【初心者向け】編曲のやり方をデモソング付きで解説!

初心者の人にとって編曲はかなり難しいですよね。

作曲はなんとかできても、編曲で力尽きて諦めてしまう人も多いんじゃないでしょうか

そこで、作編曲家の筆者サッキー(@sakky_tokyo)が、編曲方法の中でも初心者向けのやり方について解説していきたいと思います。

今回の動画(デモソング)

今回の記事と同じ内容の動画をYouTubeで公開しています。

こちらはデモソングも同時に作っているので、サウンドを聴きたい人はこちらもあわせてチェックしてみてください。

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編曲は事前準備と実際の作業を分けるのが肝心

初心者の人の中にはいきなり編曲をしようとしてしまって行き詰まることは多いですよね。

そんな人にぜひやってほしいのが「編曲の事前準備」です。

そもそも初心者の人が何の準備もなくいきなり編曲してしまうというのは、設計図なしでいきなり一軒家を建てようとしているようなもの

事前準備なんて面倒くさいと思うかもしれませんが、準備をちゃんとするだけで編曲作業がかなり楽になりますので、ぜひやってみてください。

事前準備のやり方

ということで、まず先に事前準備のやり方を解説していきます。

事前準備の流れは以下の通り。

事前準備の流れ
  1. ジャンルを決める
  2. 参考になりそうな曲を聴く
  3. 楽器の構成を決める
  4. テンポを決める

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ジャンルを決める

事前準備ではまず最初にジャンルを決めましょう。

メロディができている時点で何となくジャンルが決まっていると思うので、基本的にはそのままでOK。

ジャンルを決めるときには、できるだけ細かいジャンルを決めると後々の作業が楽になります。

たとえば「EDM」といってもProgessive Houseなのか、Future Bounceなのかを決めておきましょう。

参考になりそうな曲を聴く

ジャンルが決まったところで、そのジャンルで参考になりそうな曲を聴きましょう。

1曲だけでなくできるだけ多く聴いておくと、作業が楽です。

探すときにはYouTubeだけでなく、SpotifyやApple Musicの公開プレイリストも参考にしてみましょう。

楽器の構成を決める

あらかじめどんな楽器を使うのかを決めておくと作業効率がアップします。

たとえば、無数にある楽器の中からぴったりのものを探して選ぶも、決めておいた楽器の中からぴったりのものを選ぶほうが楽ですよね。

基本的には参考にした曲と同じような楽器構成で良いと思います。

テンポを決める

事前準備でテンポはかなり重要です。

というのも、ジャンルによっては特定のBPMでしか成り立たないものも多いんですよね。

参考曲を聴きながらどのくらいのテンポが多いのかを分析しながら決めてみてください。

実際の編曲作業のやり方

事前準備が終わったら実際に編曲作業をしていきましょう。

編曲作業は以下の流れでやっていきます。

編曲作業の流れ
  1. リズムを打ち込んでいく
  2. コード進行をリズミカルに組む
  3. 後のパートを肉付け
  4. 簡単にミックス作業

ちなみにこの流れは下のツイートのデモソングからも確認できます。

それぞれ解説しましょう。

ドラムを打ち込んでいく

まず最初にドラム等のリズムパートから作っていきましょう。

「なぜ最初にドラム?」と思う人も多いかもしれません。

簡単に説明しておくと、ドラムから作ると完成図が予想しやすいので後の作業になるからというのが理由です。

曲の雰囲気やノリというのはリズムで左右されるのでまずはドラムパートを作り込んで生きましょう。

コード進行をリズミカルに組む

リズムパートを作ったら次にコード進行を組んでいきます。

このときに気をつけてほしいのが、「できるだけリズミカルにコード進行を組む」ということ。

これは先程と同じ理由で、コード進行もリズミカルなほうが完成図がわかりやすいからです。

また、コード進行が思いつかない場合は好きな既存曲のコード進行をまるまる真似するのでもOK。

コード進行に著作権はないので、音楽の共有財産としていろいろな曲から真似してみてください。

後のパートを肉付け

コード進行を組んだあとは残りのパートを作っていきます。

基本的には事前準備で決めておいた楽器構成の中で必要なものを選んで肉付けしていきましょう。

初心者の人は肉付けをするときには参考にした曲を真似するというのでももちろんOKです。

簡単にミックス作業

最終的にパートごとの音量などをざっと整えて編曲を完成させます。

本格的にミックスをしてみたい人は下の記事を参考にしてみてください。

おわりに

以上が初心者の人にオススメの編曲方法の解説でした。

このやり方が唯一の正解というわけではないので、この記事を参考にしてみて自分なりの方法を見つけてみてください。

また、筆者は音楽関連の講座動画をYouTubeでたくさん公開しているので、よかったらチャンネル登録お願いします!

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