全くの作曲初心者でもDTMで曲作りができるようになる「3ステップ」を解説

  • 最終更新日:2020.12.28
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全くの作曲初心者でもDTMで曲作りができるようになる「3ステップ」を解説

最近はスマホやPCで手軽にDTM(デスクトップ・ミュージック)ができるようになったこともあり、趣味として作曲をする人が増えています。

一人でオリジナルソングを作ってSNSで公開したり、作った音楽をダウンロード販売をしたりサブスクで配信したりする人なども多く、音楽制作がより身近なものになってきました。

 

とはいっても、PCやスマホさえあれば誰でもすぐにプロのような曲を作れるというわけではありませんよね。

何となく「自分にも簡単にできそう」というイメージで始めてみたけれど、全然思うように曲が作れず挫折してしまうパターンが結構あるんじゃないでしょうか。

実際、筆者の場合もそんな理由でDTMを始めてみたものの、全然イメージ通りにいかず挫折しかけました。笑

 

そこで今回は、挫折してしまう人を少しでも減らせるように、全くの作曲初心者でもDTMで曲作りができるようになる「3ステップ」を解説してみたいと思います!

ちなみに筆者はこんな曲を作る人です。

今回紹介するステップを踏まえていくと、いずれこんな感じの曲が作れるようになります。

それでは早速解説していきましょう。

 

まず知っておいてほしいこと

最初は音楽経験があるかないかで大きく変わる

一口に作曲初心者とはいっても、いろいろな人がいますよね。

例えば音楽の経験が小中学校の授業くらいしかない人、作曲自体は初めてだけどピアノは習っていた経験がある人などなど。

つまり、同じ作曲初心者でも持っている音楽の能力やスキルが人によって違うということです。

 

最近では、誰もが手軽にPCやスマホを使って作曲ができるようになったものの、クオリティの高い音楽を作るにはやはりそれなりの勉強や経験が必要なのは昔から変わっていません。

稀に、ピアノやギターが全く弾けないにもかかわらず、素晴らしい曲を作ってしまう人がいますが、ああいう人は例外中の例外。

楽器が弾けなくても日頃から音楽を聴き込んでいた人ならまだしも、なんとなく音楽が好きというレベルの経験だと、最初からスムーズに曲を作るのはかなり難しいです。

 

逆に、今まで作曲はまったくやってこなかったけれどピアノやギターを何年もやっているという人は、感覚だけを頼りに作曲することも結構できたりもします。

 

作曲・DTM初心者といってもさまざまなケースがあるので、自分はどのパターンにあてはまるのかを考えてみてください。

もしあなたに音楽経験がほとんどないのなら、ぜひやっておいたほうが良いことがあります。

それをやるだけで挫折をする可能性をかなり減らせるんです。

 

音楽経験がない人は真似から始めよう

結論から言えば、まったく音楽経験がない人については、他人の曲を真似(コピー)することから始めると挫折が少なくなります!

(この方法は、ある程度音楽経験がある人にもおすすめです)

ピアノなど、楽器を始める人は真似(コピー)を最初にするのが一般的ですが、不思議なことに作曲の初心者の人は最初からオリジナルの作品だけを作ろうとしがちです。

もちろん、最初からオリジナル曲を作っても全然いいのですが、それと並行して好きな曲をコピーしてみると、より速く上達していくと思います。

 

考えてみればわかりますが、音楽経験のない人は「音楽のよくあるパターン」を知りませんよね。

「よくあるパターン」というのは例えば「よく使われるコード進行」や「よく使われるドラムパターン」みたいなものです。

作曲初心者の人は「メロディは思い浮かんだけど、どうやってコード進行をつけたらいいかわからない」とか、「メロディとコードまではなんとか出来たけど、伴奏の付け方がわからない」といった壁にぶち当たることがよくあります。

もちろんコード進行や伴奏に絶対的な正解はないものの、「よくあるパターン」をいくつか知っていてそれを当てはめるだけでも、それっぽい曲ができることがよくあるんです。

つまり、色んな曲のコピーをして「よくあるパターン」の知識が増えれば増えるほど、曲作りがかなりスムーズになります。

(逆に言えば、作曲は未経験だけどピアノやギターを何年もやっているという人が感覚だけを頼りに作曲することができたりするのは、演奏を通して感覚的に「音楽のよくあるパターン」が身についているからです。)

 

また、他の人の曲をコピーしていると、音感やリズム感も育っていきます。

作曲というのは「自分の頭の中で鳴っている曲を、自分で耳コピする行為」といっても過言ではありません。

音感やリズム感が育つという点でも、他人の曲を真似するのは非常にオススメです。

 

それに真似は「オリジナル」という完成品がある、つまりゴールが明確な行為なので、心理的にもストレスが少なく済むというメリットもあります。

 

これらの点を踏まえて、作曲初心者の方が曲作りができるようになるまでの3ステップを考えてみました。

 

全くの作曲初心者がDTMで曲作りができるようになるまでの3ステップ

ステップ1:全くの初心者は楽譜を買ってきて打ち込んでみよう

さて、まずステップ1としてやってみてほしいのが、知っている曲のバンドスコアや楽譜を買ってきて、それをそのままDAWに打ち込むという方法です。

 

先程も言ったように最初は何事も真似から始まります。

とはいえ、音感やリズム感がそれほど育っていない人にとっては、耳コピすること自体が難しいですよね。

なので、市販の楽譜やインターネット上で無料で公開されている楽譜をそのままDAWに打ち込んでしまいましょう。

 

