YouTubeやニコニコ動画で演奏してみた動画を投稿しても、思ったように動画が伸びないと悲しいですよね。
いくら投稿しても3桁くらいまでしか再生されず、挫折してしまいそうな人も多いのではないでしょうか。
再生回数を伸ばすのは、それなりに大変なことです。
今回は、そんな演奏してみた動画が伸びない理由と、再生回数を稼ぐ方法について考えてみました。
演奏してみた動画が伸びない理由
演奏動画が伸びない理由はいくつか考えられますが、一番ありがちなのが「その動画に需要がないから」です。
皆さんは演奏してみた動画を見る人はどんな人が多いと思いますか?
先に答えを言ってしまうと、ギターの演奏動画ならギタリスト、ベースならベーシストといったように、「その楽器を演奏している人」だと思います。
YouTubeやニコニコ動画だと分かりにくいですが、ツイッターなどを見ると実感できるのではないでしょうか。
投稿している人のSNSフォロワーなどをみてみる、ほとんど「楽器を演奏している人」です。
もちろんカテゴリーでトップの有名人レベルになると、YouTubeの関連動画などに表示されることも多いので、いろんな人が動画を見に来ますが、それはトップの人の話。
多くの「普通の人」はギターとベースが区別もできません。
そんな人たちがわざわざ楽器の演奏動画を自分で検索して見に来る可能性は低いということは、何となく想像できるんじゃないでしょうか。
再生回数を伸ばすために大切なこと
さきほど、需要がない動画は見られないという話をしましたが、では需要がある動画というのはどういったものでしょうか。
ここでは、そんな需要がある動画にするために大切なことを解説します。
1.重要なのは選曲
まだ駆け出しの演奏者・YouTuberだった場合、動画を伸ばすのに一番重要なのが選曲です。
これは何故かというと、多くの人は曲名で検索して動画にたどり着くから。
自分自身に知名度がないのなら、知名度がある曲を演奏することで、再生回数は今よりも伸びるというのはなんとなく想像できるのではないでしょうか。
そして選曲において重要なのが、単に人気の曲を選べばいいというわけではない!ということ。
人気の曲というのは、それだけ多くの人が演奏してみた動画に使いますよね。
ということは、自分自身に知名度がないとそれらの動画に検索順位で勝てず、下のほうに埋もれてしまうんです。
こういうと「マイナーな曲でもダメ、人気の曲でもダメならどうすればいいんだよ!」と言いたくなってしまう気持ちは分かります。
では、具体的にどうすればいいののでしょうか。
具体的には以下の3パターンをオススメします。
- 人気アーティストのマイナーな曲を演奏する
- リリースして数時間後など、人気アーティストの曲を誰よりも早く演奏して動画にする
- TAB譜などの楽譜を配布する
人気アーティストのマイナーな曲を演奏する
この方法はほとんど確実に伸びるのでどんな人にでもオススメです。
人気アーティストにはマニアックなファンも多いので、マイナーな曲でもそこそこ伸びます。
特に人気アーティストの曲でも、YouTubeにミュージックビデオが上がっていないものなどは、演奏している人も少ないので、動画をアップすれば検索で上のほうにくる可能性が高まります。
リリースして数時間後など、人気アーティストの曲を誰よりも早く演奏して動画にする
これについては耳コピ能力や演奏能力がそこそこ高い人にオススメの方法です。
人気の曲でもリリースしてから数時間~数日の間はまだ演奏している人は少ないので、検索で上に表示させやすいんですよね。
そして初動で十分に再生数を稼げた場合、検索で上位に表示され続けるということもよくあります。
YouTubeなどで検索してみると分かりますが、演奏してみた動画で1番上に来ているのは、アーティストがリリースしてから数日以内に投稿された動画がほとんど。
上手くいけば、このように人が観続けてくれる動画になります。
TAB譜などの楽譜を動画に表示する
先ほども述べましたが、演奏してみた動画を探している多くの人は、その楽器の練習の参考にしようとしています。
ということは、その人たちの需要に大きく応える動画を出せば伸びやすいということ。
具体的にはTAB譜や五線譜など、楽譜を動画内に表示する方法がオススメです。
