古今東西さまざまなギタリストがいますけども、大体の「大物」と言われるギタリストってCDの1枚や2枚くらいは出してるもんです。
ましてやシグネイチャーモデルと言われる、自分自身のために設計されたギターが市販されているギタリストなら尚の事。
でもいるんですよ。Alex Hutchings(アレックス・ハッチングス)という男が。
CDを1枚も出していない大物ギタリスト、Alex Hutchings
皆さんご存知無いかもしれませんが、”Jam Track Central“というサイトがありましてね、そこでは高品質なバッキング音源とTAB譜、そして実力派ギタリストが出演する教則ビデオを販売しているんです。Alex Hutchingsはそこで素晴らしいクオリティの音源をたくさん出しています。
Jam Track Centralでは彼の他にも、Guthire Govanや、Mateus Asato、Jack Thammaratといった今をときめくスーパーギタリストを排出していることからも、彼の実力が凄まじいことがわかるんじゃないでしょうか。
まあ、百聞は一見にしかずということで、
どうでしょう。
とにかくメロディアス。エモい。
テクニック的にも勿論素晴らしいです。速弾きも当たり前。
速弾きが得意なギタリストって、曲の最初の方は落ち着いてメロディアスなフレーズを弾いてるのに、曲の途中から速弾き一辺倒になりがちなんですが、彼はそのあたりのバランス感覚が非常に優れている用に感じます。
彼の速弾きは「テクニックを見せつける」的な意味よりも、フレーズとフレーズをつなぎ合わせるためだったり、リスナーを飽きさせないための音数の変化的な意味合いが強く、嫌な感じは全くしません。
しかもどんなジャンルでも対応できる音楽的素養の高さも持ち合わせています。
例えばブルース。
ガチガチのメタルも対応可能。
こんなギタリストなかなかいませんよ。
ワークショップやライブなどで来日することも多く、生で聴くチャンスが結構あります。
筆者も一度足を運ばせていただきましたが、生で聴くと凄まじいの一言。ギタリストなら一生に一度は聴いておくべき。
使用機材
こんなスーパーギタリスト、Alex Hutchingsですが、メインで使用しているギターはWaghorn Guitarsというメーカーから発売されている彼自身のシグネイチャーモデル。
ナポレオンフィッシュみたいな見た目をしています。
おそらく6弦側のボディを大きくすることで、ギターの生鳴りを増幅させる目的があるんだと思います。
エフェクターはBOSS製品が中心です。
彼の手にかかればGT100という比較的安価なマルチエフェクターでも素晴らしい演奏を聴かせる名機になります。
やっぱり機材は値段ではありませんね笑

おわりに
いかがでしたでしょうか。
こんなスーパーギタリスト、Alex Hutchingsですが、タイトルにもあるように実はまだ自分名義の1枚もCDを発売していません。(2018年現在)
ですが、YouTubeにある彼のチャンネルや、Jam Track Centralのチャンネルで彼の演奏を聴けますので、是非気になる方はアクセスしてみてください。
それではまた。