【DTM初心者講座】ミキシングとは?やり方と使用機材を簡単解説!

  • 最終更新日:2019.08.14
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【DTM初心者講座】ミキシングとは?やり方と使用機材を簡単解説!

DTMをやっていて最初にぶち当たる壁として名高い「ミキシング(ミックス)」という作業。

数々の初心者を奈落の底に落とし続け、這い上がれなくなった者も多いという魔の作業です。

 

また、音楽を作りはしないけどミックスという作業について知りたいという人も多いことでしょう。

 

今回はそんな人に向けて、ミックスとはなんなのかということから、やり方使用する機材まで、ざっくりと解説していきます!

 

ミキシングとは?

結論から言うと、ミキシング作業というのは音と音を混ぜ合わせることを指します。

「MIXING」という言葉の意味の通りの意味です!笑

ミキシングという言い方以外にもミックス、ミックスダウン、トラックダウンという言い方がありますが、基本的には同じ作業なので、混乱しないようにしてくださいね。

 

もうちょっと具体的に説明してみましょう。

例えば皆さんが好きなアーティストやバンドの曲を想像してみてください。

大体の曲では歌やギター、ピアノ、ドラム(太鼓がいっぱいあるやつです!)といった複数の楽器が組み合わさることでひとつの音楽になっていますよね?

実は音楽を奏でる楽器の音は別々に録音されたあとに、心地よく聴けるように混ぜ合わされているんです。

ミキシングというのはまさにこの混ぜ合わせる作業のことです!

 

「混ぜるだけなら誰もできるんじゃない?」と思うかもしれませんが、意外と難しい作業で、ミキシングをする人によって完成した曲に大きな差が出てきます

料理で例えるとわかりやすいので、例えてみましょう。

録音された音というのは料理でいう食材にあたります。

たとえ一流の農家が作った最高に美味しい野菜や、A5ランクの高級和牛を使ったとしても、焦げてしまったり、砂糖と塩を間違えてしまうと不味い料理になりますよね。

ですが逆に、そこらへんのスーパーで買った安い食材でも、一流のシェフが使えば、最高に美味しい料理が出来上がります。

つまり、録音された素材が良くてもミキシングが下手だと曲を台無しにできてしまうし、素材が微妙でもうまくやればそれなりの曲にすることができるんです。

 

それだけでなく、「牛肉、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん」という同じ食材を使っても、カレーや肉じゃがなど色々な料理が出来上がりますよね。

それと同じように、同じ音の素材を使ってもミキシングによって曲は変わってきます

 

ただ録音されたトラックを並べて混ぜるだけでなく、繊細な技術や音楽的なセンスが要求される、というのがなんとなくわかってくれましたか?

ミキシング作業を専門としている「ミキシング・エンジニア」という職業があるほど、専門的で難しい作業です。

それほどミキシングは重要であるということの証明といっても過言ではありません。

 


やり方と使用機材

では具体的にどのようにしてミキシング作業をしているのかということを簡単に説明してみたいと思います。

この記事は初めてミキシングというものを知った人が、なんとなくでも理解できるように書いておりますので、できるだけ専門用語などは使いません。

使用機材もあわせて書いておいたので、ミキシングをするときには参考にしてみてください。

 

1.音量の調節

まずミキシングで一番重要になるのが、この音量の調節です。

考えてみればわかりますが、大抵の楽曲は歌が聴きやすいようになっていますよね。

ですが、現実世界ではエレキギターやドラムよりも大きな声で歌える人なんてほとんどいません。

 

ではどうして大きな音の楽器に負けないくらいボーカルが目立っているのかというと、他の楽器の音量を下げているからです。

このようにパートごとの音量バランスを綿密に操作し、心地よく聴こえるようにするのが、音量の調節作業です。

使用機材:フェーダー、コンプレッサー、リミッターなど

 

2.周波数の整理

スマホやiPod、ウォークマンなどに「イコライザー」という機能がついているのは皆さん知ってますか?

イコライザーというのは、音の低音部分や高音部分など、目的の周波数だけを増やしたり減らしたりする効果があります。

 

ちょっとわかりにくいと思うので、イコライザーの能力を実際にピアノの音で聞いてみましょう。

まずは加工前の音です。

 

  • 加工前の音

 

そして加工後の音はこちら。

  • 加工後の音

 

どうでしょうか、加工後の音の方がすっきりとした感じがしませんか?

これはイコライザーによって低音をカットしていることによって起こっています。

 

ミキシング作業では、イコライザーを使って楽器の音同士がぶつかり合わないように調整していきます

先程のピアノでいうと、低音をカットしたことによって低音部分に音のスペースが生まれ、そこに別の楽器が入ることができるんです。

逆にそのままだと音と音がぶつかってしまい、安定感のないサウンドになってしまいます。

使用機材:イコライザー、マルチバンドコンプレッサーなど

3.音の鳴る場所の整理

音が鳴っている場所もミキシングでコントロールされています。

音楽をイヤホンなどで聴いている人が多いかと思いますが、実は左右のイヤホンで別々の音が鳴っているんです。

 

注意深く聴いてみるとわかりますが、実際には左右のイヤホンで鳴っているはずなのに、頭の真ん中あたりで鳴っているように感じる音もありますよね。

あとは、奥で鳴っているように感じる音や、反対に手前で鳴っているように感じる音など、左右だけでなく前後、そして上下も表現できます。

 

こういった音の場所をコントロールするのもミキシングにおいて重要な作業のひとつです。

使用機材:DAWのPANメーター、リバーブなど

4.質感のコントロール

そして地味ではありますが、楽曲のクオリティを大きく左右するのが質感のコントロール作業です。

この作業は少しわかりにくいのですが、簡単に言えばくっきりし過ぎている音を少しにじませて、周りと馴染むようにしたり、

逆に際立たせたい音の輪郭をクッキリさせたりといったことなどを行います。

 

簡単に言えば音を加工することによって、心地よいサウンドを作り出す作業だと思って間違いありません。

使用機材:イコライザー、サチュレーター、コンプレッサー、オーバードライブなど

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回の記事をざっくりとまとめると

  • ミキシングとは音と音を混ぜ合わせる作業のこと
  • ミキシングでは「音量」「周波数」「鳴る場所」「質感」をコントロールして混ぜていく

ということになります。

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