初心者が気をつけるべき、作詞でやってはいけないこと5選!

  • 最終更新日:2019.04.20
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初心者が気をつけるべき、作詞でやってはいけないこと5選!

作詞のコツなどを紹介したページでは「作詞でやるべきこと」「作詞はこうしろ!」みたいなことがほとんど。

ですが、逆に「作詞でこれはやらないほうが良い!」ということを知っていおいた方が役に立つと思うんですよ。

ああしろ、こうしろよりも、これ以外は何やってもOKの方が気持ち的にも楽じゃないですか?

 

まあ作詞って本来自由なので「やっちゃいけないこと」なんてないんですが、一般的に「良い歌詞」といわれるようなものを書きたいなら避けるべきことは結構あります。

今回はそんな作詞のタブーを紹介しましょう。

 

作詞でやってはいけないこと

文章みたいなクドい歌詞

歌詞は「文章」とは違って、歌うための言葉。つまり、文章はそれ自体で完結していますが、音楽と組み合わさることで完成されるのが歌詞ということです。

作詞を始めたばかりの頃は、ついつい細かいところまで描写したくなったり、最初から最後まできちんとストーリーを説明したくなったりしますが、歌詞ではそこまで必要ありません。

多少説明不足のところがあったとしても、音楽がそれを補ってくれるので心配ありませんよ。

 

例えば今適当に考えましたが以下のような歌詞があったとします。

君と目が合う すぐにわかった 運命の人

 

この短い歌詞も細かい部分が省略されていますよね。

無理やり省略部分を復活させるとしたらこんな感じになるのではないでしょうか。括弧内が省略されている部分です。

君と目が合う(その瞬間に)すぐにわかった(君が)運命の人(だということに)

かなりクドい歌詞になってしまいました。

しかも長くなってしまうので、メロディの音数をかなり消費します。細かく丁寧に説明しようとすると表現できることがどんどん少なくなっていくわけです。

こんな歌詞書く人いないだろ、と思ってしまいますが実は結構多いんです。特に5W1Hでいうところの「Who(誰)」を説明したい人が多いようで、「君」とか「あなた」とかがクドいほど入った歌詞をよく見かけます。

 

色々と省略された元の歌詞でも十分に意味が伝わりますし音楽的な余韻も残るので、何か特別な理由がないようならば細かい描写は省略したほうが良いと思います。

 

やたらと難しい漢語表現

歌詞は音として聴くことが優先されるので、どちらかといえば話し言葉に近いほうが耳馴染みがいいですよね。

難しい文章などに使われる漢語表現は、ぱっと耳で聞いたときに意味が判別しにくかったり、他の言葉と勘違いしてしまうことがあります。

 

漢語というのは簡単に言えば「漢字の音読みを使った言葉」(厳密に言えば違いますが歌詞ではそのくらいの理解でOKです)、

例えば以下の文章はほとんど意味としては同じですが、音が違います。

  1. 昼ごはんを食べる
  2. 昼食を食べる

音としてぱっと聴きやすいのは1番のほうではないでしょうか?

他にも「明るい」と「皓皓(こうこう)」、「諦める」と「断念」などもどちらかといえば和語のほうが伝わりやすい感じがしませんか?

しかも「皓皓(こうこう)」は「高校」と音が同じですし、「断念」は「残念」と音が似ています。

もちろん、あえて使うのはOKですが、すべての人が歌詞カードをじっくりと読んでくれるわけではないので、もし意味を正確に受け取って欲しいのなら難しい漢語は避けたほうがいいかもしれません。

 

韻の踏みすぎ

最近はいろんなところで「韻を踏んでいる歌詞は良い歌詞だ」みたいなことが言われているので、アマチュアでも韻に気をつけている人が多くなりました。

でも、韻を踏むことに気をとらわれすぎて「親父ギャグソング」になることは避けなければいけません。

押韻は英語の歌詞ではありとあらゆるところで使われるテクニックですが、日本語では強調したいところに使うくらいが一般的。(もちろんジャンルにもよります。日本語ラップなどではいろんな場所で韻が踏まれたり)

韻を踏むと言葉に独特のリズムが生まれれるので耳に残りやすくなる一方、使い方を間違えると一気にダサくなります。

 

また、韻を踏むとき子音まで合わせるとダジャレ感が一気に強まってしまうので注意しましょう。

例えば「アルミ缶の上にあるミカン」というダジャレは「あるみかん」という言葉が子音まで同じだからダジャレと言われます。

これが「アルミ缶の上に熱いパン」だったら、なんだか語感のいい言葉程度の認識になるでしょう。

作詞をするときもどのくらいの頻度で韻を踏むか、子音まであわせに行くのかということを気をつけないといけません。

 

イントネーション破壊

言葉にはイントネーションによって意味が全く変わってしまうものがあります。

例えば「橋」と「箸」などは有名ですよね。

メロディの音数に合わせることばかりに気を取られて、イントネーションを破壊してしまうことはできるだけ避けましょう。

 

歌詞のイントネーションはメロディの音程によって決まります。

たとえば「はし」という言葉を「ド・レ」というメロディに乗せると「橋」、「レ・ド」というメロディに乗せると「箸」に聞こえませんか?

このように、メロディの音程によって言葉のイントネーションが変わるので注意してください。

逆に上手いことメロディの上下と言葉のイントネーションが合致したときは、歌っていてとても自然に聞こえるはずです。

 

ロングトーンに「ん」の音

ロングトーンというのは、簡単に言えば「伸ばす音」。

よくサビの最後にシャウトで叫ぶ曲ってありますよね。あの叫ぶところもロングトーンです。

もしあなたが叫ぶとして「あ~~~!」と叫ぶのと「ん~~~!」と叫ぶの、どっちが叫びやすいですか?

絶対「あ~~!」だと思います。

 

そうなんです、「ん」の音って伸ばしたり叫んだりするのが結構難しい音なんです。

日本語の音の中で唯一口を開かずに出す音が「ん」。音を前に出すのが物理的に不可能ということ。

ボーカリストの力量にもよりますが、よほどの理由が無い限りロングトーンに「ん」の音を当てるはやめましょう。

 


まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回紹介したのはあくまで例です。

本来作詞は自由なものなので、何か理由があれば今回紹介したことも全然やってOK。

ですが、綺麗な歌詞を書きたいというときには紹介したことを気をつけてみてくださいね。

それではまた!

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