日本で人間離れしたドラミングをする人って見かけないけどそんなヤツいるの?
…いるんですわ。
初めて彼を見たときはめちゃくちゃ衝撃を受けました。こんな人間が世界には存在するのかと。
なんかもう凄すぎるし、しばきたおされるスネアドラムが可哀想で笑いがこみ上げて来ました。
巨大な肉体と人間離れした超絶パワフルな高速ドラミング。
そんな「怪物ドラマー」Aaron Spears(アーロン・スピアーズ)についてまとめました。
プロフィール
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名前 Aaron Spears(アーロン・スピアーズ)
生年月日:1976年10月26日
生まれ:アメリカ、ワシントンDC
バンド:Gideon Band 他
影響を受けた人物:Dana Davies、Michael Williams、Joel Smith、Gerald Heyward、VInnie Colaiuta、Alex Acuña、Dennis Chambers、Dave Weckl、Steve Gadd、Jeff Davis、Kevin Brunson、Teddy Campbell、Steve Smith、Simon Phillips、Billy Cobham、Chris Dave、Michael Bland、Carter Beauford、Papa Jo Jones、Travis Barker、Stewart Copeland、Paul “Buggy” Edwards、Milton Smith、Milton Smith、Steve Gadd、Calvin Rogers、Little John Roberts、Adrian Young、Brian Frasier-Moore、and Nissan Stuart
DVD:Beyond The Chops: Groove, Musicality and Technique
略歴
彼はブラックミュージックの中の、速い連打フレーズを特徴とする「Gospel Chops(ゴスペルチョップ)」系のドラマーです。
ドラムスティックを初めて握ったのはわずか3歳の時。
きっかけは両親が通っていた地元の「pentecostal教会」でのドラム体験。
要するに教会こそがこのゴスペルチョップ系怪物ドラマーを育てたってことですね。
叩けそうなものがあればなんでも叩いたらしい。車の座席なんかも叩いちゃってたそうです。
うーん、ドラマーあるある…なのか?靴の底とかソファとか叩いちゃうのは……
まあ、それでお母ちゃんに薦められてドラムレッスン受けることになったんだけど、ルーディメンツ練習がクソつまらなくて辞めたそう。だから高校までは基礎練習なんて一切しなかった。
結局ジャズライブやコンサートバンドに参加しなくちゃいけなくなったから、後から楽譜を読む練習も始めたそうです。
影響を受けたのは「Winans, Commission」「The Hawkins」「Hezekiah Walker」など。
最初はゴリゴリのゴスペルチョッパーだった彼は、16歳からジャズ、フュージョンにも取り組み始めました。
演奏
https://www.youtube.com/watch?v=uSpWEN99o3Aお分かりいただけただろうか。画面中央に現れるオレンジの人間のような容をした魂こそが皆が恐れる怪物である。
(あれ、おかしいな。うーむ。ドラムってこんなに小さかった…?)
連打フレーズが波…ではなく、もはや決壊したダムから流れ出た水のようにドッと押し寄せてくる感じ。
ビートのプッシュ感が半端ない。
同じ人間なのにパワーが違いすぎて、どうやったらこんな風になれるのかと思っちゃいますわね。
太ったらこうなれるのか?…いや、なれない。いい意味で褒め言葉として思いつくのが「怪物」しかないくらい。
目に見えないくらい速いですね。しかもガムを噛みながら叩いていて、表情からも余裕さが伝わって来ますね。素晴らしい。
時折見せるそのスマイル、めっちゃ白い歯がとっても素敵。
使用機材
使用機材は以下の通り。
ドラムセット | DW製品 |
シンバル | Zildjian製品 |
スティック | VIC FIRTH製品 |
ドラムヘッド | REMO製品 |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
世の中にはゲームでいえばラスボス級のミュージシャンがいるけど、彼は間違いなくその中の1人。
ドラマーの皆さん、頑張って練習しましょう。
それではまた。
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