音楽は「聴く・体験して楽しむ時代」から「作って楽しむ時代」になってきた

  • 最終更新日:2018.11.06
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  • 雑記
音楽は「聴く・体験して楽しむ時代」から「作って楽しむ時代」になってきた

皆さんの音楽の楽しみ方はどんな感じですか?

たぶん一番多いのが「聴いて楽しむ」という方法じゃないでしょうか。

YouTubeやSpotifyなどで音楽を聴くのが日常生活の一部となっている人もたくさんいると思います。

通勤電車では若い高校生から、中年のサラリーマンまで皆イヤホンで音楽を聴いてます。

 

「ライブに行く」という人も多そうですよね。

夏フェスという言葉も一般化したように、好きなバンドやアーティストのライブに行くのが普通になりました。

Twitterで、「〇〇のライブ最高だった!大余韻~」とかいうツイートを見る回数も増えました。大余韻って言葉は何でこんなに流行ったんですかね。

それはさておき、特定の日時、場所でしか聴けない音楽を体験して楽しむライブは、今や大人気の娯楽です。

 

音楽の楽しみ方といえばこんな感じで、聴いたり、ライブに行ったりといった楽しみ方が今までの普通でした。

 

ですが、最近はこれとは違う楽しみ方がもっと増えてきました。

そうこれが、タイトルにある「作って楽しむ」というクリエイティブな楽しみ方です。

 

クリエイティブな音楽の楽しみ方が広がっている

皆さん、このおもちゃ見たことありません?

これはNintendo Switchで遊べる「Nintendo Labo」というおもちゃ。

ダンボールを組み立てて、Switchのコントローラー機能を拡張するものなんですが、段ボールを組み立ててピアノやギターを作れるんです。

これが結構面白いらしく、子どもだけでなく大人にも人気になっています。

Nintendo Laboだけを使って、一曲の全パートを演奏してしまう猛者もいました。

 

これってかなりクリエイティブな音楽の楽しみ方じゃないですか?

今まで聴いたり、ライブを観に行ったりしていた人たちが、音楽の作り手側に回るという現象です。

しかもNintendo Laboの他にもさまざまなクリエイティブな楽しみ方が増えています。

 

例えば、DJもそうです。

2010年代前半当たりから海外のEDMブームに乗っかる形でDJを始めた人が急増しました。

自分の好きな曲を繋げたオリジナルミックスを配信したり、クラブで実際にプレイしたことがある人も多いはずです。

 

また、中高生を中心にTik Toknanaというスマホアプリも現在進行系で流行っています。

これらは音楽でダンスをしたり、自分で歌ったり演奏したりと、自分なりの新たな価値を創り出すというクリエイティブな楽しみ方です。

 

こういった「音楽を作って楽しむ」という行為が広まるのはとても素晴らしいことだと思います。

音楽市場が新たなフェーズに移るきっかけになるんじゃないでしょうか。

 


音楽人口が増えると市場が活性化する

「音楽を作って楽しむ」という楽しみ方が広まることによって、音楽市場が活性化すると思っています。

 

当たり前ですが、音楽に一番お金を使うのはミュージシャンですよね。

音楽をする人たちは楽器を買ったり、ライブに行ったり、欲しい音源を買うということを頻繁にします。

普通の人には違いが分からないギターに50万もかけたり、CDやらレコードやらで部屋が埋まってしまう人もいますね。

分からない人からすればクレイジーなお金の使い方ですが、当人たちは本気で欲しいと思って買っています。

ミュージシャン的な音楽の楽しみ方をする人たちが増えれば、音楽市場に回るお金も増えるんです。

 

先程のダンス動画を作ったり、歌や演奏、DJをするというのは圧倒的にミュージシャン寄りの音楽の楽しみ方です。

このような楽しみ方が一般化すれば、音楽市場が再び盛り上がる可能性が高いのではないでしょうか。

 

たとえば、Nintendo Laboやnanaで音楽のクリエイティブな楽しさを知った人が、より本格的な音楽機材を買ったりすることが実際に起きています。

nanaをきっかけにDTMやボーカルのレコーディングに目覚めて、高いマイクやパソコンを買う人もいるそうです。

音楽を作る楽しみが分かると、音楽の聴き方も変わるので、イヤホンやヘッドホンが売れることもあります。

 

 

