)には、サスティンやスタッカートといった基本的なアーティキュレーションのほか、VIENNA SYMPHONIC LIBRARY(ビエナ・シンフォニック・ライブラリ)社シリーズの最大の特徴ともいえる “レガート・パフォーマンス” を収録。VIENNA INSTRUMENTSソフトウェア・プレイヤーのアルゴリズムによって、直感的に、スムーズでリアルなレガートフレーズを演奏することができます。
https://sonicwire.com/product/35460
EastWestと肩を並べる、プロクオリティオーケストラ音源。
4種類の基本ライブラリと、2種類の拡張ライブラリが販売されています。
全種類のバンドルは約20万円と高価ですが、個別なら数万円から購入できるので、まずは基本ライブラリを試してみてはいかがでしょうか。
音質はかなりドライでポップスにも使える音。
打ち込みはかなり難しいですが、手間をかければ本物のように鳴らすことができます。
まとめ
いかがでしたか?
どれもおすすめのものばかりですので、気になる方はぜひ試してみてください。
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