上手くなることを目指してギターを練習している人は多いと思います。
上手いギタリストは色んな人がいますが、そもそも「上手いギタリストの共通点」を知っておけばもっと効率的に練習はずですよね。
そこで今回は上手いギタリストと共通点と、下手なギタリストの違いについて解説してみたいと思います。
上手いギタリストはリズムが正確
「このギタリストうまいな」と思わせる条件はいくつかありますが、ズバリ最も重要なのはリズムです。
いくら速く弾くのが得意であっても、リズム通りに弾けなければ上手いギタリストとは言えません。
逆に、「速弾きは苦手だけれど心地いいリズムで演奏が出来る人」は上手いギタリストと言われます。
もちろん「速弾きが得意でリズムも正確なギタリスト」もいますよ!
下手なギタリストの多くは、リズムが問題になっていることが多いです。
本人は弾けてるつもりでも、リズムがガタガタでバンド全体のアンサンブルを壊してしまっていたり、ソロでは一人だけ走りまくっていたり。
ギター上達への道はメトロノームを使ったリズム練習が重要です。
一音一音に意識が行き届いている
上手いギタリストは自分が出す一音一音、音の最初から最後まですべてコントロールして弾いています。
どのくらいの強さで入り、どこにアクセントを置いて、どのタイミングで音を切るのか、フレーズ一つ取っても音に対する集中力が全く違うんです。
なので、上手いギタリストは速くてもゆっくりでも、そのテンポにあったフレージングができます。
下手なギタリストにありがちなのが、音符の順番だけを意識して、あとは適当な人。
速弾きは得意だけれど、ゆっくりなテンポになった途端つまらないフレーズしか弾けなくなってしまうというのも典型的な下手ギタリストの例です。
音楽全体を客観的に聴いている
上手いギタリストは曲を引き立てるようなプレイをし、一人だけ目立つようなプレイはしません。
もちろんギターソロなど、自分にスポットライトが当たる場面ではしっかりと目立つプレイをしますが、バッキングのときには歌やリズムの良さを引き出すプレイを心がけています。
つまり、音楽におけるギターの立ち位置を十分に熟知しながら演奏しているわけです。
あまり上手くないギタリストは自分の音ばかりに耳が行ってしまい、フレーズによってリズムがヨレたり、バンド全体のリズムと合わなかったりします。
一方で、上手いギタリストなら周りの音をよく聴き、ときにはアイコンタクトなどをしながら、バンド全体で一体感のある音楽を作り出していくのです。
もちろん弾き方だけでなく音作りにも実力は現れます。
上手いギタリストは自分勝手に「自分の好きな音」を作っていくということはしません。
ズンズンと低音が響く音が好きだからといって無理に低音を上げてしまうとベースの音と被りますし、サウンドの厚みを増すためにミドルを強調しすぎるとボーカルの帯域と被ります。
ベースやボーカルと音が被ってしまっては、せっかく良い曲を演奏していたとしてもサウンドがごちゃごちゃして台無しになってしまいますよね。
上手いギタリストは「弾いていて気持ちいいから」という身勝手な音作りはせず、バンド全体を見て音を作り込んでいくのです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
ギターを練習するときには以上のポイントをしっかり意識してみてくださいね。
それではまた。