ギターエフェクターの花形といえば、やっぱり歪み系ですよね。
エレキギターをする人なら必ず1台は持っておきたいエフェクターと言っても過言ではありません。
とはいえ歪み系エフェクターはかなり数が多いので、初めてだと迷ってしまうこともあるかと思います。
そこで今回はギター歴10年以上の筆者が、特にオススメな歪み系エフェクターをいくつか選んでみました。
歪み系は大きく分けて3種類
歪み系エフェクターと一言でいっても、実際はいくつかの種類に分けられます。
購入するときにも違いをわかっておくと便利なので、まずはその違いについて解説したいと思います。
さて、歪み系エフェクターは大きく分けて
- オーバードライブ
- ディストーション
- ファズ
の3種類があります。
それぞれに明確な定義があるわけではありませんが、オーバードライブが一番歪みの量が少なく、ディストーション、ファズになるにつれどんどん歪みが強くなるというのがギタリストの共通認識です。
サウンドを聴いたほうがわかりやすいと思いますので、わかりやすい動画を紹介します。
・オーバードライブとディストーションの比較
・ファズサウンド
もちろん、歪みの幅が大きいエフェクターでは「オーバードライブ」とメーカーが銘打っていても、ディストーションくらいまで歪むものがあったりもします。
その辺については以下のページで詳しく説明していますので、知りたい方はそちらも合わせてどうぞ。
オーバードライブのおすすめ
さて、歪み系エフェクターの種類がわかったところで、実際におすすめのエフェクターを紹介したいと思います。
今回は先程の「オーバードライブ」「ディストーション」「ファズ」の3種類に分けておすすめエフェクターをピックアップしてみました。
まずはオーバードライブからどうぞ!
FULLTONE OCD
OCDはとても優等生なオーバードライブで、どんなギターにも合う癖の無さが魅力。
多くのプロギタリストが使っており、操作性や音質は折り紙付きです。
歪みの幅が結構広めで、オーバードライブではありますが、ディストーションのようなサウンドまで対応することができます。
また、ローパスフィルター・ハイパスフィルターを切り替えるスイッチがあり、音の傾向を変化させることができたりと、音作りの幅が結構広めなオーバードライブです。
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BOSS BD-2 Blues Driver
こちらもオーバードライブのど定番!大体のギタリストが持っていると言っても過言ではない、Bossのブルースドライバーです。
サウンドとしては「皆が想像するオーバードライブサウンドそのもの」と言った感じで、まさに王道。
結構深くまで歪むので、いろいろなサウンドを出すことができるのもメリットです。
また、ブースターとしても定評があり、自然に音を持ち上げることが出来ます。
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One Control Strawberry Red Over Drive
現代的なオーバードライブの中でも特におすすめなのがこちら!
エフェクターやアンプのビルダーとして有名なBJF氏が設計した、オーバードライブです。
よくある「名機〇〇をイメージさせるサウンド」とではなく、新しいオーバードライブとして一から設計したそうで、今までのオーバードライブよりも現代的なトーンを特徴としています。
また、見た目や音は高級エフェクターなのに、価格は結構安めでコスパにも優れているエフェクターです。
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オーバードライブおすすめはこちらのページで、より詳しく紹介していますので、あわせてどうぞ!
ディストーションのおすすめ
BOSS DS-1X
BOSSといえばDS-1やDS-2といった、往年の名機と呼ばれるディストーションが有名なのですが、このDS-1Xはそれらのサウンドを継承しつつ、より現代的な仕様に蘇らせています。
サウンドの印象としては、分離感に優れ、歪みの粒も細かめで現代のディストーションに求められる条件はほとんどクリアしているように感じます。
また、以前に比べてノイズもかなり減っているのもグッドポイント。
ノブの効きも良いので、色々な歪みサウンドがこれ一台で作ることが出来ます。
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Suhr Riot
「ブティック系」と呼ばれる高級路線ペダルの中でも特におすすめなのがSuhr Riot。
スタックアンプをフルアップしたような歪みで、どこまで深く歪ませても分離感を維持しているのが特徴的です。
VOICEというスイッチにより、音の特徴を3種類切り替えることができるのもこのペダルの魅力。
歪みの幅の広さも相まって、これ一台で多彩な音作りをすることができます。
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JHS Pedals Angry Charlie
あんまり有名なエフェクターではありませんが、筆者が最近イチオシなのがこちら。
サウンドとしてはモダンハイゲイン系に分類されると思うんですが、音のクオリティがかなり高く、音作りの幅もかなり広いので、とてつもなく使いやすいペダルです。
歪みの幅が広く、クランチ~ハイゲインまで対応できますし、3バンドEQが搭載されていることで音作りもしやすくなっています。
特別な使い方などは出来ませんが、ひたすらに操作性と音の良さを追求したペダルです。
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ディストーションおすすめはこちらのページでより詳しく紹介していますので、あわせてどうぞ!
ファズのおすすめ
Jim Dunlop Fuzz Face
Fuzz Faceシリーズはファズの元祖にもなったエフェクターで、ジミヘンなども使用していたことで知られています。
ジミヘンが使用していたオリジナルモデルは生産終了していますが、近年はそれを再現したモデルも販売されています。
ファズののなかでもFuzz Faceはかなり音作りの幅が広く、芯が潰れたブーミーなサウンドはもちろん、オールドロックを彷彿とさせるディストーションやオーバードライブサウンドも作ることが出来ます。
最近だとFuzz Face Miniという、一回り小さいサイズのものがあり、コンパクトなシステムの人にもオススメです。
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Electro Harmonix Big Muff
シューゲイザーなどの轟音系ジャンルで定番なのがビッグマフ。
「弁当箱」とも言われる大きなボディを特徴としているファズエフェクターです。
今では小さいサイズのビッグマフもあるんですが、音が少ししょぼくなっていて、ファズマニアの間では「ビッグマフの音はあのデカイボディに秘密があるのでは?」と言われています。笑
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ZVex Fuzz Factory
ファズマニアの中でも特にファンが多いのがこのFuzz Factory。
いわゆる「ブチブチ・ブリブリ系」の音にもよく使われ、深く歪ませると音程感がまるでなくなるのが特徴です。
ノブが5つも付いていて、結構細かい音作りもでき、ビッグマフ系やファズフェイス系に近い音も作れたりするので、結構使い勝手が良かったりもします。
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ファズはこちらのページでより詳しく解説しています!
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は色々なエフェクターを紹介させていただきましたが、どれも違いがあってそれぞれ素晴らしいものばかり。
自分にぴったりの歪みを見つけられれば、より楽しんでギターを演奏できること間違いなしなので、ぜひ色々なものを試してみてくださいね。
また、筆者は音楽関連の講座動画をYouTubeでたくさん公開しているので、よかったらチャンネル登録お願いします!
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