コーラスは音に広がりを加えるときに使われるエフェクター。
コーラスというとギタリスト用エフェクターというイメージがある人もいるかもしれませんが、実はベーシストにも人気があるエフェクターなんです。
そんなコーラスエフェクターですが、種類がかなり多いですし、サウンドも結構違うのでどれがいいのか悩んでしまうこともありますよね。
そこでベーシストでもある筆者サッキー(@sakky_tokyo)が、おすすめのベース用コーラスエフェクターをピックアップしてみました。
まずは、ベース用コーラスについてよくある、以下の2つの疑問から解説していきます。
- ベースにコーラスは必要?
- ギターのコーラスを使ってもいいの?
「細かいことはいいから早くオススメ商品が知りたい!」という方は下の目次からジャンプしてみてくださいね。
ベースにコーラスは必要?
ベースにコーラスエフェクターは必要かどうかについて、結論から言えば必須ではありません。
もちろんコーラスを全く使わないというこだわりを持ったプロのベーシストもいますよね。
しかし、コーラスがあるだけでフレーズの幅を出せるというのも事実で、コーラスはプロ・アマ問わず多くのベーシストに愛されるエフェクターになっています。
たとえばスリーピースバンドなどではギターソロのとき音が薄くなってしまいがちなんですが、コーラスを踏めば奥行きを演出することができますし、エグいかけ方をして飛び道具的に使うベーシストもたくさんいます。
コーラスが必要かどうかはプレイスタイルによるので、気になった場合は知り合いから借りたり、安いものを買ってみて自分に合うか確認してみるというのも一つの手段だと思います。
ギターのコーラスを使ってもいいの?
ギターにもコーラスエフェクターというものがありますよね。
そんなギター用コーラスエフェクターをそのままベースに使えるか気になっている人もいるんじゃないでしょうか。
結論からいえば、ギター用のコーラスをベースに使うことはあんまりオススメできません。
というのも、ギター用のエフェクターはギターのサウンドに最適化されているんですよね。
つまり、ベースにかけても必ずしもいい結果が得られるとは限りません。
ギター用コーラスエフェクターをベースにかけた場合、低音域にも強い揺れがかかってしまって音の芯が失われたり、逆にかかりにくくて思ったような効果が得られなかったりということがあり得ます。
ちゃんとした効果を得たい場合はベース用のコーラスを入手したほうがいいでしょう。
ベースにおすすめのコーラスエフェクター
実際におすすめのコーラスペダルを紹介します!
BOSS CEB-3
透明感 | 3 |
広がり | 3 |
エグさ | 2 |
操作性 | 3 |
BOSS CEB-3はまさにベース用コーラスの標準機ともいえるエフェクターです。
このコーラスはローランドのジャズコーラスのサウンドを受け継ぎ、それをベース用に最適化したモデルとして人気になりました。
フィルターを搭載することによって低音にはコーラスをかけず、上の帯域だけにコーラスをかけることができるのもこのエフェクターの特徴といえるでしょう。
それによって、ベースならではの太さを失わずにコーラスをかけたり、逆に低音域にもコーラスをかけてエグさを出したりと、音作りのバラエティが増えています。
ベース用コーラスの中でも特に人気のモデルなので、初めての1台としてもぴったりな製品です。
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EBS Uni Chorus
透明感 | 4 |
広がり | 5 |
エグさ | 3 |
操作性 | 2 |
EBS UniChorusはベース向け機材のメーカーとして大人気のEBSが手掛けるベース用コーラスエフェクターです。
コーラスという名前ではありますが、これ一台でフランジャーやピッチモジュレーションといった、いわゆる「揺らぎ系」のエフェクトがたくさん使えるので、とてもコスパがいい製品といえます。
このエフェクターは音質にもこだわっていて、内部に上質なアナログ回路が搭載されることで、太くて温かみのあるサウンドが得られます。
また、ステレオでアウトプットできるので、他のエフェクターとは比べ物にならない広がり感を得られるのも魅力的です。
操作できるパラメーターが少ないのですが、その分音作りに失敗がなくなるので、上級者はもちろん初心者にもオススメできるコーラスだと思います。
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MXR M83 bass chorus deluxe
透明感 | 4 |
広がり | 4 |
エグさ | 4 |
操作性 | 5 |
MXR M83はエフェクターメーカーとして大人気のMXRが手掛けるベース用コーラスです。
このエフェクターの魅力はなんと言っても操作性の良さで、「BASS」「TREBLE」「RATE(揺れ周期)」「INTENSITY(揺れの強さ)」といった標準的なツマミの他、広がりをコントロールする「WIDTH」ツマミや、100Hz以上だけにコーラスをかけるX-OVERスイッチや、FLANGERスイッチなども搭載されています。
これによってありとあらゆるコーラスサウンドが得られるので、まさに万能型コーラスエフェクターと言えるでしょう。
コーラスエフェクター初心者にとっては少し操作が難しいかもしれませんが、音にこだわりがあるベーシストにはぜひ手にとって欲しい1台です。
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Providence ANADIME BASS CHORUS ABC-1
透明感 | 5 |
広がり | 5 |
エグさ | 3 |
操作性 | 3 |
Providence ANADIME BASS CHORUSは日本のエフェクターメーカーProvidenceが手掛けるベース用コーラスです。
このコーラスはギタリストの間で高い評価と実績を誇っているANADIME CHORUSを、ベースに最適化したもので、すでにサウンド自体はお墨付き。
モノラルアウトの限界に挑戦するような広がり感と透明感が魅力的です。
ツマミの種類が少ないのですが、本体に搭載されているスイッチによってコーラスの深さを変化させたりと、音色の幅広さは確保されています。
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MOOER Ensemble Queen
透明感 | 3 |
広がり | 3 |
エグさ | 2 |
操作性 | 3 |
MOOER Ensemble Queenはコンパクトなサイズ感が魅力のコーラスエフェクター。
およそ通常の1/2程度のサイズでありながら、本格的なコーラス効果を得られるので、エフェクターボードのスペースを圧迫しないエフェクターを探している人にはイチオシです。
もちろん音質的にも必要十分なので、コーラスとしての役割はしっかりと果たしてくれます。
加えて、値段的にもかなりお安めなので、予算をあまり用意できない場合にもぴったりです。
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Electro-Harmonix Bass Clone
透明感 | 5 |
広がり | 4 |
エグさ | 3 |
操作性 | 3 |
Electro-Harmonix Bass Cloneは、ギター用エフェクターとしてマニアからも圧倒的な支持を誇っている「Small Clone」をベース用にアレンジしたモデルです。
「Small Clone」のコア回路を受け継ぎながらも、さらに低音へのかかり具合のフォーカスした音質/機能を追求しています。
たとえば、X-OVERスイッチを搭載することによって、ベースならではの太さとコーラスの透明感を両立できるようになっているのも特徴的ですよね。
さらに、このでBass CloneはBBD素子を使用したアナログコーラスということもあり、温かみのあるサウンドのコーラスとしても定評があります。
値段もお手頃で、コストパフォーマンス重視の人にもイチオシなコーラスペダルです。
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おわりに
以上がおすすめのベース用コーラスエフェクターの紹介です!
今回紹介したものはどれも素晴らしいペダルなので、ぜひ自分にあったものを見つけてみてくださいね。
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