DTMの音割れ対策。録音をするときのクリップに注意!

DTMをやるときに気をつけるべきことはたくさんありますよね。

その中でも「音割れ」に気を遣っている人は多いはず。

 

音割れはクリップとも呼ばれますが、皆さんクリップ対策は十分でしょうか?

 

今回はクリップ対策に対するありがちな勘違いと、録音のときに気をつけるべきクリップについてをご紹介したいと思います。

 

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クリップとは

最近では音質にこだわるDTMerもたくさんいるので、クリップについて知っている方も多いと思います。

しかしながら、知らない方もいると思いますので簡単に説明しましょう。

 

DTMにおけるクリップとは、許容される音量以上になると音が飽和して、潰れてしまうことを指します。

クリップはクリッピングとも呼ばれますが、どちらも同じものです。

 

DAW内部でクリップをしてしまうと、ミキサー部分が赤くなったり、ピークボタンが点灯したりします。

 

クリップ対策に関する勘違い

クリップ対策に対する勘違いとして一番ありがちなものが、DAW内部でクリップしなければいい、という考え方。

トラックが0dbを超えないようにフェーダーを操作したり、コンプやリミッターをかけるのは皆さんもやっているんじゃないでしょうか。

 

確かにDAW内部で0dbを超えないように音量を操作するのはクリップ対策としてやるべき方法の1つです。

打ち込みだけで音楽制作をするときはこれだけでもいいのですが、実は生楽器を録音するときにはこれだけでは不十分です。

 

生楽器を録音するときにはオーディオインターフェイスでのクリップに注意

クリップ対策としてやってほしいものは、もう1つあります。

それはオーディオインターフェイスでのクリップです。

 

特にギターやボーカルなどの生楽器を録音するときには、DAW内部でのクリップよりもむしろこちらの方が気をつけるべきだと思います。

 

なぜ、オーディオインターフェイスでのクリップを注意すべきかというと後で取り返しがつかないからです。

DAW内部でのクリップはフェーダーを下げるなどすれば解消できますが、オーディオインターフェイスでのクリッピングは録音し直すしかありません。

 

詳しく言うと、ほとんどのDAWは「32bit float」というシステムを使っているため、DAW内部クリップしてしまっても以下のように、音量を調節するだけでクリップを解消することができます。

 

 

それに対し、オーディオインターフェイスでクリップしてしまうと、以下のように割れた音が小さくなるだけなんです。

 

こうなってしまうと、もう録り直すしかありません。

せっかく良いテイクが録れたのに、クリップのせいでやり直しなんてことになったら面倒ですし、モチベーションも下がります。

 

こうならないためには、オーディオインターフェイスにあるピークランプを見ておきましょう。

ピークランプが点灯してしまうときにはインプットレベルを下げることでクリッピングを避けることができます。

 

まとめ

いかがでしょうか。

DAW内部のクリップも勿論ですが、ギターやボーカルなどの生楽器を録音するときには、オーディオインターフェイスでのクリップに気をつけましょう。

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