仮歌を依頼するときに用意しておくべきもの

どうも、サッキーです。

今回はコンペ等で仮歌をシンガーさんに頼む際に最低限用意しておくべきものをご紹介します。

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オケ音源

まずはこれが無いと始まりません。

ファイル形式はWAVやAIFFといった非圧縮音声ファイルに、サンプルレートとビット深度については48000Hz,24bitがいいでしょう。

また、ファイルのタイトルは文字化け防止の為にアルファベットで入力します。

例として僕の場合は「Sakky(自分の名前)_KyokuNoTiltle_BPM120」という感じで設定することが多いです。

 

まれに仮歌さんによっては「リズム隊、ベース、ウワモノを分けてください」という指定をしてくることがありますが、その場合には頭出しをした音源を送ります。(頭出しがズレていたときの保険として全て混ぜたオケも送ってあげると尚イイです)

ガイドメロディとオケの2mix

シンガーさんの確認用にオケとメロの2mixを送りましょう。

これは確認用なのでmp3で容量削減しても大丈夫だと思います。僕は変換が面倒なのでWAVで送っちゃってますが。

 

メインメロディとハモリの音源+MIDI

コンペは納期が厳しく、譜面を作る余裕が無いことも多いですが、最低限Wav等で出力したガイドメロディの音源とMIDIファイルは用意しておくべきです。

僕は譜面が用意出来る場合でも、譜面にミスがないとも限らないので保険として上記ファイルを送るようにしています。

 

仮歌詞

仮歌詞はtxt形式でもいいですが文字化けが怖いので僕はPDFで用意しています。

txtにする場合は保存時に文字コードを「UTF-8」にすることで文字化け防止になります。

また、難しい漢字や読みにくい英単語を使う場合は括弧書きでルビを振っておくと余計な心配をせずに済みます。

 

仮仮歌の音源

ガイドメロとテキストファイルだけだと歌詞の譜割りが曖昧になることも多いので自分で歌った仮の仮歌音源を用意します。

僕は歌が下手なので毎回地獄の恥ずかしさを感じますが、これはしょうがないと割り切っています。下手だから仮歌さんをお願いするんです笑

下手な歌をごまかす為に色々と手を加えたくなりますが、結局のところ譜割りが分かればいいのでピッチ修正やミックスは最低限でいいです。

 

また、仮仮歌はボーカロイドでも大丈夫だと思いますが、シンガーさんによってはボカロ嫌いな人もいますので確認してみてください。

 

歌唱指示書

歌い方のイメージや歌唱法の指定などを指示書にまとめます。

僕の場合はこのファイルで納品の形式なども指定してしまいます。

実際に書いてみると以下のような感じです。

××様

【歌唱方法について】

今回はアメリカンなロックテイストの曲なので、爽やかで且つ力強い雰囲気の歌唱を希望します。さらっとした雰囲気にしたいのでビブラート等は抑えめでお願いします。

また、Aメロの歌詞で言うと「〇〇~△△」という箇所はラップになりますので仮仮歌を参照しながら歌ってください。

 

【提出データ】

・メインメロディ×2

・上下ハモリ×1ずつ

 

【ファイルフォーマット】

形式:WAV(モノラル)

サンプルレート: 48000Hz

ビット深度: 24bit

 

【締め切り】

A月B日(C曜日) X時Y分迄

 

おわりに

最後に、以上のファイルをzip形式にまとめて遅れば完了です。

楽曲のクオリティはボーカルにかかっているため、仮歌さんに出来るだけイメージを伝え、スムーズに作業できる環境を用意してあげましょう。

また、仮歌さんは何度かやり取りすることになりますので、信頼関係を作る意味でもしっかりとした準備をしておきたいところです。

それではまた会いましょう、サッキーでした。

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