2010年代後半あたりから日本でもシティポップが市民権を得て、ブラックミュージック系の音楽が好きな人が増えてきましたよね。
日本だとSuchmosやNulbarichなどが有名になりました。
彼らの音楽が好きな人っておそらく海外のそういったジャンルの音楽にも興味がある人が多いと思うんですよ。
今回はそんな皆さんにイチオシしたいイギリスのミュージシャン、Tom Misch(トム・ミッシュ)を紹介します!
Tom Mischとは
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まずは簡単に彼について説明しましょう。
Tom Misch(トム・ミッシュ)はイギリスはロンドン出身のミュージシャン。
ギタリストとしてだけでなく、プロデューサー、ビートメーカー、シンガーとしても活動しています。
16歳の頃にSound Cloudに曲をアップすると、あまりのクオリティの高さに徐々に名が知れ渡っていきました。
最近はインターネットで一発当てて一気にドカーンと売れる人が多いですが、彼は逆。ほぼ実力でゴリゴリのし上がってきた感じです。
ちょっと前までは実力と知名度が見合ってないような印象がありましたが、2018年4月にデビューアルバム『Geography』をリリースしてからようやく知名度も上がってきたようで。
2018年の夏にはサマソニで来日も果たし、日本でもちょっとずつ名前が広まっています。
ジャンルとしてはいわゆるネオソウル系です。影響を受けたジャンルは多岐に渡りますが、一貫してブラックミュージック系のグルーヴが主体。シティポップ的な要素ももちろん持ち合わせています。
特に初期のミックステープではR&Bやソウル、ジャズなどのブラックミュージックからの影響が強く感じられました。
実際に、彼はビートメイキングはJ・ディラやロバート・グラスパー、ロイ・ハーグローヴなどのブラックミュージック系ュージシャンから影響を受けたと語ってもいます。
また、ソングライターとしてはジョン・メイヤーから影響を受けたとも語っているように、ジャズとブルースをあわせたようなギタープレイも彼の持ち味です。
曲を聴いてみよう
さて、文章で音楽を語るのはなかなか難しい。ということで実際に曲を聴いてもらいましょう。
まずは『Crazy Dream』という曲。
これが一番彼のサウンドキャラクターが分かりやすいと思います。
ヒップホップ的なビートの上にジャジーなギター、ファンキーなベースライン、R&B的なシンセ。これが彼の活動初期の特徴で、ここから彼は少しずつサウンドに変化を加えていきます。
例えば『It Runs Through Me』という曲ではボサノヴァを取り入れてみたり。
『Disco Yes』ではナイル・ロジャースをネオソウルに消化したようなディスコソングを聴かせてくれたり。
『Water Baby』ではハウスミュージック的なアプローチも見せています。
ジャンル的な幅は広がってきていますが、どの曲も一貫して彼らしさを感じられますよね。なんともおしゃれでグルーヴィー。サウンドも一貫性があります。
ちなみにAgainst The ClockというYouTubeの企画動画では10分間トラックメイキングの様子も公開しています。
彼の自宅スタジオが映っていますが部屋までおしゃれ。おしゃれな曲はおしゃれな部屋から生まれるってことでしょうか。笑
まとめ
いかがでしたでしょうか、トム・ミッシュ。
おしゃれ系な音楽が好きな人にはたまらないサウンドですよね!
彼は2018年にサマソニで来日していましたし、今後も日本でライブをする可能性も高いのでチャンスがあるときにはぜひライブにも足を運んでみてはいかがでしょうか。
それではまた。