ギタリストDTMerのくせに「BIAS AMP 2」を使わないのは損している【レビュー】

  • 最終更新日:2019.08.14
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ギタリストDTMerのくせに「BIAS AMP 2」を使わないのは損している【レビュー】

ギタリストDTMerの皆さん、ご機嫌いかがでしょうか。音作り、上手く行ってますか?

え?「Axe欲しい」?わかります。「kemper欲しい」?非常によくわかります。

でも高いっすよねあいつら。普通に20万以上しますからね。

20万ですよ?ギターの音が変わるっていうだけの箱に20万。中古車買えちゃう。地方なら小さい空き家が普通に買える。

 

大体ギターの音の違いなんて素人には分かんないですよ。マジで。

彼らベースとギターの区別さえつかないじゃないですか。

ボーカル以外は「あー、何か鳴ってんな」くらいにしか思ってませんから。

 

要するに高級アンプシミュレーターなんてギタリストの自己満なんですよね。

でも良い音出したいっすよね、わかります。僕もギタリストなんで自己満したいっす。

 

そんなあなたにオススメなのが「BIAS Amp 2」シリーズです。

 

マジで安い

この「BIAS AMP 2」、マジで安い。

一番安い「BIAS AMP 2 Standard」で定価¥13,800。(今回の記事における価格は全て2019年3月現在)

しかもセールを結構やっているので更に安くなります。

 

一方サウンドハウスで「Axe FxⅢ」は約40万円Kemper」はパワーアンプついてない方でも約20万円。

 

高すぎ!バイクが買えちゃうよ!!

 

まあ、でもこれで「BIAS AMP」が如何に安いかということがわかっていただけたでしょう。

 

え?「BIASはプラグインだからライブで使えないじゃん」だって?

ご安心ください「BIAS Head」が御座います。

こちら約15万円となっております。しかもパワーアンプ付き。

しかも最近では「BIAS MINI」というハーフラックタイプのアンプシミュレーターが発売され、そちらは何と約10万円。安すぎません!?

もちろんBIAS MINIもパワーアンプ付き。

一方で、kemperはパワーアンプ付きだと約25万円。やっぱり高いですね。

 

パワーアンプが分からない人に解説すると、弱いデジタル信号をちゃんとアンプとかスピーカーで鳴るように増幅させる装置

つまりキャビネットでギター鳴らしたかったらパワーアンプが必要です。

 

たまにいませんか、マーシャルのヘッドにkemper差してる人。

あれはパワーアンプ付いてない安い方の(つっても高いけど)kemperは外部のパワーアンプが必要なわけなんですが、それをマーシャルのパワーアンプを利用しているというわけなんですよ。

金持ちなのか貧乏なのかよくわからない。

 

その点「BIAS Head」ならパワーアンプ付きで、キャビネットにそのまま接続できるので楽。

しかも通る回路が少なければ少ないほど機材トラブルに強いのでその観点からいってもgood。

 

さあ皆、BIAS買おうぜ!!

 


ちょっと待て、肝心の音はどうなんだ?

なんだそんなことか。

音? そりゃ最高ですよ。

 

具体的に言えば、「アンプをマイクで録ったそのままの音」って感じです。超生々しい。

どのアンプのモデルもかなりよく再現されていて、アンシミュでありがちな「ハイゲイン系は得意だけど、クリーンとかクランチは微妙」ってことは全くないと感じてます。

 

 

ハイゲインも普通に得意。

 

こういうスコーンって感じの音も出せる。

 

要するに万能なんですよ。

当たり前だけどキャビネットを変えたりマイクのモデルとか位置とかも変えられる。

 

しかもBIAS AMPはアップグレードして「BIAS AMP 2」になりました。音が更に良くなっております。

「BIAS AMP 2」では無印のときに比べ、さらにタッチレスポンスが良くなっており、加えてギター・ベースアンプのモデルも改良

僕も早速アップグレードしましたが、かなりいい感じですよ!まるで実機で弾いているかのようなゴージャスな音がします。

 

しかも9種類のリバーブが標準搭載。

巨大なホールリバーブから、親密感あふれるルームリバーブまでこのソフトだけで完結しちゃいます。

 

これであの価格です。買わない手はないでしょう。

 

実機以上の操作性

実はこのBIASシリーズ、一番大きな特徴と行ってもいいのがこの「操作性の良さ」なんですよ。

つまり音作りし易い。

音作りしてて「あと少しこうなればなー」とか「何か微妙に違うな」とかよくありますよね。

 

これを解決するのが「アンプ内部の設定の変更が可能」という特徴。

具体的には真空管の交換が出来たり、ゲインステージの調整やアンプのバイアスが弄れたりする。

実機ではこういうことは主にメンテナンスの範囲に入ってくるんだけど、「BIAS Amp」はプラグイン。メンテナンスなんていりません。

 

じゃあなんでそんな機能がついてるのか、っていうことなんだけど、当然実機でもメンテナンスの仕方によっては音が変わってくる。

そう、つまりBIAS Amp」は音作りのためにその調整をするんですよ。

 

だから実機でやったらぶっ壊れるようなセッティングにも出来ます。バイアス調整なんて適当にやってたらアンプ壊れますからね。

これによって実機では出せないような音も当然出せます

fenderの昔のツイードアンプなんて本当はアンプだけじゃあんまり歪まないんだけど、ゲインステージを上げるとバリバリ歪む。

オールドスクールなジミヘン系の歪みがアンプの調整だけで出せちゃうわけです。

 

