ポップス作曲家を目指すなら勉強しておきたい4つの音楽ジャンル

歌モノなどの職業作曲家を目指す人はたくさんいると思いますが、どんなジャンルを優先して勉強すべきか迷っている人もいるんじゃないでしょうか。

もちろん、一番重要なのは得意なジャンルを伸ばすことですが、それ以外にも「このジャンルが書けると仕事が増える」というものもあります。

 

今回は作曲家の筆者が考える、優先して勉強すべき4つの音楽ジャンルについて説明していきましょう。

 

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J-POP

日本で歌モノ作曲家をめざすのなら「J-POPっぽさ」を理解していないと、仕事になりません。

メジャーだけでなく、インディーズのミュージシャンやアイドルもからもJ-POPのテイストに則った曲が発注されることが多いです。

 

J-POPはジャンルか?と言われる人も多いかもしれませんが、筆者はひとつの音楽ジャンルだと考えています。

というのも、海外の音楽に比べてJ-POPは異質というか独自の存在で、他の国の音楽にはない特徴がたくさんあるからです。

たとえば「サビ」という存在もJ-POPに独自の文化で、他の国にはサビのない歌モノ曲がたくさんあります。

こういった、J-POPを形作る要素やサウンドを理解し、それを自分でも作れるようにしておくことが作曲家への第一歩です。

 

ロック

日本は「ロックの最後の砦」ともいわれるくらい、ロックが好きな国です。今の日本で歌モノ作曲家を目指しているのならロックは勉強しておくと役に立ちます。

世界ではロックではなくエレクトロ系のダンスミュージックがポップスの主役になっていますが、日本ではまだまだロックが現役。

「邦楽ロック」というジャンルが今でも若者を中心に大人気です。

 

ポップスでもロックの要素を含んだ曲が多く、エレキギターやベース、ドラムといったバンドサウンドの曲がたくさんあります。

編曲における特にギターの使い方を知っておくと便利ですよ。

歌モノ作曲家を目指す人の大半がDTMで曲を作っていると思いますが、ピアノは弾けるけれどギターが弾けないっていう人もいますよね。

ギターが弾けない人はロックを避ける傾向にありますが、打ち込みなどでもいいので、ギターの使い方を知っておきましょう。

 

エレクトロ系ダンスミュージック

先程も書きましたが、世界ではポップスの主役がロックからダンスミュージックに移っています。

日本の音楽業界は海外の流行を後追いする傾向が強いので、今後は日本でもそのようなジャンルの曲が主役になる可能性大。

バンド出身で作家を目指している人は打ち込みサウンドが苦手な人も多いかもしれませんが、今後のことを考えるならエレクトロ系のサウンドを勉強しておくのがおすすめです。

 

ただ、このジャンルは流行の移り変わりが激しいので、今は流行っているジャンルでも数年後には廃れているということもよくあります。

常にアンテナを高くしながら、いろいろなサウンドを研究するようにしましょう。

 

ジャズ

何でジャズ?と思う人も多いかもしれませんが、ジャズをやると色々なことができるようになります。

例えばコード進行の組み立て方。

日本のポップスはコード進行が複雑なので、ジャズの音楽理論を勉強するとコード進行を組むときにとても役に立ちます。

また、ビッグバンドジャズの書き方などを知っておくと、ブラス・ホーンセクションが入ったポップスも書きやすくなったりもします。

 

それに、歌モノ曲では「ジャズっぽいサウンド」を求められることがよくあるので、本格的なジャズではなくても、ジャズっぽい雰囲気の曲を作れるようにしておくと色々な仕事に対応できるようになりますよ

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

作曲家になるのはなかなか大変なこともありますが、仕事を得るチャンスを少しでも拡げるためにこれら4つのジャンルをしっかりと見に付けましょう。

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