ちなみに、DJをしている人を中心に、アナログレコードの人気が再燃しています。

アナログレコードはこれです。蓄音機などで聴くやつ。

それに際して2018年、ソニーは28年ぶりにアナログレコードの自社生産を再開したそうです。

 

 

しかも、ミュージシャンたちは好きな音楽を自分で探す生き物なので、今まで日の目を見なかったアンダーグラウンドのミュージシャンたちにもお金が回ります。

停滞していた音楽シーンも活性化しそうです。

 

今後、起こりそうなこと・起こってほしいこと

音楽人口が増えると、音楽市場も賑わうのは先程の通り。

このことに気付いている人は僕以外にもいっぱいいると思うので、これからは音楽人口を増やすために色々なことが起こると思っています。

ここではそんな、起こりそうなことを書いてみましょう。

起こりそうなこととか言っていますけど、半分「起こってほしいなあ」という願望ですけどね。笑

 

VRでバンド

今ゲームなどで話題のVR。

専用の機械を頭に付けて、仮想現実を楽しむ装置がVRです。

 

最近、「VRを使ってオンラインでバンドが出来たら面白そうだなあ」と思いついたのですがどう思いますか。

今でもインターネット回線を使って、リアルタイムでバンド演奏ができるサービスも一応ありますが、それは音だけのやり取り。

 

VRを使えば視覚的にも、そこにいるかのようにバンドを楽しめます。

わざわざ重い機材を持ってスタジオで練習するよりもよっぽど手軽ですし、初めての人にもハードルが低いのでバンド人口が増えそうです。

もしかしたら、VR内でライブハウスができて、リアルタイムでライブできたりするかもしれません。

 

今はまだ技術的に難しそうですが、将来的にそうなったら楽しそうです。僕ならそのゲーム(?)買います。

 

パラデータ配布の一般化

パラデータというのは簡単に言えば、「ギターだけ」や「ベースだけ」といったような、音楽を構成する音をばらばらにしたデータのことです。

このパラデータを配信するのが、今少しずつ増えてきています。

これが今後増えるんじゃないでしょうか。

 

「パラデータを配信したからなんなの?」と思う人もいるかもしれません。

Remix(リミックス)っていう言葉を聞いたことないですか?

リミックスは原曲の一部を使って、新たな別の音楽に作り変える手法のことです。

 

音で聴いた方が分かりやすいと思います。

皆さんご存知、椎名林檎の『丸ノ内サディステック』、

下の動画はそれのライブバージョンに編集した『幕ノ内サディスティック』です。

 

これを、リミックスすると下のようになります。

 

 

リミックスをするとき、楽曲のパラデータやボーカルだけのデータがあると、とても便利なんです。

下のリミックスではボーカルだけのファイルを使ってリミックスをしています。

 

トラック全部のパラデータが無理なら、ボーカルだけという形や、何個かをまとめたステムを配信するだけでも日本のリミックス文化は活性化すると思うんですよ。

 

しかもパラデータなら好きなバンドのギターやベースだけを聴くこともできるので、耳コピして自分で演奏する人も増えそうですよね。

 

ミックスが手軽に体験できるフォーマットの開発

ミックスっていうのは「音を混ぜて一つの音楽にする」という作業のことです。

このミックスが手軽に体験できるフォーマットが開発されたらいいなあ、と思っています。

 

たとえばYouTubeなどで、ギターやベース、ドラムの音量を別々に操作できるようになったら楽しそうです。

重低音が好きな人はベースの音量を上げたり、ギターが好きな人はギターだけで聴いたりと、色々な楽しみ方ができます。

 

人によって、好きな音量バランスが違うので「私はこういうバランスが好きなんだけど、皆はどう?」みたいな会話が生まれたり、

それぞれがベストと思う音量バランスをSNSで討論したりと、作る側に立って音楽について考える機会が増えます。

 

音楽のクリエイティブな楽しさに気付いた人がDTMに目覚めたりするんじゃないでしょうか。

 


まとめ

「音楽を作る時代」はまだまだ始まったばかり。

これがますます発展するのか、それともここで終わってしまうかわかりません。

 

個人的にはやっぱり発展して欲しいと思っています。

なにより、作る人が増えればそれだけ面白い音楽が増えるのが楽しみです。

今回はこの辺で。

ではまた。

 

 

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