ギターのダブリングで迫力倍増!やり方と注意点を解説【弾いてみたにも】

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どうも、サッキー(@sakky_tokyo)です!

「ギターを弾いてみたけど、プロの音源のようにかっこよくならない」というのはよくある悩みではないでしょうか。

そんな人にぜひやってもらいたいのが、ギターのダブリングというレコーディングテクニックです。

ギターのダブリングは、プロでは当たり前のテクニックですが、アマチュアレベルだと知らない人も多いですよね。

ですが、これをするだけでギターの迫力がかなりアップしますし、音の厚みも倍増。

ギターの「弾いてみた」を作っている人や、自作曲にギターパートを入れようと思っている作曲家などにぜひ取り入れてほしいテクニックです。

今回はそんなギターのダブリングについて簡単に解説します。

今回の動画

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ダブリングとは

ギターにおけるダブリングとは、読んで字のごとく同じパートを2回(以上)弾いてそれを重ねる手法です。

このレコーディング手法をすることで、ギターの厚みを増したり、ステレオ感を増強することができます。

とりあえず聴いてもらった方が早いので、同じフレーズを1本のギター、そしてダブリングのギターで違いを比べてみましょう。

以下の2つの音源をイヤホンやヘッドホンで聴いてもらうとダブリングの効果がわかりやすくなります。

1本バージョン

ダブリングバージョン

ダブリングの方が音の厚みやステレオ感が増していますよね。

プロのレコーディング現場などでは当たり前に知られている手法ですが、アマチュアのギタリストやDTMerは知らなかった人も多いんじゃないでしょうか。

もちろん「弾いてみた動画」などでも使えるテクニックです。

これをするだけでかなり本格的なサウンドになるので、ぜひやってみましょう。

ダブリングのやり方

ダブリングの効果についてわかったところで、やり方を解説していきましょう。

ダブリングのやり方は大きく分けて以下の2つです。

ダブリングのやり方
  • 同じパートを2回弾く
  • ディレイなどのエフェクターを使う

この2つをそれぞれ解説していきます。

同じパートを2回弾く

一番オーソドックスなダブリングの方法は、同じパートを2回弾くということです。

全く同じように弾いたと思っていても、ニュアンスや音程が微妙に異なるので、左右にPANを広げるとステレオ感が出ます。

ただし、同じトラックを複製して左右に割り振ってもまったくステレオ感が出ないので注意しましょう。

ディレイなどのエフェクターを使う

2回弾くのが面倒なときはエフェクター(プラグイン)を使うことで簡単にステレオ感を出すことができます。

有名な方法はショートディレイや、Waves「Doubler」といったダブリング専用プラグインを使った方法です。

ショートディレイを使う方法では、左右で微妙にタイミングをズラしたトラックを割り振ることでステレオ感を出します。

このとき、あまりにもディレイタイムが長すぎると普通のディレイと同じになってしまうので、長くても50msくらいにしましょう。

WavesのDoublerなど、専用プラグインの場合は使うだけでダブリングができるのでさらに簡単です。

ダブリングの注意点

ロックなどでは「ギターの壁」感が重要になるのでダブリングは常套手段ですが、どんなジャンルのギターでもダブリングが合うというわけではありません。

例えばファンキーなカッティングが主体の曲などでは、通常はダブリングをせずに1本だけという場合が多いです。

自分の曲のギターパートがダブリングにふさわしいのか、似たジャンルの曲を聴きながら分析してみましょう。

また、ロックギターであっても、ギターソロの場合はダブリングをしないことも多いです。

ギターソロをダブリングしてしまうと、音が左右に広がり過ぎてしまい、「主役感」が薄れてしまいます。

あえてそういった効果を狙う場合もありますが、ロックギターだからといって何でもかんでもダブリングしてしまうと変な感じになってしまいますので注意してください。

おわりに

ギターのダブリングのやり方と注意点について解説してみました。

繰り返しになりますが、ギターのダブリングはかなり便利なテクニックですが、どんな場面でも使えるわけではありません。

もちろん、マッチする音色やジャンルだと必須テクニックなので、ぜひ自分の憧れるギタリストやバンドの音源を確認してみて、自分の曲でも使えるかを考えてみましょう。

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