こうすることによって、音楽の基礎の基礎が身につきます。

ただなんとなくいつも聴いていた音楽を楽譜から再現するというだけの行為ですが、非常に効果的です。

いつも見ていた街の景色を風景画として描いてみると「あれ、こんなところにこんな看板があったんだ」みたいな発見があるように、自分の手で知っている曲を真似をしてみるだけでいろいろな発見があると思います。

それを何曲かやっていくうちに、「あれこのリズムパターン、前にも出てきたぞ」といったようなことが起こり、「音楽のよくあるパターン」が自然と身についていくはずです。

 

具体的なやり方としては、楽譜に書いてある楽器をDAWの付属音源から選んで、五線譜の通りに打ち込んでいくだけです。

ギターやドラム、ベース、ピアノなどの基本的な楽器は大抵のDAWに付属しています。

もし、付属していないDAWを使っている場合は、無料のプラグインをインストールして使ってみてください。

しかし、初めてやる人にはそれでも難しいと思います。

というのもやはり、そもそも楽譜が読めないと打ち込みが出来ないですよね…。

 

しかし、ここは我慢して楽譜の読み方を勉強してください!笑

音楽にとって楽譜は、言葉にとっての文字のようなものです。

覚えておいて損はありません…!

 

ステップ2:コピーした曲を原曲に似るようにミックスしてみよう

おそらく、楽譜をそのまま打ち込んだだけでは、何故かサウンドがしっくりこないことが多いと思います。

その原因はたくさん考えられますが、一番大きいのがきちんとしたミックスの処理をしていないからです。

 

ミックス(=ミキシング)というのは、簡単に言えば音と音を混ぜること。

プロが作った音楽というのは必ずこのミックスという工程を経て、私たちに届けられます。

 

このミックスという作業がDTMの中で最も「初心者泣かせ」なものなんですよね。

正直いって、全くの初心者はこの工程をすっ飛ばしてしまっていいと思います。

ですが、ある程度の曲数をコピーしてきて、なんとなく慣れてきたらミックスにチャレンジするのがおすすめです。

 

まずはコピーした曲を、原曲に似るようにミックスしてみましょう。

本来、ミックスというのは正解というものがないのですが、それ故なにをやっていいか戸惑ってしまいます。

コピーした曲なら、原曲をある種の「正解」としてミックスできるのでちょっとは楽です。

 

ミックスに関してはYouTubeなどでもある程度なら無料で学べますし、書籍などで勉強することもできます。

とりあえずお金をかけたくない方はYouTubeの動画でも勉強できますし、詳しく学びたくなったら書籍を買ってみるというのもオススメです。

 

ちなみに筆者は『音圧アップのためのDTMミキシング入門講座』という本で最初は勉強しました。

付属のDVD-ROMには曲のパラデータが付属し、本を読みながら同じ音源でミックスを実践できる形式で、とてもタメになります。

興味がある人はぜひどうぞ。

 

ステップ3:慣れてきたら遊び感覚で作曲しよう

音楽に関係するいろいろな感覚・技術が身についてきたら、なんとなくでいいのでオリジナル曲を作ってみましょう。

ここで大切なのが「遊び感覚で作曲する」ということ。これは本当に大事です。

 

いきなり名曲を生み出そうとするのは誰しもが経験しますが、最初の1曲はどんな人でも拙い作品になります。

1曲に魂を込めるのもいいですが、それより大事なのは音楽を楽しんで、遊び感覚で作曲するということです。

 

オリジナルの作品を作り始めたころは、クオリティが低くなってしまうのは仕方がありません。

そこで、自分に才能がないと思ってうんざりしてしまうのか「楽しいから、ま、いっか」と何曲も作り続けられるのかで、成長のスピードが変わってきます。

どんな人でも数をこなせば自然と技術が身についてくるということをしっかりと覚えておきましょう。

 

ちなみに最初はとりあえず1曲を完成させることを意識しておくと、うまくいきますよ。

そのためにオススメなのが締め切りを作るという方法です。

音楽というのは、実際いくらでも修正できてしまうものなので、締切がないといつまでも作業してしまいなかなか完成しません。

自分で締め切り期限を設定して、それまでに仕上げる(期限内に出来たものを完成品とする)ようにすると、どんどん数をこなしていくことができ、技術が身についていくと思います。

 

あとよく質問される「初心者の人におすすめな作曲法」に関しても書いておきますと、僕の持論では「コードから作曲」が初心者の方でも比較的とっつきやすいと思います。

初心者のころはメロディを先に作ろうしてしまいがちですが、メロディにコードをつけるのはなかなか難しいです。

ですが、コードが先にあった状態でメロディを作ると意外とスムーズにできたりします。(人によって「合う・合わない」があるので、合わなかったら他の方法も試してみてください)

定番のコード進行を音源付きでいくつか紹介している記事がありますので、それを聴きながらメロディを作ってみたりしてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

作曲初心者がDTMでオリジナルソングを作るまでの道のりをまとめると

  1. 楽譜をそのまま真似してDAWに打ち込む
  2. コピーした曲をミックスしてみる
  3. 遊び感覚で作曲してみる

の3ステップになります。

 

これ以外にもさまざまな方法がありますが、なんとなく行き詰まっていたり、何をやればさっぱりわからない人はこの方法がおすすめです。

ちなみに筆者は音楽関連の講座動画をYouTubeでたくさん公開しているので、よかったらチャンネル登録お願いします!

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