ドラム初心者にとって最初の鬼門といえば「どうやって練習すればいいのか」問題ではないでしょうか。
ドラムの練習に必要な道具もよくわからないでしょうし、そもそもドラマーもギタリストやベーシストと同じように、自分の楽器を買わないと練習できないのか疑問に思う人がたくさんいると思います。
結論から言うと、ドラムセットは必要ありません。
ドラム初心者はまず
- ドラムスティック
- メトロノーム
- 練習パッド
- 教則本・教則ビデオ
- チューニングキー
を揃えることがおすすめです。
以下で詳しく解説します。
スティック
いわゆる、太鼓の達人で言うところの、「バチ」ですね。
まずはこれがないとロックドラムは叩けません。
基本的には木の素材で作られているものがほとんどです。
どのスティックを選べばいいんだろう?と思われるかと思いますが、初めはどんなスティックでもいいかと思います。
自分の好きなドラマーのモデルスティックであったり、好きなデザインのスティックで構いません。
価格帯としては1ペアで1000円前後のものが多いです。
商品名に5Aとついているものは、一番標準的なサイズという意味です。
明確なサイズの定義はないのですが、その会社のラインナップの中で一番標準的なサイズという
意味らしいです。
個人的に今でも使いやすいと感じているのは、Pearl(パール) 「110HC」というドラムスティック です。
材質はヒッコリーです。
これは現在amazonランキング1位にもなっているように、多くの人に使われていて大変オススメです。
上位に来ているものは、やはり無難で使いやすいという印象があります。
元々数あるスティックの中で、癖もなく万能なので気に入ってよく使っていたのですが、この記事を書いてランキング1位であること
を知り、驚きました。使ってみると人気であるのも頷けます。
pearl社のスティックの中で、正直使っているものはこのモデルだけですが、個人的にはPROMARKや、VIC FIRTH、VATER、LERNIのものをよく使っています。
同じメーカーのものでも、材質や長さ、形状、重さによっても全然違うので、まずはなんでもいいので購入して、自分に合うものを見つけて行くのがいいと思います。
ちなみに、スティックの先は丸形のものをお勧めします。
初心者が縦長のチップ(スティックの先の丸い部分です)のものを選んでしまうと、使いにくいと思います。
「どうせなら買うならこだわって買いたい!」という方は、以下の記事でスティックの種類や音の違いについて解説していますので、御覧ください。
メトロノーム
こちらも必要になってきます。
練習するには、「基準」となるものがなければいつまで経っても上達はしません。
初心者は必ずメトロノームと一緒に練習する癖をつけたほうがいいです。
ちなみに、スマートフォンのアプリのメトロノームで問題ありません。
たまーに、「アプリのメトロノームは正確じゃないから駄目だ!」なんておっしゃる方もいるのですが、そんなことはないです。
もしかしたら、不正確なメトロノームアプリもあるのかもしれませんが、レビューをしっかり見て人気があるものであれば問題ないはずです。
練習環境を整える
初心者の人はドラムセットを買わないと練習できないと思ってしまいがちですが、必ずしも購入する必要はありません。
もちろん自宅で生のドラムが叩ける人は買っても良いかもしれませんが、住宅環境的に無理な人も多いでしょう。
なので現実的には以下のような方法になってくると思います。
- 音楽スタジオを借りて、生のドラムで練習する
- 電子ドラムを購入し、家で練習をする
- 練習パッドを買う
- 雑誌などでドラムセット(もどき)を作り、練習をする
1が一番手っ取り早いとは思います。近所の音楽スタジオを調べて、練習する方法です。
一時間あたり500円くらいで借りられるはずですので、ぜひ調べてみてください。
2は、一戸建てなどに住んでいる方でしたら可能なのかなぁとは思います。
マンションに住んでいる方でしたら、YouTubeで「タイヤふにゃふにゃシステム」や「ディスクふにゃふにゃシステム」などと検索すれば、防音・防振対策について出てくるかと思いますので、ぜひ検索してみてください。
3・4が一番手っ取り早く、資金的にも楽でしょう。
ドラムは、気合さえあれば、どんな状況下でも練習はできます。
ドラムセットは購入できないんだけど…上達はしたい、という方は、練習パッドだけでもいいので購入して、基礎を固めていくのをお勧めします。安いものだと2000円くらいで購入できます。
ちなみに私はEVANSの「Real Feel」というやつを使っています。
以前、海外一流ドラマーの教則ビデオでも使われていたのに影響されて、買ってしまいました。笑
面積が広くて、タッチも本物に近いので非常に効率的に練習できるので大変おすすめです。
教則本や教則DVD、ブログ、教材となるYouTubeの動画などを用意する
独学で練習すると変な癖がついてしまい、かえって上達を妨げることにもなってしまうので、人から習うようにしましょう。
とはいっても、教室に通ったり先生についてもらうのはそれなりにお金がかかってしまうので、手軽に始めたい人には教則本や教則ビデオがおすすめです。
ちなみに、輸入系(海外で出版されたもの)の教則本は、ドラムの叩き方の解説ではなく、ただ基礎練習の楽譜ひたすら書かれているものが多いので注意が必要です。
お金をかけたくない!という方でしたら、好きなドラマーをYouTubeで見つけて、ひたすらコピーをしていくのでもいいと思いますし、今はインターネットや動画サイトにドラムの練習法はいくらでも載っていますので、楽しんで続けていくとよいかと思います。
チューニングキー
こちらは、できればあったほうがいいものです。
ドラムをチューニングしたり、機材のネジを固定するのに使います。音楽スタジオですと、貸出をしていたり、常備しているところがほとんどだと思うので、すぐには必要ないかと思います。
500円くらいで買えるものもあるので、とりあえず買っておくのも1つの手です。
ちなみに家の鍵束につけておくと、いかにもドラマーという雰囲気を醸し出せます。笑
おわりに
いかがでしたでしょうか。
ぜひ、好きなドラマーや好きな曲を見つけて、楽しいドラムライフをはじめてみましょう!