ギター初心者が最初にぶち当たる壁、いわば登竜門として語られるのがFコードですよね。
今回はそんなFコードの押さえ方のコツについてのお話です。
Fコードでつまづいている人はぜひ参考にしてみてください。
なぜFコードは難しいのか
どうして「Fコード」がそんなに難しいのかというと、バレーコード(セーハ)だからということでしょう。
バーレーコード(セーハ)というのは簡単に言えば、1本の指で複数の弦を同時に押さえるやり方。
初心者の方にとっては、バレーコードの力の入れ方、押さえ方のコツが全く分からないので難しく感じてしまうのだと思います。
ですが安心してください。Fコードを押さえるのにものすごい握力や、特別な才能は必要ありません。
握力がまだ強くない、小さな子どもでもFコードが押さえられる子はたくさんいます。
Fコードは練習さえすれば、誰でも弾けるようになります。
Fコード攻略法
Fコードのコツは「親指の位置」にあります。
皆さんは「てこの原理」というのをご存知でしょうか。
そうです、中学生のときに理科の授業でやったあれです。
支点、力点、作用点ってやつですね。
難しそうだな、と思った人もいるかと思いますが大丈夫、簡単な話です。
例えば、下の画像でわかるように、重い茶色い玉と軽い青い玉があったとして、支点のそばに置いた青い玉は持ち上がってしまいます。
ですが、青い玉を支点から離れたところに置くと、バランスがとれますよね。
支点から力点が離れるほど作用点に及ぼす力が大きくなる、というのが「てこの原理」の基本です。
これをFコードの押さえ方に応用すると、簡単に押さえることができます。
Fコードでは親指が支点、人指し指が力点、弦が作用点です。
Fコードでは親指と人差し指が近い位置にあると、弦に及ぼす力は弱くなってしまいます。
では、どうすればいいかというと親指と人差し指の位置を離すだけです。
たったこれだけで、バレーコード(セーハ)で弦が鳴らないという問題を解決できてしまうのです。
ね、簡単でしょう?
まとめ
いかがでしたでしょうか。
たったこれだけでのことでFコードは簡単に押さえることができます。
この原理はFコードだけでなく、Bコードなど他のバレーコード(セーハ)でも使えるのでぜひ覚えておいてください。
ではまた。