ルーパーは演奏したフレーズを録音や再生をしたり、その音に他の演奏を重ねることができるエフェクターです。
最近ではギタリストやベーシストだけでなく、ストリートパフォーマンスをやっているシンガーソングライターや、DTMをやっている人などの間でもルーパーは人気になっています。
ルーパー自体の種類も最近はかなり増えてきていて「ルーパーが欲しいんだけど結局どれがいいのかわからない」と悩んでしまう人も多いんじゃないでしょうか。
このページでは、そんな方に向けてルーパーの中でも特にオススメなものをギター歴10年以上の筆者がピックアップして紹介します。
それでは行っていきましょう!
BOSS / RC-5
大定番のルーパーといえばBOSSの「RC-5」です。
コンパクトなサイズではありますが、LCD(液晶ディスプレイ)を搭載し視認性と操作性を向上させ、さらに他のルーパーペダルと比べてもかなり高い機能を搭載しています。
例えばループタイムは最大ステレオで13時間まで録音できますし、USB経由でパソコンからWAVのループ素材をインポート、エクスポートすることも可能です。
録音しそれを再生するというだけでなく、リズムパターンが50種類以上も収録されているので、練習も捗るでしょう。
さらに最大99個のフレーズ・メモリーを保存可能だったり、録音した音をリバース再生ができたりと、ライブでの使用も考えられた機能が搭載されているのも特徴です。
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BOSS / RC-1
BOSSの「RC-1」は、高い機能と手ごろな価格を両立させた製品として人気があります。
ルーパーとしての基本的な機能が全て揃っていて、録音や再生、オーバーダビングなどもこのペダルひとつで完結。
録音時間はステレオで最大12分なので、ライブなどでも余裕をもって使用できるでしょう。
本体に搭載されている円形のインジケーターで、録音や再生、テンポなどがわかりやすく表示されるのもおすすめポイント。
ルーパーの状態が一瞬で確認できるので、直感的に操作できます。
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BOSS / RC-3
BOSS「RC-3」はさきほどの「RC-1」よりも、より多くの機能が搭載されているルーパー。
録音時間がなんと3時間へと大幅に増えていて、しかも最大99種類のループフレーズを事前に本体へ保存ができるようになっています。
ライブなどでも録音時間を気にせずパフォーマンスに集中することができますし、簡易的な同期演奏用の機材としてもぴったりですよね。
AUXインプットも搭載しているので、ストリートパフォーマンスでカラオケを流すこともできます。
また、ステレオでの録音・再生も可能になっており、ギターだけでなくシンセサイザーなどにも最適です。
USBでパソコンと接続することもでき、録音したフレーズやリズムパターンをパソコン内にバックアップすることも可能になっています。
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BOSS / RC-10R Rhythm Loop Station
BOSSの「RC-10R Rhythm Loop Station」はライブパフォーマンスをする人にぜひオススメしたいルーパーです。
このエフェクターは名前の通り、リズム機能がかなり充実している製品で、弾き語りなどのパフォーマンスをする際の強い味方になります。
今までのルーパーは録音したものを再生するだけという仕様になっているものが多く、ルーパーを使ってライブパフォーマンスをすると曲の展開に大きな制約がありました。
「ルーパーを使ってサウンドを厚くしたいけど曲の展開的に使えない」や「ルーパーを使うために曲の展開を変えてしまった」という経験をした人も多いんじゃないでしょうか。
一応、いくつものフットスイッチが搭載された大きなルーパーを購入し、そのスイッチそれぞれに異なったリズムトラックを割り当てておくという解決方法もありますが、サイズが大きいので持ち運びが面倒でした。
ですがこのペダルは「LOOP」と「RHYTHM(リズム)」が別々のスイッチになっていて「RHYTHMのスイッチを1回押すとイントロから始まり、次に押すとAパートのリズム、次に押すとフィル…」といったように、曲の進行に合わせてリズムを展開させていくことが可能になっています。
リズムパターンもロックやポップ、ジャズといった多彩なジャンルが収録されているので、大半の曲をカバーできるでしょう。
また、ステレオ録音が最大6時間可能で、フレーズ・メモリーは最大99個(リズムは50個まで)保存できるので、ハモリパートなどを録音しておくこともできます。
比較的コンパクトなサイズのルーパーですが、かなり多機能で、ライブにルーパーを使う人にはイチオシです。
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BOSS / RC-300
より多機能なルーパーを探している人にオススメなのが、こちらBOSS「RC-300」です。
3つのステレオトラックが独立している仕様で、それぞれに録音したフレーズをフットペダルでオン/オフすることができます。