まあ、でも「そんな難しいことわかんねーよ」って人でも大丈夫。プリセットそのままでも十分使える音だから、この機能は本当にこだわる人向けって感じですけどね。

 

しかもトーンクラウドっていう素晴らしい機能がついてる。これはネットを介して他人が作った音をダウンロード出来るっていう夢のような(最近ではよくある)機能なんですよ。

これを使えば適当に良さげなプリセットをダウンロードしてちょこちょこ弄れば好みの音になっちゃう。

 

最大のメリット、それはプラグインエフェクトだということ

BIASシリーズが他の高額アンプシミュレータと違う大きな点が1つあります。それがDAW上で動くプラグインだということ。

これによってギタリストDTMerはかなりの恩恵を受けることができますよ。

 

kemperとかaxeって詰まる所ハードウェアなんですよ

だからアンプの音が欲しかったら必ずそれらを通さなければいけない。

しかもそのアンプの音をPCに取り込むためにオーディオIFが必要となります。

 

だから回路的には

 

ギター(ベース)→アンプシミュレータ→オーディオIF→PC

となります。

 

低スペックなオーディオIFだと折角作った音が劣化して取り込まれることになるから結局ハイスペックなオーディオIFを買わないと折角の音が台無しになってしまう。

 

別にBIASなら低スペックなオーディオIFでも良いってことじゃないけども、プラグイン型のアンシミュだと

 

ギター(ベース)→オーディオIF→アンプシミュレータ(PC)

 

という風に信号が通るのでオーディオIFの影響をハード型のアンシミュに比べて受けにくい。(音に一番影響があるのは最後に通った回路だから)

だからある程度のスペックのあるオーディオIF(大体2万円くらいの)であれば十分だと思います。流石に安すぎるとノイズが乗っちゃいますけどね。

 

 

そしてもう1つのプラグインであることのメリット、それは「音の変更が簡単」ということ。

 

日夜曲作りに励んでいらっしゃるDTMerの皆々様ならお分かりいただけるでしょうが、曲作ってる時に「音変えたいな」なんてこと普通にありますよね。

 

ハード型のアンシミュだと音を変えるためには、

  1. ドライ音(エフェクトのかかってない音)とウェット音(エフェクトがかかった音)を同時に録音しておいて
  2. ドライ音をオーディオIFからアンシミュに出力して
  3. それと同時にアンシミュからオーディオIFに新しいウェット音を取り込んで
  4. それをDAWで録音する

っていう面倒くさい工程を踏む必要があります。もしくは弾き直すか。

これがなんとプラグインなら

DAW上でエディット画面を開いてマウスでポチポチするだけ!!

 

これ自分的にはかなり大切で、これが自分がBIASを使うメインの理由の1つです。

しかも「BIAS Head」があればその音がそのままライブでも出せちゃいますからね。

 

メリットはわかった。デメリットを教えてくれ。

BIASは男気に溢れるメーカーなので、「BIAS Amp 2」にはコンパクトエフェクターは付いてません。チューナーさえ付いてない。でもアンプの音は最高。

エフェクター欲しいなら「BIAS FX」の方を買いましょう。値段はAMPの方と同じです。やっぱり安い。

 

FXのでもアンプの音は出るので、アンプで細かく音作りしないならFXの方だけで十分なんじゃないでしょうか。

何ならDTMerの皆が大好きNative InstrumentsのKompleteについてくる「Guitar Rig」のエフェクターだけ使ってアンプはBIASで良いんじゃないかな?

空間系はwavesのバンドルとかでどうでしょう。

 

デメリットとはいえ、逆に言えばある程度プラグインが揃ってる人に対してBIASはかなり親切なんじゃないでしょうか。

余計な機能を一切付けないことでコストカットし、他の機能も欲しい人は別途買ってねってことで金銭的にはメリットもある。

どうせaxeとかkemper買ってもDTMerなら空間系は使わない人も多いでしょうし。

 

後はプラグインだからメモリとCPU食うってことぐらいでしょうか。でも対して重くないよ。

この前ためしにASUSの安物のラップトップで立ち上げたけど全然動いたよ。

 

価格などの情報

「BIAS AMP 2」シリーズには3種類のグレードが準備されています。

下から順番に「Standard」「Professional」そして「Elite」です。

 

公式サイトによればグレードごとの違いは以下の通りです。「新しい〇〇」というのは「BIAS AMP 2」でアップデートした機能です。

Standard Professional Elite
新しいダイナミック・トーンエンジン
新しいプリアンプ、パワーアンプ
新しいトーン・スタックとトランス
新しいキャビネットモジュールとデュアル・マイキング
新しい真空管キャビネットとマイク・オプション
新しいRTA EQ
新しいユーザー・インターフェイス
新しいAmp Match機能 ×
100種類もの新しいAmp Matchプリセット ×
Blues Expansion Pack ×
Bass Expansion Pack ×
新しいIRローダー・ファイルマネージャー ×
15種類の公式Celestion IRファイル × ×
通常価格(2018年現在) ¥13,800 ¥27,800 ¥38,880

 

 

 


まとめ

色々と言いましたがBIAS AMPは最高です。ギタリストDTMerなら買っといて損はない。むしろ買わないほうが損。

DTMer以外のギタリストが自宅練習用に買うのもオススメです。

 

オーディオIFとそれについてくるDAWを使えば、PC上で音を流しながら曲の練習なんてことも出来ます。

それを機に宅録に足を突っ込むのもありでしょう。

 

なにはともあれ、この記事が皆さまのお役に立てたなら幸いです。

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