大学生からドラムを始めようと思っていても、気になるのが「大学生からドラムを始めても上手くなれるのか」ということでしょう。
なんとなく楽器って小さい頃から始めないと上手くなれないイメージもありますよね。
今回は、大学生からドラムを始めるのは遅いのか?という疑問、そしてドラムを始めるとしたら必要になってくるものを解説していきたいと思います。
大学生からドラム始めるのって遅い?
結論から言えば、大学生からドラムを始めるのは全く遅くありません!
筆者の周りにも大学生でドラムに初めて触れ、かなり上手くなった人もいますし、実際にプロになった人もいます。
確かに、最初は中高生から始めた人よりも技術や知識は勝てませんが、練習をしっかりやり続けることができれば、その差はどんどん縮まっていくはずです。
幸い、大学生になると中高生のときよりも自由に使える時間も増えると思いますので、その自由時間をドラムにたくさん費やせば、確実に上達するでしょう。
それに、大学では軽音サークルが存在するところも多いので、初心者同士で情報を交換できたり、先輩や経験者の同級生に教わることもできます。
サークルでは定期的にライブをするので、練習の目的作りにも最適。
目的があって練習するのと、何も目的がなくだらだら練習するのとでは、効率やモチベーションが全く違ってきます。
色々な点を考慮してみると、大学生はドラムを始めるのにぴったりな時期でしょう。
ドラムを始めるときに必要なもの・あるといいもの
実際にドラムを始めたい!となったときに、必要になってくるものをいくつか紹介します。
最初に言っておきますが、ドラムを始めるのにドラムセットを購入する必要はありません。
ドラムは音がとにかく大きい楽器なので、特別な防音工事をした部屋が必要になります。一般的な住宅では持っていたとしても叩くことさえできないわけですね。
多くのドラマーは、音楽スタジオなどを借りてそこにあるドラムセットで練習をします。
軽音サークルに所属するつもりの人なら、大学内の共有ドラムセットを使って練習できると思います。
そんな感じでドラムセットを買う必要はありません。
ここではその他、実際に必要になってくるもの、またはあると便利なものをいくつか紹介しましょう。
スティック
ドラムスティック(バチ)は必ず必要になってきます。(というか、最悪スティックさえあれば他のものは後回しでもかまいません)
かなりの種類があるので、どのスティックにするか迷ってしまいますが、初心者のうちは「定番」と呼ばれるもので練習するのがオススメです。
というのも、ドラムスティックの中には金属で出来ていたり、重心が偏っていたりするものがあるのですが、そういったもので最初に練習をすると変な癖が付いてしまうんですね。
その点、定番になっているスティックなら変な癖が付きにくいですし、あとで特殊なスティックを使うときにもスムーズに移行できます。
実際のスティックとしてはVic Firthの5Aや、
VIC FIRTH VIC-5A×6SET ドラムスティック
Pearlの110HCなどが定番でオススメです。
メトロノーム
ドラムはリズムが基本になる楽器なので、リズム感を養うためにメトロノームは欠かせません。
初心者の頃はまだ基本的なリズム感が身についていない状態なので、特にメトロノームの存在が重要です。
メトロノームを使わないで練習をし続けると、最悪の場合、リズムに変な癖が付いてしまい、矯正するのがとても大変になってしまいます。
幸いにも最近では無料のスマホアプリでメトロノームを使えるので、ぜひ何らかのメトロノーム機能があるものを手に入れておきましょう。
練習パッド
ドラムを練習するときには音楽スタジオなどを借りることが多いですが、流石に毎日通うのは大変です。
そこで重要になってくるのが自宅練習用の練習パッド。
自宅練習では雑誌や枕を叩くというのも一つの手段ですが、やはり練習パッドの方が打感がリアルで、実際のドラムセットで練習しているのに近いと言われています。
最近の練習パッドは静音性も高く、アパートやマンションなどあまり大きな音が出せないお宅でも十分練習することができるので、大変便利ですよ。
チューニングキー
よく練習スタジオでドラムを叩いていると、スネアの音色が好みじゃなかったり、タムの音が低すぎたり高すぎたりすることってありますよね。
そういうときに便利なのがチューニングキー。
チューニングキーというのは太鼓類の音の高さを変えるために必要になってくる道具です。
非常に小さな道具で、ほとんどのドラマーは鍵の束などに付けて持ち歩いています。
とても安価ですし、ドラマーには必須のアイテムなのでぜひ入手しておきましょう。
フットペダル
初期費用にある程度余裕があるときに買って欲しいのが、バスドラム用のフットペダル。(キックペダルとも言います)
スタジオのドラムセットなどで練習するときに、マイペダルを持って行った方が上達が速くなります。
というのも練習スタジオや軽音サークルなどで共有のフットペダルはメンテナンスが行き届いていないことも多いですし、スタジオの部屋によってペダルが違ったりするので、なかなか技術が身に付かないこともあるんです。
マイペダルを持っておけば、自分でメンテナンスができますし、毎回同じペダルを使えるので技術も向上しやすいというわけですね。
おすすめのドラムペダルまとめ!定番・人気モデル8選 選び方も解説!
スネアドラム
スネアというのはドラムセットで一番多く叩かれる太鼓の名前。
音楽だとビートの2拍目や4拍目に叩かれることが多く「パン!」という抜けの良い音が特徴です。
フットペダルと同じく、マイスネアも持っておくと練習がはかどりますよ。
スネアの音色はドラマーの個性になりますし、メンテナンスやチューニングの仕方を学ぶという点で、自分が自由に使えるスネアを持っておくのはとても重要です。
スネアドラムの選び方!初めてのマイスネアにおすすめの人気モデル5選
ドラムは今すぐ始められる
必要なものをいくつか紹介しましたが、お気づきになった人もいるでしょう。
ドラムの初期費用って、他の楽器に比べてかなり安いんです!
最低、ドラムスティックさえあれば練習できてしまうわけですから、スティック代と音楽スタジオのレンタル代だけで今すぐドラムを始めることができちゃいます。
スティック代が1000円、スタジオの個人練習が高くても1名1000円くらいですから、2000円で今日からあなたはドラマーです!笑
他の楽器だと、自分の楽器を買う必要があるので、最低でも5万円くらいは初期費用にかかってしまいます。
その点を考慮すると、ドラムはかなり始めやすい楽器と言えますよね。
ぜひ皆さんも、そんなに深く考えすぎず、気軽にドラムを試してみてください。
それでは今回はこの辺で!