どうも、サッキーです。
DTMerにとって「ミックス」は鬼門ですよね。
ネットで調べたようにやってみても、何か上手くいかない。
プラグインが悪いんだと思って、高い音源やエフェクトソフトを買ってみてもプロとは何かが違う。
今回はそんなDTMerの悩みを解決するヒントになるかもしれないミックスに対する考え方をご紹介します。
ミックスがごちゃごちゃしてしまう理由
ミックスが上手くいかない、という悩みはDTMerにとっては尽きないと思います。
ネットや本の情報を頼りに、音が被らないようにイコライザーで調整したり、音圧を上げるためにコンプの使い方を勉強してみても何かいい感じにならないというのはDTMerにとって絶望を挫折を生み出す種と言ってもいいでしょう笑
そういう場合にはいくつかの原因が考えられます。
例えば、そもそもの作曲や編曲がしっかりと作り込まれていない場合や、演奏が下手な場合、音のチョイスがいまいちな場合などがあります。
しかしながら、これらの問題を解決しても上手く行かない場合と嘆くあなた!
もしかして、全ての音をしっかり聴かせようとしていていませんか?
「全ての音がちゃんと聴こえる=良いミックス」ではない
「ミックスで1番大切なのは全てのトラックをバランスよく鳴らすこと」ということがよくミックスに関する本やネットで書かれていますよね。
確かにこの考えは非常に大切です。
が、この考えには落とし穴があります。
それは何かというと「バランスが良い=全ての音が均等に聴こえる」ということではないということです。
ここを勘違いしてしまうと、ミックスはごちゃごちゃになってしまいます。
例え話をしてみましょう。
料理に隠し味ってありますよね?
例えばカレーに隠し味として、チョコレートやインスタントコーヒの粉、めんつゆ等を入れて味に深みを出すということをよくやると思います。
ですが、隠し味に入れた食材の味が、カレーの味と同じ位主張してきたらどうでしょう。
カレーのルーと同じ量のチョコレートを入れてしまったら、最早隠し味とは言えませんし、味も最悪なものとなってしまいます。
これと同じことが音楽でも言えます。
音楽というのは、楽器が増えれば増えるほど、重要なパート、そうでないパートの差がはっきりとして来ます。
しかしながら、作曲をしていると、全ての音をちゃんと聴いてほしいという思いが先行して、「隠し味の音」をついつい大きくしてしまいがちです。
そこをグッとこらえて「重要な音を大きく、隠し味の音はさりげなく」ということを肝に命じてミックスすることで、楽曲に深みが出てきます。
楽曲に深みを与えるために「隠し味」として入れた音というのは、さり気なく聴こえてこそ真価を発揮するのです!
おわりに
いかがでしたでしょうか。
ミックスが上手くいかないと嘆く方は今回ご紹介したことを考えながらミックスをしてみるときっと上手くいくと思います。
この記事が皆さんの成長の足がかりになれば幸いです。
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