いくら気をつけていても突然やってくる喉の痛み。
しかし大丈夫!
今回は知り合いのボーカリストに応急処置として使える、飲み物や食べ物をご紹介してもらいました。
ボーカルをやっている人はもちろん、それ以外の人にも非常におすすめのものばかりなのでぜひ参考にしてみてください。
避けたほうがいい飲食物
まず、間違って食べたり飲んだりしたら、喉の痛みが悪化してしまうものをご紹介いたします。
これらは喉の痛みを直す上で避けたほうがいいので最初に知っておきましょう。
塩味が濃いもの
基本食事は味付けされたものがほとんどです。
ことわざで「傷口に塩を塗る」というのがある通り、荒れている喉に塩分は刺激になるので摂らないに越したことはありません。
なるべく味の薄いものや味のしないものを食べましょう。
からい食べ物
言わずもがなボーカリストであれば刺激物は普段から避けているものですが、喉が痛い時はより一層食べては駄目!
「辛い」は味覚ではなく、痛覚です。
辛い=痛い です。
それを喉が荒れている時に食べるのは以ての外!
わさび、からし、唐辛子、炭酸などなど刺激のあるものは絶対に食べてはいけません。
熱いもの、冷たいもの
熱いものを飲むと、声帯が乾燥しやすくなってしまいます。
扁桃腺の炎症を起こしているウィルスや細菌たちは乾燥を好むので乾燥は敵!
しっかり保湿するためにも、熱いものは飲まないようにしましょう。
続いて冷たいもの。
- 冷たいものを飲む
- 筋肉が冷やされる
- 筋肉の動きが悪くなる
- 声が出しづらくなる
といった悪いメカニズムを生んでしまいます。
冷たい物も口にしてはいけません。
おすすめの飲食物
蜂蜜
抗菌殺菌効果のある蜂蜜、その強い効果から蜂蜜は絶対に腐らないそうです。(ただ、賞味期限が切れると風味が落ちてしまうので気をつけましょう)
その殺菌能力で扁桃腺の炎症を起こしているウィルスや細菌も一撃です。
一番良い摂取の仕方はダイレクトに舐めることでしょう。
蜂蜜特有のあのトロッとした粘りもイガイガには効果的です。
ちびちび少しずつ舐めましょう。
ぬるいお湯に溶かして飲んでも良いです。
これも少しずつゆっくり飲みましょう。
また、蜂蜜は栄養も豊富なので免疫力が低下している時には最適!
正に一石二鳥です。
生姜
これもよく耳にする喉にいい食材の1つです。
でもこの生姜、加熱して食べるのと、生で食べるのとでは全然効果が違うのをご存知でしょうか。
生の生姜の効果
- 殺菌作用
- 免疫力up
- 体内浄化
- 解熱
加熱した生姜の効果
- 血行促進
- 身体が温まる
- 代謝促進
- 脂肪分解
といった感じです。
ここで、喉に効くのはどっち?ですよね。
ズバリ、生の生姜の方が喉に効きます!
擦りたてであれば擦りたてであるだけ効果的です。
また、風邪予防であれば加熱した生姜を摂取しましょう。
ここで注意が必要なのは、生の生姜の「解熱効果」です。
必要以上に多く取りすぎてしまうと、体温が下がってしまい、逆に免疫力が低下してしまい喉の治りも遅くなってしまう可能性も…
食べ過ぎには注意して下さい。
先程紹介した蜂蜜と合わせて舐めるだけで、そこら辺で売ってる市販の咳止めよりよっぽど効きますよ。
因みに、乾燥生姜には加熱前と後どちらもの効果があるので、値は少し張りますがオススメです。
玉ねぎ
風邪を引いたら「首にネギを巻いて寝るといい」なんて昔話でよく聞く話ですが、これも本当です。
喉の痛みやイガイガには、ネギや玉ねぎ、ニンニクなどのユリ科に含まれる硫化アリルという成分が効くんだとか。
摂取方法としては、
- スライスした玉ねぎを舐める
- たくさん臭いを嗅ぐ
- スライスした玉ねぎを枕元に置いて眠る
です。
想像しただけで涙が出ます。
しかし、この臭いの成分が硫化アリル。
なるべく沢山体内に入れることが最大のポイントです。
我慢しましょう。
もちろん、加熱しない方が効果的です。
先程紹介した蜂蜜にスライス玉ねぎを漬けると、上に汁が出てきます。
この汁を白湯に混ぜて朝起きた時などに飲むのも効果大!
漬けた玉ねぎと蜂蜜は野菜炒めやカレーなどに入れて再利用しましょう。
ネバネバした食べ物
長いもやオクラ、納豆、めかぶ、モロヘイヤなどなどネバネバした食材全般です。
ネバネバした食材には水溶性食物繊維が含まれており、この水溶性食物繊維が喉の粘膜を保護してくれることにより、喉の炎症を抑えてくれるのです。
喉が痛い時って、中々食べ物を飲み込むのが辛いですが、このようなネバネバ系なら食べるのも楽ちんです。
それに喉の炎症も抑えてくれるなんて有難いことこの上ないですね。
スポーツドリンク
ボーカリストであれば普段から水分補給はこまめにしているはず。
ほとんどの方は水を飲んでいる思いますが、喉が痛い時はスポーツドリンクを飲んでも良いでしょう。
喉が痛い時は尚、乾燥は大敵!
スポーツドリンクは、水に比べて身体にすぐ吸収されやすいので、すぐに潤したい時にはもってこいです。
スポーツドリンクは、基本スポーツ後、つまり汗をかいた後に飲むことを想定して作られているので、塩分などのミネラルが沢山含まれています。
なので、運動していないのに飲むと少し味が濃いはず。
そのまま飲むと返って喉が渇いてしまいます。
水に薄めて飲む方がいいでしょう。
うがい薬
イソジンなど、市販のうがい薬を使ってうがいをしましょう。
それが家にない時は、塩水や、カテキンが含まれている緑茶や紅茶でうがいをするのも効果的です。
これらには、殺菌抗菌効果があるので、扁桃腺の炎症の原因となっている細菌たちを殺して、喉を菌やウィルスから守ってくれます。
ここで重要なポイント。
緑茶や紅茶は、一部では飲むと喉に良いように言われておりますが、これらに含まれるカフェインには利尿作用があるので、カフェインを摂取すると体の水分が失われてしまいます。
保湿が必要な喉には毒です。
うがいには効果的ですが、飲み物としては適さないのでくれぐれも飲まないようにしましょう。
首を温める
タートルネックやネックウォーマーなどで首元を温めましょう。
温めることによって、免疫力が高まり、扁桃腺の炎症がおさまります。
まとめ
いかがですか?
どれも喉風邪、喉のイガイガにはとっても効果的です。
勿論、普段やっている喉のケアありきでの処置方法ですので、並行してこれらを参考に実践してみて下さい。