チップチューンはゲームボーイやファミコンのBGM風のサウンドを使った楽曲。最近では日本でも徐々に認知度を上げてきていますね。
そんなチップチューンには実機を操作して音を出す人もいるんですが、やっぱり手間やお金がかかります。
できるだけお金をかけずに作りたいという人のため、今回はチップチューン用のプラグインやサンプル音源の中でも、無料で使えるものを集めてみました!
mu-station「ファミシンセ」
はい、まず最初はおなじみのファミシンセ。
ファミコンのピコピコサウンドを再現するプラグインで、日本だとヒャダイン(前山田健一)さんなどが使っていることで有名です。
近頃アップデートが入りまして、64bit化したので、だいたいのDAWで動くようになったのもおすすめポイント。
GUIもファミコン風で、音作りは十字キーとABボタンでやっていくのが可愛い。
音作り自体は結構簡単です。
SANA 8BIT VST
64bit対応しているフリーのチップチューンプラグイン。
開発者は日本のエンジニアのもりりんさんという方です。
鳴らしているだけでテンションが上がるサウンドで、打ち込みも比較的しやすいのでぜひどうぞ。
SocaLabs「PAPU」
PAPUはゲームボーイ系の音源。
短波系が2チャンネル、ノイズが1チャンネルというシンプルな構成のシンセです。
普通のシンセでも作れない音ではありませんが、こういうのがあると楽に音作りできますね。
Midi Error「Deluxe ChipShop」
こちらはプラグインではなく、サンプルライブラリ。
1000種類以上、容量にすると590MBもの音源が無償で配布されています。
しかもゲームボーイやコモドール64など、ちゃんと実機からサンプリングしているらしいです。
Daniel Davis「An0va Sample Pack」
こちらも音源ライブラリ。
すべて任天堂ゲームボーイからサンプリングされています。
無料で使用することもできますが、寄付も受け付けているらしいので、気に入った方はぜひどうぞ。
Impakt Sound Works「Supre Audio Boy」
Kontakt上で動作するゲームボーイ音源。
実機からのサンプリングということで音もしっかりしていますし、レイヤーなどもやりやすいGUIなので、制作が捗りそうです。
ちなみにこの音源は「Super Audio Cart」というチップチューン音源のゲームボーイ部分を抽出したもので、フルバージョンではスーパーファミコンやメガドライブの音も収録されています。
Igorski「VSTSID」
コモドール64のエミュレート音源。
以前はブラウザ上で動作するタイプのシンセサイザーだったんですが、要望が多かったのでプラグインとして配布を行っているそうです。
GUIもシンプルで見やすいですね。
おわりに
とりあえず筆者が知っているものをざざっと紹介しました!
また新しい音源やライブラリを見つけたら随時更新していきたいと思います。
皆さん、頑張って曲作りしていきましょう!
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