また、演奏レッスン的な動画もほかの動画に比べて伸びやすい傾向にあります。
2.画質を向上させる
映像というのは音よりも情報量が多く、印象に残りやすいもの。なので多くの人は音質よりも画質を優先してしまいます。
しかも、ほとんどの音楽リスナーや楽器初心者は演奏の上手い下手なんて、ほとんど分かりません。
楽器の音が鳴っているだけで、カッコイイと思う人が大半です。
極論を言ってしまえば「演奏は上手だけど画質が悪い映像」よりも「演奏は下手だけど画質が良い映像」のほうが伸びやすいんですよね。
ということで、画質はできるだけ良くしましょう。
最近のトレンドは一眼レフで背景がボケているタイプの映像。
このタイプの映像にするだけで、印象がかなり違います。
一眼レフを持っていたり、身近に持っている人はぜひ使ってみてください。それだけで動画の印象がかなり良くなります。
スマホで撮るというときにも、インカム(自撮り用のカメラ)ではなくて、外側のカメラを使うだけでもかなり画質が良くなるので試してみてください。
3.ツカミに一工夫を
選曲、画質ときて次は動画の最初の数秒部分、いわゆる「ツカミ」について考えてみましょう。
YouTubeなどの動画サイトでは、最初の数秒で7割の人が動画から離脱してしまうと言われています。
「何となくクリックしたけれど、なんかつまらそうな雰囲気だから観ずに辞めた」という経験を皆さんもしたことがあるんじゃないでしょうか。
これは演奏してみた動画も全く同じです。
なので、最初の10秒に人の心をつかむ工夫を全力で詰め込んでください。
一番もったいないのが、最初の数秒が無音の動画。
急に音が鳴るとびっくりしてしまいそうで、最初に無音を入れるという心遣いをしている人もいるかもしれませんが、1秒以上の無音を待てる人はほとんどいません。
4.「魅せる」か「見せる」
演奏してみた動画はワンカットで撮ることが多いので、どうしても単調な映像になってしまいがちです。
そのような動画はやっぱり途中で飽きてしまいますよね。
なので、演奏をするときにはオーバー気味に体を動かしてみましょう。
動きで「魅せる」ということです。
とはいえあまり動く演奏スタイルが好きじゃないという人もいるかもしれません。
ライブなどでもほとんど動かないプロのミュージシャンはいます。これは個人の好みと言えるので、無理に体を動かす必要はないので安心してください。
そういう時には手元が見やすい映像にすると楽器を練習している人は最後まで見てくれます。
あとは、複数のカメラを使ってカットを入れ替えていったりすることで飽きにくい動画を作ることができます。
カメラが複数用意できないときには、何テイクか違う構図で撮って、それを繋げていく方法もオススメです。
5.何度も見てもらいやすい工夫をする
動画をたくさんの人に見てもらうことはもちろん大切ですが、一人の人に自分の動画をたくさん見てもらうことも大切ですよね。
前の動画でついたファンが次の動画も見てくれたら、動画を出すたびにどんどん再生回数は伸びていきます。
そんな風になるのが理想的ですが、一度動画を見てもらえた人に次の動画も見てもらうためにはそれなりに工夫をしなければいけません。
こういうときに重要なのが「トレードマーク」です。
有名な演奏者の動画を見てもらえばわかりますが、それぞれの動画の中やサムネイルなどに、その人だと分かる「トレードマーク」がある人がほとんど。
ある人は曲名を手書きにしたサムネイルをずっと使っていたり、かわいらしい小物やぬいぐるみなどを分かりやすい位置に置いている人もいます。
このように動画やサムネイルなどに、一目であなただと分かるトレードマークを作ってみましょう。
あとは、YouTuberなどが動画の最後でやっている「チャンネル登録お願いします!」みたいなのもかなり効果があるのでオススメです。
チャンネル登録をしてもらうことで、あなたが動画を投稿したりするとその人に通知が行くようになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
動画をの伸ばすのは、実際かなり大変なことです。
もし、あなたの動画が伸びずに挫折しそうになっていたとしたら今回紹介した方法をぜひ試してみてください。
それではまた。