【作曲】キー(スケール)の 決め方!キーを変えたほうがいい場合とは?

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作曲をしているとき、「何となくキーやスケール決めてしまっているけど、これでいいんだろうか」と不安に思ってしまう人もいるんじゃないでしょうか。

結論から言えば、基本的には思いついた通りのキーやスケールでOK。

メロディが思いついているなら自動的にキーやスケールも決まってきます。

コード進行から作っていくときでも好きなキー、好きなスケールを使ってください。

もちろん、途中で変えたくなったら変えてもいいし、そのままでもいいんです。

とはいえ、少なからずキーを変えたほうがいい場合というのが存在するのも事実。

今回は、そんなキーを変えたほうがいい場合と、そのときのキーの決め方について解説していきたいと思います。

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楽器やボーカルの音域に無理がある

キーを変えたほうがいいということで、まず思いつくのは音域が合わない場合。

楽器やボーカルには出しやすい音域やおいしい音域がありますよね。

極端に出しにくい、もはや出ない音域を割り振らなければいけなくなってしまうなら、当然キーを変えたほうが無難です。

ただ、キーを変えるだけで解決するならいいんですが、解決しない場合もあります。

例えばボーカルが高すぎたから曲全体のキーを下げたら、逆にベースが最低音からはみ出してしまったときなど。

そういった場合にはアレンジを練り直しましょう。

ベースラインが作りにくい

最近の音楽ではベースのボトム感(=支え感)がますます重要になってきていると言われています。

いろいろと最近の音楽を聴いてみればわかりますが、昔よりもベースの音が大きく太くなっていることに気付くでしょう。

そんなベースのボトム感を作り出すのに重要なのが、ベースの音域

例えば、レギュラーチューニングのエレキベースだと、最低音はEですが、その1オクターブ上のEになるだけで、かなりボトム感が無くなってしまいます。

キーがE♭の曲などを作ってしまうと、トニックの音が上ずってしまうんですよね。

半音下げチューニングにできればいいのですが、バンドによってはレギュラーチューニングにしたい場合もあるでしょうし。そのへんは兼ね合いですね。

逆にシンセベースなど、いくらでも低く出来てしまう場合などは、とりあえず低くすればいいのかというと、何でもかんでも低くすれば良いというわけではないのが面倒なところ。

あまりに低すぎてしまうと音程感が無くなりますし、そもそもほとんどスピーカーで再生できなくなってしまいます。

求めているボトム感は作り手によって違うのは当然ですが、作りたいベースラインで求めているボトム感が出るかどうかを確認して、合わなそうだったらキーを変えるのが無難です。

譜面が見にくい

最終的に譜面に起こしてライブやレコーディングをする場合、演奏する人のスキルによってキーを変えた方がいい場合があります。

キーによっては♭や♯がたくさんついてしまうキーがあるので、譜読みが得意じゃない人が演奏する場合には、キーにこだわりがなければ変えたほうがいいでしょう。

例えば、思いついたまま曲を作って譜面に起こしたら、♯が7個も付いてしまったなんてことがあると、譜読みがそこまで得意じゃない人は困ってしまいますよね。

もちろん、プロミュージシャンならどんな譜面でも読めると思いますが、アマチュアミュージシャンで演奏する場合は調号によって演奏のしやすさも変わってきます。

最高でも♭や♯は4つまでのキーにすると見やすいのではないでしょうか。

参考までに♭や♯が4つまでのとメジャーキー、マイナーキーを書いておきます。

キーと記号の個数
  • ♭/♯なし:Cメジャー、Aマイナー

♭(フラット)系

  • ♭1つ:Fメジャー、Dマイナー
  • ♭2つ:B♭メジャー、Gマイナー
  • ♭3つ:E♭メジャー、Cマイナー
  • ♭4つ:A♭メジャー、Fマイナー

♯(シャープ)系

  • ♯1つ:Gメジャー、Eマイナー
  • ♯2つ:Dメジャー、Bマイナー
  • ♯3つ:Aメジャー、F♯マイナー
  • ♯4つ:Eメジャー、C♯マイナー

この中から選んでみるとある程度譜面も見やすくなりますよ。

作曲がもっとできるようになりたいときは

キーやスケールの決め方だけでなく、作曲ではいろいろな悩みやハードルがありますよね。

最近では、独学で作曲の勉強をする人も増えていますが、一人でやっていると伸び悩んでしまうことも多いと思います。

そんなときにオススメなのが、教則本などの書籍を参考に独学してみるという方法です。

独学をするときには、正しい情報を持つのが上達への近道。

独学で伸び悩んでいるときには、自分が信頼できる書籍を探してみてはいかがでしょうか。

ちなみに筆者がよくオススメしているのは『よくわかる〇〇の教科書』シリーズ。

例えば『よくわかる作曲の教科書』という書籍では、いろいろなジャンルで使える作曲の共通知識をわかりやすく学ぶことができます。

音楽理論を学びたいときには『よくわかる音楽理論の教科書』を読んでみるといいでしょう。

ただ、『よくわかる〇〇の教科書』は完全な初心者向けというよりは、数曲は作ったことがある初級者向けになっています。

作曲についての知識が完全にゼロの場合は少し難しいと感じてしまうかもしれません。

そんな完全な初心者の人には『作曲少女』がオススメです。

この本では初めて作曲をする女の子が主人公のライトノベルで、読んでいるうちに自然と作曲について学べるような内容になっているます。

最初は初歩中の初歩から始まるので初心者の人でも読みやすいと思いますし、物語の後半では結構本格的なテクニックなども紹介されるので、非常にオススメですよ。

また、筆者は音楽関連の講座動画をYouTubeでたくさん公開しているので、よかったらチャンネル登録お願いします!

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