それによって、ループをメインにしたライブパフォーマンスも、よりやりやすくなっているので、ソロパフォーマンスがメインのアーティストにオススメです。
もちろん、録音時間も3時間とかなり余裕がありますし、99種類のフレーズを事前に登録しておくことも可能なので、録音時間やフレーズの組み合わせを気にせず、パフォーマンスに集中することができます。
操作が難しそうな見た目ですが、実はかなり直感的に操作ができるようになっているので、ルーパーをあまり使ったことがない人でもスムーズに使うことができるでしょう。
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BOSS / RC505
ライブだけでなく、 自宅での音楽制作にルーパーを使いたい人にオススメなのが、こちらBOSS「RC505」です。
ルーパーでは珍しい、テーブルトップ型なので、デスクなどに置いてDTMに使うのもスムーズ。
ギターだけでなくボーカルやベース、シンセなどありとあらゆる楽器をレコーディングしてすぐにプレイバックが可能です。
ループトラックが5チャンネルも搭載されているので、一人でバンド演奏をすることもできるでしょう。
それだけでなく、エフェクトも搭載されているので、ライブパフォーマンスにも使いやすいモデルになっています。
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TC Electronic / Ditto Looper
TC Electronicはハイクオリティな音楽機材をたくさん販売していることで、プロでも愛好家が多いエフェクターメーカーです。
こちら「Ditto Looper」は、そんなTC Electronicがギタリスト用に開発したペダル型ルーパー。
とにかく操作がシンプルで、簡単なループを組むだけだったらかなりコストパフォーマンスが高い一台になっています。
音質にもこだわっていて、トゥルーバイパスはもちろん、録音した音源は24ビットというレコーディングクオリティで保存される仕様です。
ボディがかなりコンパクトで、エフェクターボードのスペースを圧迫しないのもいいですよね。
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Rowin / Looper
Rowinは非常にコストパフォーマンスに優れたエフェクターで有名なメーカーです。
このメーカーの「Looper」は、とにかくルーパー機能があるペダルで遊んでみたいという方にオススメな製品となっています。
1ノブ、1スイッチのみという非常にシンプルな操作性、しかもかなりコンパクトなサイズなのでどんな方でも手軽に使うことが可能です。
しかも5000円程度で購入できるという圧倒的コストパフォーマンスの高さもいいですよね。
「難しい機能はいらないから、とりあえず安くて簡単に遊べるルーパーが欲しい」という人にはイチオシです。
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DIGITECH / TRIO+
DIGITECH「TRIO+」は、ギタリストの方にオススメな変わり種ルーパーです。
なんとこのルーパーは、録音したギター演奏に合わせて自動でベースとドラムを生成してくれるという機能が搭載されています。
自動生成では12種類の音楽ジャンルを選ぶことができ、さらにそれぞれの音楽ジャンルごとに12種類のスタイルを選択することが可能です。
また、ソングパートを5つまで学習でき、各パートを好きに並べ替えて曲を作る「ソング・シーケンス機能」というものも搭載されています。
例えば「Aメロはこのコード進行」「サビはこのコード進行」といった感じで録音したら、それぞれに自動でベースとドラムが生成され、それらを並べて簡単な作曲までできてしまうというわけですね。
作曲をしている人のアイデアスケッチや、アドリブ演奏の練習などにもぴったりだと思います。
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LINE6 / DL4
多機能なマルチエフェクターとしておなじみのLINE6 DL4。
ディレイやリバーブといった空間系エフェクターが強いイメージがあるDL4ですが、実はルーパー機能も搭載されています。
録音時間は14秒と、他のルーパー専用機に比べて短めですが、ちょっとしたループフレーズを組むだけならこれで十分という人も多いんじゃないでしょうか。
他のエフェクトもかなり人気があるので、ルーパーだけでなく、空間系エフェクターも探している人はDL4もチェックしてみましょう。
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おわりに
以上がオススメのルーパーの紹介でした!
ルーパーは練習/ライブ問わず使えるエフェクターなので、ぜひ手に入れてみてください。
また、筆者は音楽関連の講座動画をYouTubeでたくさん公開しているので、よかったらチャンネル登録お願いします!
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