作曲をしていて悩むのが「どうやって曲を展開させていくか」ということではないでしょうか。
AメロBメロサビといった定番の展開は知っていても、具体的にどうやってその構成を作っていくのかわからない人であったり、
逆にAメロBメロサビといった展開を避けて曲を作りたくても、頭に染み付いてしまって逃げられないという人は多いですよね。
今回はそんな人に向けて、曲の展開のさせ方を単純化して説明してみたいと思います。
なるべく簡単に書きますので、作曲に悩んだときのメモ代わりにもご活用ください。
ではいってみましょう。
1.メロディを変える
メロディを変えるのは一番オーソドックスな展開方法ではないでしょうか。
同じ伴奏をループして繰り返していたとしても、メロディラインを変えるだけで曲に展開を付けていくことができます。
J-POPではそういう展開の仕方は少ないですが、洋楽では多いですね。
HIPHOPなどでは定番の展開方法のひとつだと思います。
2.リズムを変える
リズムを変えることでも、曲が展開している感じを出すことができます。
ドラムが急に倍/ハーフテンポになることで展開するのはJ-POPでもおなじみの手法です。
Bメロでハーフテンポになる曲を何回も聴いたことがあるでしょう。
もちろんドラムのリズムだけでなく、伴奏全体やボーカルのリズムを変えることも有効です。
3.コードを変える
これもJ-POPではおなじみの手法のひとつですよね。
AメロBメロサビといった定番の曲構成も、ほとんどコード進行のパターンを変えることで展開させています。
とはいえコード進行を頻繁に変えるのはJ-POPならではの文化で、実は洋楽ではコードを変えてセクションを展開させるのはあまりオーソドックスではありません。
もちろんジャズなどではコードによる展開は頻繁にありますが。
4.音色を変える
実は音色を変えることでも曲を展開させていくことは十分可能です。
洋楽などではオーソドックスな手法で、同じコード進行・リズムパターンの上で伴奏の音色を変えることで展開させていく曲がたくさんあります。
5.パートを入れる/抜く
これも洋楽などでは定番の展開方法のひとつですが、最近では邦楽でもこの抜き差しの手法が増えてきました。
具体的に言えば、J-POPでいうBメロのところ(EDMなどでいうビルドアップ)ではパートが少なくなることが多いですよね。
あれもパートを抜き差しして展開をつける方法のひとつです。
あとは、Aメロに対してストリングスやギターなどを加えてサビを作る方法などもあります。
(逆に言えばサビからストリングスやギターを抜いてAメロを作ったとも言えます)
6.上記の組み合わせ技
紹介した方法を複数組み合わせて曲を展開させていく方法です。
J-POPは派手な展開をするのが定番ですので、「メロディ+リズム+コード+音色」を変えて展開をつけることが多いですよね。
ここまで全部を変えなくても、同じコード進行の上でメロディとリズムだけを変える方法や、リズムと音色だけを変える方法なども定番です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
他にも曲を展開させる方法はいくつかあると思いますが、有名なものは今回紹介した通り。
曲の構成もこのようなテクニックを使って作っていくことができます。
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