音楽ストリーミングサービス(サブスク)の問題点とは?解決案も考えてみた

音楽ストリーミングサービス(サブスク)の問題点とは?解決案も考えてみた

皆さんは、最近どんなふうに音楽を聴いていますか?

CDを買っている人はもちろんいると思いますが、YouTubeで聴いたり、Apple MusicやSpotifyといった定額聴き放題サービスを利用している人も増えてきましたよね。

今回はそんな定額で聴き放題な、音楽ストリーミングサービスの問題点とその解決案について考えてみました。

 

音楽ストリーミングサービスとは

音楽を聴くフォーマットは年々変化してきていますよね。

昔ならレコードが大半でしたが、デジタルデータを保存できるCDが出現し、その後はダウンロード販売と、音楽の買い方や聴き方はテクノロジーの進歩とともに変わってきています。

そんな中、2010年代後半から音楽ストリーミングサービスが本格化しました。

SpotifyやApple Musicなどが世界的に有名で、日本国内ではAWAやLINE MUSICなども人気がありますね。

これは月額1000円程度で音楽が聴き放題になるサービスで、「サブスクリプション(=月額定額)サービス」を縮めてサブスクとも呼ばれます。

 

日本ではまだまだCDで音楽を買うことが主流になっていますが、全世界的にはサブスクの方が主流で、サブスクの再生回数も音楽チャートの順位に影響します。

例えば、2019年1月にビルボードチャート(日本で言うオリコンチャート的な立ち位置)では、A Boogie Wit da Hoodieというアーティストの『Hoodie SZN』というアルバムが全米で1位を獲得したんですが、何とCDの販売枚数は823枚!!

82300枚でも8230枚でもなく823枚ですよ!

その分、ストリーミングでは8300万再生されているので、そちらの方でポイントを稼いで1位を獲得しています。

海外での音楽の聴き方の変化がわかるエピソードですね。

 

日本でもサブスクはもちろん伸びていて、CDがサブスクに取って代わられるのは時間の問題と言われています。

 


サブスクの問題点

とっても便利なサブスクサービスですが、問題点も当然あります。

よく言われている問題点について挙げてみましょう。

配信が停止されるとお金を払っていても聴けなくなる

2019年初頭に電気グルーヴのメンバー、ピエール瀧氏が薬物使用容疑で逮捕されたことで、各種サブスクサービスから電気グルーヴの配信が停止されたことが話題になっています。

薬物使用で逮捕されたアーティストの曲が配信停止になることへの是非は今回言及しません。

問題は現状のサブスクサービスでは運営が配信停止すれば、消費者はお金を払っているのに曲が聴けなくなるということです。

 

サブスクの性質上、「音楽にアクセスして聴く権利」にお金を払っていることになるので、いくら課金したところでデータの所有権はもらえないんですよね。

もしあなたがAというアーティストのカタログが聴きたくてサブスクに加入していたのにもかかわらず、Aの事務所やサブスクの運営が配信を停止してしまえば、これまでいくら課金してきたとしても聞けなくなってしまいます。

 

アーティストに払われる対価がフェアじゃない

お金を払って音楽を聴いているんだから、どうせならあなたが聴いているアーティストにお金が回って欲しいと思いますよね?

ですが、現在サブスクサービスの運営が採用している利益分配システムは、アーティストに対してフェアかといわれると、必ずしもそうとはいえません。

今のサブスクではアーティストに分配可能な利益を再生回数ごとに山分けしていくシステムを採用しています。

例えばアーティストに分配できるお金が100万円だとして、とあるアーティストが全体の再生数の50%を占めていたら50万円がアーティストBに支払われるという仕組みです。

 

この仕組みは十分フェアなように見えますが、何が問題なのかというと、あなたが払った利用料があなたが聴いてもいないアーティストに分配される可能性があるということです。

もし、あなたがマイナーなバンドBが大好きで、サブスクサービスではバンドBの曲だけを聴いていたとしましょう。

このような場合、あなたの利用料はバンドBに支払われる対価として使われるべきと考えるのは当然です。

ですが、バンドBはファンが少ないマイナーなバンドなので、あなたが月に100回再生したとしても払われる対価は10円程度。

そのかわりに、あなたの利用料の大半は聴いてもいない有名アーティストへの利益になります。

利益を全体の再生回数で山分けしていくシステムというのは、こういう問題を抱えているんです。

 

問題解決のためには…?

ここからは持論ですが、さきほどの問題点を解決する方法を考えてみました。

今後もずっと聴きたい曲は音源を買う

問題1については、サブスクというシステムを利用している以上、仕方のないことです。

著作権を持っている立場の人が、配信をやめたいと思っているのにやめられない状況に陥るよりも、自由にやめられるシステムを維持する方が健全な気がします。

サブスクは手軽に、いろいろなアーティストの音楽を「つまみ聴き」するのには適していますが、好きなアーティストの曲をずっと聴き続けるのには適していないかもしれませんね。

もし、ずっと聴き続けたいアーティストの曲があるのなら、ダウンロード販売でデータを取っておいたり、CDを買っておいたほうがいいのかも。

 

利用者ごとに再生回数から利益を分配する

これは、問題2の解決案。

現状の利益分配システムは、一旦すべての利益を運営に集めて全体の再生回数に応じてアーティストに対価を払うシステムですが、これを利用者ごとに利益を分配するシステムにすればどうかなと思うんです。

例えば、バンドBの曲しか聴かない人からの利益は、全体から見たバンドBの再生回数がいくら低くても、バンドBに支払われるという感じ。

その人が聴いたアーティストの割合によって、その人からの利益を分配していく、というシステムです。

こうすれば、利用料が聴いているアーティストだけに支払われるようになるので、かなりフェアになるのではないでしょうか。

 


おわりに

サブスクサービスはまだできたばかりなので、問題点も当然あります。

重要なのは、これらの問題を今後どのように解決していくかということではないでしょうか。

とりあえずは、今後の動向に注目していきたいと思います。

それではまた!

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