【作曲講座】WANIMAっぽい曲の作り方

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どうも、サッキー(@sakky_tokyo)です!

今回は幅広い世代で人気になっているバンド、WANIMAっぽい曲の作り方を解説します!

学生さんなどは文化祭や学園祭でオリジナル曲を披露するときに参考になるんじゃないでしょうか。

今回の動画

ちなみに今回の記事と同じ内容の動画をYouTubeで公開しています!

動画で勉強したい方は動画ページにジャンプしてみてください。

また動画の冒頭に今回の方法論で作れるデモ曲を載せているので、文字で勉強する方もそれを聴いてから読み進めることをオススメします。

ジャンプできる目次

○○っぽい曲の作り方を知るために

まず、「○○っぽい曲の作り方」を知るためには、音楽の3要素について考えてみるのが大切です。

音楽の3要素は以下の通り。

音楽の3要素
  • メロディ
  • コード
  • リズム

この3つを組み合わせることでありとあらゆる音楽は作られています。

逆に言えば誰かの曲を参考にするときにも、その人のメロディ、コード、リズムの癖を分析していくとその人っぽい曲が作れるようになるわけです。

ということで、今回はWANIMAの曲で音楽の3要素について分析してみましょう。

WANIMAの音楽の3要素

メロディの分析

  • 表ノリ
  • 伸ばす音が多い(リズムが跳ねない)
  • 細かくても8分音符まで

WANIMAのメロディは基本的に歌謡曲をベースにしたような、表ノリのものが中心です。

それに伴ってメロディの音符もテヌートが多く、メロディ単体で聴くとのっぺりした感じになります。

テンポが速いことも相まって、リズムに関しても細かくても8分音符までですね。

コードの分析

  • シンプルなコード進行
  • J-POPによく使われているものが多い

コード進行も至ってシンプル。

J-POPで使われるような定番のコード進行をそのまま使っています。

カノンコードや王道進行が多いイメージです。

リズムの分析

  • BPM=190~200前後
  • リズムパターンが豊富
  • 緩急がついている

WANIMAの肝はリズムですね。

BPMが速く大体190~200前後。

リズムパターンも豊富で、16ビートが急に8ビートになったり、急にキメでストップしたりと、リズムで聴かせる曲が多いです。

WANIMAっぽくするための編曲(アレンジ)について

音楽の3要素だけでなく、アレンジについても解説しておきましょう。

WANIMAで使われるパートは主に以下の4つ。

WANIMAで使われる4つのパート
  • ボーカル
  • ギター
  • ベース
  • ドラム

至って普通なロックバンドの構成です。

この4つのそれぞれについて簡単に解説していきます。

ボーカルアレンジの特徴

  • サビ前でボーカルだけになる
  • 頭サビが多い
  • 3度でハモる

WANIMAらしくする上で重要なのが、サビ前でボーカルだけになるというアレンジです!

ミュージックビデオになるようなWANIMAの代表曲のほとんどはこの手法が使われています。

例えば以下の3曲。(サビ前から始まるようになってます)

こんなふうに、サビ前でボーカルだけにすることでサビの爆発力を高める工夫がされています。

また、WANIMAの曲は頭サビが多いのもポイントといえるでしょう。

ギターアレンジの特徴

  • パワーコードじゃかじゃか系
  • ブリッジミュートで緩急をつける
  • ソロはオクターブ奏法が多い

ギターに関して言えば、WANIMAは至ってシンプル。

パワーコードをジャカジャカ弾きながら、ブリッジミュートの刻みで緩急をつけていくスタイルが使われています。

ソロに関してもオクターブ奏法が多く、シンプルイズベストといった印象です。

ベースアレンジの特徴

  • ルート弾き主体
  • 雑な打ち込みでも目立たない

ベースはギター以上のシンプルさで、基本的にルート弾きをしていればOKです。

生々しい質感などはいらないので、DTMで曲を作るときは雑に打ち込んでも、ウワモノがしっかりしていればかなり聴けるアレンジになると思います。

WANIMAはベースボーカルなので、おそらく歌いながら複雑なベースラインを弾くことは難しいのでしょう。

ドラムアレンジの特徴

  • リズムパターンが多い
  • 手数も多い

WANIMAのアレンジはドラムが鍵です。

とにかくリズムパターンが多いので、「こういうリズムパターンがよく使われている」という断言が難しいんですよね。

また、1曲の中でもいろいろなリズムパターンをとっかえひっかえするので、ドラムのアレンジをしっかりと練るとWANIMAっぽくなると思います。

Aメロの前半と後半でまるで違うビート感になっていたり、キメのフレーズが多かったりするので、自分の曲でもその手法が使えないか試してみましょう。

またDTMで作曲をしているときには、有料のドラム音源を買うと一気にクオリティアップができます。

特にWANIMAのような曲調はドラムが楽曲全体のクオリティを左右するので、ぜひちゃんとした音源を手に入れておきましょう。

ちなみに筆者の場合はAddictive Drums 2という音源をよく使います。

そこまで高くない音源ですが、ロックの場合はAddictive Drums 2の質感が曲調に合うのでお気に入りです。

おわりに

以上のことを組み合わせると上の動画の冒頭のような曲が作れるようになります。

曲の分析方法はWANIMAの曲以外にも使えるので、参考にしたいアーティストの曲を分析して自分の技術として取り入れてみてください。

それではまた会いましょう、サッキー(@sakky_tokyo)でした!

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