エフェクターを買う時に、「マルチ」にするか「コンパクト」にするかを迷っている人は多いのはないでしょうか。
筆者も、中学生の頃に初めてエフェクターを買ったときは、楽器屋のお兄さんにコンパクトとマルチの違いについて質問したことを覚えています。
このページでは
- マルチとコンパクトのエフェクターの違い
- マルチとコンパクト、どっちがいいのか
ということについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コンパクトとマルチの違いとは
まずはじめにコンパクトとマルチの違いについておさらいしておきましょう。
コンパクトエフェクター
コンパクトエフェクターはエフェクター1つにつき1種類のエフェクトが使えるタイプ。
歪み系のコンパクトエフェクターなら「歪みの調整ノブ+音色の微調整用のノブ」くらいしか付いていないので、エフェクトの種類を増やしたいときには新たにエフェクターを買い足す必要があります。
マルチタイプに比べて小型のものが多く、画像のようにエフェクターボードの中で組み合わせて使うのが一般的です。
マルチエフェクター
マルチエフェクターは、1つのエフェクターでいろいろなエフェクトが使えるタイプ。
一台でさまざまな音作りが可能なので、少ない予算で色々なエフェクターを使いたい初心者や、荷物を減らしたい全国をツアーで回るプロのギタリストにも人気があります。
エフェクトの質は価格帯によって違い、高価なものではコンパクトエフェクターと同等以上のクオリティのものもたくさんあります。
結局マルチとコンパクト、どっちがいいの?
マルチとコンパクトの違いがわかったと思いますが、結局マルチとコンパクト、どっちがいいのでしょうか?
結論から言えば、使う人によってどちらが適しているかは変わってきます。
自分にマルチとコンパクトのどちらが合っているかを判断するためには、マルチとコンパクト、それぞれのメリット・デメリットを押さえておくのが大切です。
コンパクトエフェクターのメリット・デメリットは以下の通り。
- ひとつひとつのエフェクトにこだわることができる
- 必要以上の機材を減らせる
- 求めるエフェクトが多い場合運搬が大変
- こだわりだすとお金かかる
また、マルチエフェクターのメリット・デメリットは以下です。
- 予算が少なくてもいろいろなエフェクトがそろえられる
- 機材の運搬が楽
- 簡単に音作りをたくさん保存できる
- エフェクトのクオリティが低いことがある
- 少ない種類のエフェクトでいいときは、かえってコスパが悪い
これらを踏まえると、自分に合っているのがどちらかというのが自然と分かってくるのではないでしょうか。
また、どちらか一方だけを使うのではなく、コンパクトとマルチを組み合わせることによって、それぞれのメリットをより活かすことができます。
よくあるのが「コンパクトの歪み+その他はマルチ」という組み合わせ。
この組み合わせでは、ギターの音作りに一番大きな影響を与える歪み系のエフェクターをコンパクトタイプにすることでよりこだわった音作りができますし、その他の空間系などはマルチエフェクターを使うことでコストを押さえながら多彩な変化を加えることもできます。
この組み合わせはプロでもよくやっているので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
おすすめのマルチエフェクター
さいごにおすすめのマルチエフェクターをいくつか紹介したいと思います。
BOSS GT-1
コンパクト・エフェクターでもおなじみのBOSSというブランドが出しているマルチエフェクター。
ギグバッグのポケットにもすっぽりと入る、コンパクトなサイズなので、持ち運びにも便利。
パソコンとの接続をすることでより多彩な音作りが可能になっています。
しかもオーディオインターフェイス機能が付いているので、今後はDTMもしようと思っている人にもぴったりです。
LINE6 Helix LT
こちらはプロのギタリストでも使用者が多い、ハイクラスのマルチエフェクター。
非常に臨場感のあるサウンドで、デジタルとは思えない音の厚みを感じることが出来るでしょう。
コンパクトエフェクターとの組み合わせも自由自在で、より多彩な音作りが可能になります。
アンプシミュレーション機能もすさまじいので、宅録のクオリティを上げたいギタリストにもオススメできます。
おわりに
マルチとコンパクト、それぞれに違いがあり、どちらが良いのかは使い手によって変わってきます。
自分が欲しい機能や、自分のエフェクターの使い方などを考えながら選んでみてくださいね。
それではまた!
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