作曲に比べると、作詞は誰でもできる簡単なことのようなイメージを持っている人がいるかもしれません。
ですが、やっぱり歌詞にも上手い下手があり、プロが書いた歌詞とアマチュアが書いた歌詞では天と地のほどの差があります。
なんとなく出来るんじゃないかと高をくくって作詞をしても、思ったように行かない作詞初心者さんは結構多いんじゃないでしょうか。
もちろん、作詞は本来自由に表現するものなので正解はないのですが、他人に聴かせたりしても恥ずかしくないレベルにするにはそれなりの練習が必要です。
このページでは、作詞初心者がやってしまいがちなミスをいくつか紹介しますので、練習のときの参考にしてみてください。
詳しく説明し過ぎ
初心者が陥りやすいミスとして、あまりにも状況や心情を詳しく説明しすぎてリスナーの想像の余地を無くしてしまっているパターンがあります。
作詞を始めたばかりだと、ついつい細かいところまで説明したくなりますが、あまりに詳しく説明するとクドくてつまらない歌詞になってしまうんです。
歌詞というのは音楽とセットで聴くものなので、音楽と組み合わせることで完成されるということを意識して作詞しましょう。
多少説明不足なところがあったとしても、音楽が間を埋めてくれるので、心配いりませんよ。
ありきたりすぎる表現
当たり前ですが、ありきたりすぎる言葉や表現をすると、つまらない歌詞になっちゃいます。
例えば「翼をひろげて」や「淡く切ない初恋」など。要するに陳腐な表現を避けましょうという話です。
よく芸人さんなんかが「J-POPの歌詞あるある」みたいなネタをやっていますが、ああいった言葉を使いすぎると誰も見向きしてくれない歌詞ができあがります。
「ストレートな歌詞」ならいいんですが、「単調でつまらない歌詞」になってしまわないように表現に気を使ってみてください。
難しすぎる表現
歌詞は音として聴くのが前提になっているので、できるだけ話し言葉に近い方が意味が通じやすくなります。
辞書で調べた難しい言葉を使いたくなってしまう気持ちも理解できますが、意味が通じない歌詞は何の意味もないので、できるだけ伝わる言葉を選びましょう。
また、同じような表現でも和語と漢語では伝わりやすさが変わってきます。
和語というのは「訓読み」の言葉、漢語は「音読み」の言葉(厳密に言えば違いますが)で、
例えば
- 昼ごはんを食べる
- 昼食を食べる
だと、「昼ごはん」の方がスッと耳に入ってきますよね。
難しい表現や漢語を選んでもいいのですが、伝わりやすさを重視するなら簡単な和語の方を選んでみてくださいね。
誤った日本語
歌詞に限ったことではありませんが、間違った日本語を使わないように注意しましょう。
日常会話で普通に使っている表現でも、実は間違っていたということが結構あるので、心配なときには辞書を引いたり、校閲ツールにかけてみたりするのがオススメです。
よくあるのが「ら」抜き言葉の間違い。「食べられる」→「食べれる」みたいなやつです。
僕も日常的に「ら」抜き言葉を使ってしまうので、歌詞でも使いそうになってしまいますが、曲の雰囲気によっては「ら」抜き言葉が合わないものがあります。
例えばダークでかっこいい世界観のロックの曲で「ら」抜き言葉が出てきたら、急にフランクな感じがしてしまって台無しになってしまいますよね。
もちろん使える場面もあるのですが、無意識に間違った言葉を使わないように気をつけましょう。
意味は通じるが、メロディに合っていない言葉
歌詞は歌うための言葉なので、文章としていくら素晴らしくてもメロディにあっていなければ意味がありません。
例えば伸ばしの音に「ん」の音が来るのは最悪です。
「ん」の音って響かせるのが難しいので、ロングトーンの音には適していません。
また、日本語はイントネーションで意味が変わってくるのでメロディラインによっては意味が変わって伝わることもあります。
「はし」という言葉を「ド・レ」の音程に乗せたら「端」になりますし、「レ・ド」に乗せたら「箸」になりますよね。
歌詞だけで見たら問題が無くても、メロディに乗せると意味が伝わらないことがないように注意しましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
初心者のうちはいろいろと試行錯誤してみて自分のスタイルを見つけてみてくださいね。
また、ネットなどでやり方やコツを調べるのもいいですが、書籍を使って作詞の勉強をしてみるというのもオススメです。
僕は「思い通りに作詞ができる本」という書籍を使って勉強をしたことがあるのですが、かなり参考になりました。
今回紹介したような初歩的なことはもちろん、AメロBメロサビの書き分けなど、より実践的な内容も扱っているので、上達したい人はぜひチェックしてみてくださいね。
それではまた!