ボーカルやアコースティックの録音にはコンデンサーマイクが欠かせません。
以前はコンデンサーマイクというとプロ用の高級機材というイメージがありましたが、最近ではアマチュアでも十分手が出せる価格帯のものが増えてきました。
ですが、逆にコンデンサーマイクの種類が多すぎてどれが良いのかわからないということもあるんじゃないでしょうか。
このページでは、そんな人に向けてコンデンサーマイクの選び方と、おすすめの機種について解説していきたいと思います!
コンデンサーマイクの選び方
コンデンサーマイクを選ぶにはいくつかの条件がありますが、DTM向けのものを選ぶときには
- 指向性
- パソコンとの接続方法
の2点が重要です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
指向性
指向性というのは、マイクがどの範囲の音を録音するかという性能を表すスペック。
指向性によって適不適があるので、自分のマイクに必要な指向性を調べておきましょう。
ここでは3つの主要な指向性について解説します。
単一指向性
単一指向性は一つの方向からの音だけを録音する指向性。
周囲からのノイズに強いので、ボーカルやアコースティックギターの録音によく使われます。
双指向性
マイクの前後からの音を収録する指向性。
対面形式での歌の録音や、ラジオ番組の2人でのトーク録音などに使われます。
無指向性
マイクの周囲、すべての方向の音を収録する指向性。
ドラムのアンビエンスマイクや、合唱の録音などに使われます。
接続方法
オーディオインターフェイスには
- USBケーブルで直接パソコンに接続するタイプ
- オーディオインターフェイスからパソコンに接続するタイプ
があります。
ゲーム実況や簡単な歌ってみた動画などにはUSBタイプのものでも十分なのですが、音楽制作をするには音質的に若干の不安があります。
なので、DTMなどの本格的な音楽制作にはオーディオインターフェイスを使うタイプがおすすめです。
おすすめのコンデンサーマイク
では先程の選び方を参照しながら、オススメのコンデンサーマイクをいくつか紹介していきます!
なお、紹介している価格については2019年3月のamazonでの価格なので、ご了承ください。
それではいってみましょう。
audio-technica AT2050
指向性 | 3種類切り替え |
接続 | オーディオIF |
オーディオテクニカのAT2050はこの価格帯でありながら、
- 単一指向性
- 双指向性
- 無指向性
の3種類を切り替えられるコンデンサーマイク。
オーディオテクニカのコンデンサーマイクはフラットな特性が魅力で、このAT2050もその伝統を受け継いでいます。
マイク自体で余計な味付けがされていないので、ミックスがやりやすく、初めてのコンデンサーマイクとしてもぴったりだと思います。
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BLUE Bluebird SL
指向性 | 単一指向性 |
接続 | オーディオIF |
Blueのマイクは高級なものが多かったんですが、最近ではアマチュアでも十分手が出せるラインナップも増えてきています。
このBluebird SLはコンデンサーマイクの中では低価格ですが、サウンドはBlueのキャラクターがしっかり出ていて、Blueが好きな人にはたまらないマイクの1つではないでしょうか。
サイズは小さめですが、見た目もBlueのイメージ通りなので、所有しているだけでテンションが上がりますよね。
指向性切り替えができませんが、単一指向性なのでボーカルやアコースティックギターには十分でしょう。
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audio-technica AT4040
指向性 | 単一指向性 |
接続 | オーディオIF |
AT4040は通称「ヨレヨレ」という、なんとも頼りない名前で呼ばれるマイクですが、プロでも使うしっかりとしたコンデンサーマイクです。笑
オーディオテクニカを代表するようなコンデンサーマイクで、非常にフラットな特性が魅力。
余計な味付けがないので、エフェクトの乗りが良い音が録れます。
上位機種のマイクには指向性が切り替えられるモデルもありますが、こちらは1種類のみ。
その分、価格も控えめになっているのでDTM用途にはこちらがオススメです。
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AKG C214
指向性 | 単一指向性 |
接続 | オーディオIF |
「C214」は、プロの間で定番のAKG「C414」から指向性切り替えをなくした、廉価版モデル。
価格は安くなっていますが、音質はC414と比べても遜色なく、単一指向性しか使わない場合にはこちらのほうがコストパフォーマンスが高くなっています。
音質としてはフラット寄りですが、独特のチューニングが施されています。
高音に独特のキラキラ感があり、好きな人はとことんハマってしまうマイクと言えるでしょう。
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Neumann TLM102
指向性 | 単一指向性 |
接続 | オーディオIF |
「コンデンサーマイクならノイマン!」というイメージがある人も多いかも知れませんが、定番の「U87Ai」は30万円くらいしますし、気軽に買えるものではありませんよね。
そんな方にオススメなのがこの「TLM102」。
10万円を切る価格ではありますが、しっかりとノイマンのキャラクターがあるコンデンサーマイクです。
あの独特のサウンドが欲しい人はぜひチェックしてみてください。
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おわりに
コンデンサーマイクの選び方とおすすめ機種について解説してみました!
どのマイクにも独自のキャラクターがあるので、動画などで音をチェックしてから購入するようにしましょう。
このページが皆さんのマイク選びの助けになったら幸いです。
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