筆者は作曲はもちろん、作詞もするのですが、作詞のほうが何倍も時間がかかります。
作曲は1日1曲くらいなら割ととすんなり書けますが、歌詞がすんなり書けた経験はあまりないです。笑
作詞をするときには毎回頭を抱えながらアイデアを絞りだしています。
今回はそんな筆者がよくやる、アイデアを出すための方法をいくつか紹介しましょう。
散歩やシャワーをする
作詞に行き詰ったときには作詞と関係ないことをすると思い浮かぶことがよくありますよね。
筆者の場合は散歩やシャワーを浴びるとアイデアが思い浮かぶので、作詞の作業期間中は無駄にシャワーを浴びたりしています。笑
他のミュージシャンからも「シャワーを浴びる派」の人は結構いるので、行き詰まったらやってみてください。
思いついたことはすぐにメモできるように、お風呂から出てすぐの場所にスマホを置いておきましょう。
スマホだとボイスメモ機能があるので、簡単にメモがとれてかなり便利です。
また、シャワーだけでなく散歩をするのもボーッとできてオススメです。
散歩をするときには自分の内面を掘り下げるだけでなく、外の風景や歩いている人をよく観察するとそれだけで歌詞ができあがることもあります。
いろいろと自分なりの気分転換の方法を見つけてみましょう。
映画や漫画からインスピレーションを得る
歌詞の題材探しとして映画やマンガを鑑賞するのもかなり効果的です。
自分が映画やマンガの登場人物になりきって、もし自分がその世界にいたらどう感じるかなどを掘り下げてみると作詞がスイスイ進みます。
また、それとは逆に、自分の歌詞の世界観に映画やマンガのキャラクターがいたら、彼らがどう感じるかというのも歌詞になりますね。
そもそも、面白い映画やマンガというのは観ただけで感情が動くので、作詞の取っ掛かりとしてかなり優秀だと思います。
登場人物のキャラクターを作り込む
ストーリー系の歌詞を作っているときには、まずは登場人物のキャラクターを作り込むのが効果的です。
漫画家さんなどもインタビューでよく言っているのですが、キャラクターをある程度しっかり作り込むことで、場面を用意すれば「勝手に」キャラクターが動き出します。
勝手に動き出すというのは、簡単に言えばそのキャラクターが取りそうな行動や心理状態が自動的にわかるということなので、しっかりとキャラクターを作り込むことが大事です。
そのキャラクターの性別だけでなく、年齢や家族構成、登場人物同士の関係性なども練っていきましょう。
マインドマップ
マインドマップというのは連想ゲームのように、ある言葉から連想される言葉を次々に書き出していくノート術です。
例えば真ん中に「リンゴ」と書いたら、その周りに「果物」や「赤」、「アダムとイブ」など連想されるさまざまな言葉を枝のようにつなげていきます。
詳しい書き方は以下のサイトが参考になりますのでぜひチェックしてみてください。
歌詞の根幹をなすテーマを真ん中に書いた後、このマインドマップで30個くらい言葉を書き出し、作詞で使えそうな言葉をセレクトしていきます。
セレクトの段階では比喩として使えるものや、情景が思い浮かびやすいものを選んでみましょう。
ランダム辞書
言葉を作詞の取っ掛かりにしている人は結構いるんじゃないでしょうか。
筆者も、ある一つの言葉や言い回しから発展させて歌詞を書くことがよくありますが、まず最初の言葉選びが難しいですよね。
そういうときにオススメなのが、辞書などを適当に開いて言葉を見つけるという方法です。
そうすることによって、自分では思いつかないような言葉と出会うことができるので、いつもと違った気持ちで作詞に臨むことができます。
Weblioなどのウェブ辞書でもランダム表示ができますので、ぜひ試してみてくださいね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回紹介した方法でアイデア出しをするのはもちろんオススメですが、急に思い浮かばないことも多いので、日頃からメモ帳などにアイデアを溜めておくようにすると作詞が楽になりますよ。
また、アイデアがあったとしても上手く歌詞にならない場合は以下の書籍が非常に役に立ちます。
この本では、アイデアを歌詞にするための言葉の選び方や、Aメロ・サビなどの書き分け方法なども爽快しているので、ぜひ参考にしてみてください。
それではまた!