「電子ドラム×DTM用ドラム音源」=最強のドラム練習ツール

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ドラマーの皆さん、自宅練習、どうしてますか?

ドラムの自宅練習と言えば、練習パッドを買ったり、枕を叩いたり、雑誌をしばいたりすることが一般的だと思います。

中には電子ドラムの購入を検討している人もいるでしょう。

または買ってしまったけど、今の電子ドラムの音に不満を持っている方もいるのではないでしょうか。

今回はそんな方に「出来るだけ安く、かつハイクオリティな音で練習する方法」をご紹介します。

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ハイエンド電子ドラムは高すぎる

まずはじめにこの動画を観てください。

どうでしょうか。

この動画で使われているRolandの電子ドラムは、現在販売されている電子ドラムの中で恐らく一番高品質な「TD-50KV」というものです。

音もハイエンドにふさわしく、若干クセがありますが生ドラムを上手くシミュレートしています。

この電子ドラムを買えば誰でも家で生ドラムのような音で練習できますが、値段がいかんせん高すぎます。50万円です。

さらっと言ってしまいましたが50万円なんて電子ドラムに出せる人はなかなかいません。

僕ならバイクを買います。バイクも叩けば音が出ますし、しかも遠くに連れて行ってくれます。

冗談はさておき、練習用の電子ドラムに50万円かけるのはあまり現実的ではないでしょう。

「電子ドラム×DTM用ドラム音源」=最強のドラム練習ツール

そこで僕がオススメするのは、安めの電子ドラムにDTM用のドラム音源をアサインしてしまうという作戦。

何を言っているか分からないかもしれませんが、とりあえず下の動画を観てください。

これはRolandの電子ドラムに「Superior drummer 3.0」というDTM用の電子ドラム音源を組み合わせた演奏です。

かなり生っぽくないですか?

この電子ドラム単体ならこんな音がします。

どうでしょうか?かなり偽物っぽいですよね。

どうしてこの電子ドラムが先程のようにまるで本物のような音になるのか、と言いますと、単純にDTM用ドラム音源が素晴らしいから

逆に言えば、電子ドラムに高品質な音源を付属させるのはかなり難しいということです。

電子ドラムというのはパッド等のハードウェアと、音源モジュールというソフトウェアを組み合わせた商品であるため、開発費用が高くなります。

その開発費用にプラスして、電子ドラムは原材料費等もかかりますし、手頃な価格で高品質なものを作るのは困難です。

それに比べてDTM用ドラム音源は、音源ソフトウェアの開発だけでいいので開発費用も安く、原材料費もかからないので、手頃な値段でも素晴らしいクオリティのものが作りやすいのだと思います。

そこで、安めの電子ドラムにDTM音源を組み合わせることで、コスパよくクオリティの高い音で練習できるのです!

「餅は餅屋」的な感じですね。

ちなみに先程の動画で使われている電子ドラムは現在ディスコンとなってしまったRolandの「TD-20KX」という機種です。

ヤフオクで中古品を落札すれば大体15万円位だと思います。

「Superior Drummer 3.0」は大体5万円しない位なので、合わせて20万円くらいで上の動画と同じような音で練習できます。

ええ、言いたい事はわかります。20万円も高いですよね。任せてください。

下の動画はAlesisの「DM10 X」というモデル。今は生産中止になっていて後継機種の「Nitro Kit」というものが約5万円で現在販売されています。

とりあえず単品の音を聴いてみましょう。

この「The・打ち込み」みたいな音がした電子ドラムに、「Addictive Drums 2.0」という約2万円のDTM音源を組み合わせた演奏が以下の動画です。

かなり本物っぽいですよね。

つまり、合計7万円でもかなりいい音で練習できるということです。
やり方についてですが、最初はちょっと複雑ですが、1回設定してしまえば後はソフトを立ち上げればすぐ使えます。

設定方法は電子ドラムやソフト音源によって微妙に違うので詳しい説明は省略しますが、電子ドラムをPCに接続しソフト音源の「キーマッピング機能」でドラムパッドに音を割り当てて行くだけです。(これをやらないとスネアのパッドでシンバルの音が鳴ったりしてしまいます)

キーマッピングのやり方は検索すれば出てくると思いますし、YouTubeにも解説動画が多数あるので心配はいりません。

オススメの電子ドラムとDTM音源

はい、そんなこんなで「電子ドラム×DTM用ドラム音源=最強のドラム練習ツール」説が証明できたんじゃないでしょうか。

ここでは何買えばいいのか分からない方にオススメの電子ドラムと音源をご紹介します。

電子ドラム

メッシュパッドで静音性◎

まず、電子ドラムのオススメはAlesis社製品です。

音源モジュールのクオリティはそこまでではないですが、ハードウェアのクオリティはなかなかのものだと思います。

その中でも「Nitro Mesh Kit」はお手頃価格ながら、バスドラムが安物にありがちなトリガーペダルではなく、キックパッドを搭載。自分のキックペダルが使えます。

しかもメッシュパットなのでで静音性も高いです。

ドラム音源

ドラマー向け万能音源!

ドラム音源のオススメはまずは「Superior Drummer 3」です。

かなり生っぽいので、目を閉じればまるで本物のように叩けるのではないでしょうか。

パーツの名前が実機と同じだったり、チューニングも細かく設定できたりと、ドラマーが使いやすい音源となっています。

お手頃でおすすめ!

お手頃なモノが良い方には「Addictive Drums 2」がおすすめです。

生っぽさは先程の「Superior Drummer 3」には劣りますが、プロのミュージシャンも使う音源ですので練習には充分だと思います。

また動作がかなり軽いので、PCのスペックが心配な方にもオススメです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

DTMと言われると難しいイメージを持っているかもしれませんが、有効に活用できればドラマーさんにもメリットは沢山あります。

今回の記事が自宅練習を少しでも快適に、いい音で練習する助けになれば幸いです。

ではまた会いましょう、サッキーでした。

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